ドーム型のソロテントなど定番のギアでは物足りないキャンパーにおすすめなのが「ビビィ」。
軽量を追求したほとんど寝袋のようなビジュアルが特徴で、フットワークの軽いキャンプが楽しめます。

ビビィってすごくコンパクトだけど、ちゃんと使えるの?
さすがに一般的なテントとは比較しにくいですが、思ったより便利で気軽な使い心地がいいんです!
本記事では、ビビィの選び方のポイントとおすすめ商品を紹介します。
ビビィを使うメリットとデメリットについても解説しているので、ぜひ購入前の参考にしてください。

ひろ
新しいキャンプグッズに目がなく、商品を購入した週末には予定を立ててしまうくらいのキャンプ好きで、公共交通機関で行けるキャンプ場を探すのが得意とする、旅好きの女性ソロキャンパー。
Index
寝る時だけならコンパクトなビビィは打ってつけ!
「テントは寝るときだけ」なんてアクティブなキャンパーにビビィはぴったりです。
ビビィの第一印象は、高さのある寝袋でした!
とても快適とはいいにくいものの、自然との一体感を感じやすいのがメリット。
コンパクトで可搬性が高く設営も一瞬なので、登山する方にもおすすめです。

ビビィとは?選び方のポイント
まずは、自分にぴったりなビビィを選ぶためのポイントを紹介します。
室内の高さで選ぶ
小ささを追求したビビィでも室内の高さは大事なポイントです。
低い天井の圧迫感がストレスになりがち……
とはいえ、高くなるにつれて横風の影響も受けやすくなるので、キャンプする環境も考えて選ぶといいですね。
デュオ用も!人数で選ぶ
ビビィはソロ用が多いですが、幅が広いデュオ用もあります。
少ない荷物のデュオキャンプにチャレンジするなら、デュオ用のビビィもアリ。
ただ、プライベート空間の確保にソロ用ビビィ2つの方がいいケースもあるので、相談してから決めた方が安心です。
重量で選ぶ
荷物の軽量化でビビィを選ぶケースが多いので、重量もチェックしましょう。
軽いモデルなら500g以下ですが、安定感や頑丈さが多少落ちます。
一方、天井が高めで頑丈なモデルほど重くなりがちなのが悩ましいところ。
自分のキャンプスタイルと重量・頑丈さとのバランスを考慮してセレクトしてください。
ビビィのおすすめ5選
ここからは、厳選したおすすめのビビィを5つ紹介します。
アウトドアリサーチ「ヘリウムビビィ」
スマートなビジュアルが目を引く、アウトドアリサーチの「ヘリウムビビィ」。
旧型のヘリウムビビィも人気でしたが、さらに軽量化されたモデルが登場しました。
防水性と通気性に優れたパーテックスシールドがアッパー素材に使われているため、快適に寝ることができますよ。



アクアクエスト「Hideaway Bivy Stealth」
大きなメッシュスクリーンが気持ちいいアクアクエストの「Hideaway Bivy Stealth」。



10,000mmの耐水圧を持った生地を採用しており、急な天候変化でも安心です。
コンパクトに収納できるので、リュックのサイドポケットにしまうことができて便利ですよ。
COMETX「一人用ビビィテント」
まずはお手頃価格のビビィを試してみたいという方におすすめなのが、COMETXの一人用ビビィテントです。
超軽量なX字型のフレームは、安定性があり、頑丈なので激しい暴風が吹いていても安心。
テント内も充分な広さがあり、窮屈さを感じにくいのも特徴です。



クオルツ「Bivvy sack One Arch」
野営を極めたい方にぴったりなクオルツのビビィ。
頭部はメッシュになっており、満点の星を眺めながら眠れます。
もちろんフルクローズも可能なので、真っ暗にして寝たい方にも最適です。



アウトドアリサーチ「アルパインアセントシェルビビィ」
軽量で耐久性が高く、透湿防湿性に優れたアウトドアリサーチのアルパインアセントシェルビビィ。
カルト的人気を誇るアルパインビビィの長所を引き継ぎつつ、通気性を飛躍的に向上させたモデルになっています。
ヘッド部分が少し余裕をもたせた設計になっており、ちょっとしたギアを収納できるのが特徴。



また、完全防水仕様で、外側が濡れていても、中が結露してシュラフなどが濡れてしまうことはありません。
軽量タープを合わせて使うと、さらに快適に過ごすことができますよ。
ビビィのメリット・デメリットを徹底調査
- 軽量で運ぶのがラク
- 設営が面倒じゃない
- 思ったより快適
- 狭くて寝返りが大変
- 室内が結露する
- 閉所が苦手だと厳しい
最大のメリットは、軽量で設営が簡単なため、初心者キャンパーでも気軽に使えること!
窮屈さを感じると思いきや、思ったよりも快適に過ごせたという声が多くありました。
タープと組み合わせて使うと日差しを軽減できたり、急な悪天候でも安心して使えますよ。
一方で、室内が狭く寝返りが大変、環境によっては結露しやすいと感じる方もいるようです。
コンパクトなサイズが魅力ではありますが、頻繁に寝返りを打つ方や、寝袋で寝るのが苦手な方には不向きかもしれません。
ビビィの手軽さよりも使い勝手をとる場合は、小型のドームテントなどを選ぶほうが、ストレスを感じづらいでしょう。
また、身体に沿う小型サイズで安全のために通気性を確保する必要があるため、通常の定番テントよりも結露しやすいのは確かです。
使用後にしっかりと乾燥させてカビ対策を行うことで、長く使うことができますよ。



ビビィのよくある質問
ビビィに関するよくある質問をまとめました。
ビビィは結露する?
ドーム型など定番のテントより結露しやすいです。
身体に沿う小型サイズで、安全のため通気性も確保する必要があるため仕方ないところ。
ジメジメした環境で使わなければマシですが、結露はある程度するものと割り切った方がいいです。
乾かしてカビ対策すれば大きな問題はありません。
かなり狭そうだけど、使いにくくないの?
寝るだけならそこまで狭くありません。
フレームで頭部を広くした構造が多く、フライを閉じてもスマホが使えるくらいのスペースがあり不快感は少ないです。
閉所が苦手なら、素直にほかのモデルをおすすめします。
タープはあった方がいい?
荷物に余裕があるなら、小型のタープだけでも持っていくのがおすすめ。
雨がフライに当たる音がかなりうるさく、頭上をタープで覆うと軽減できます。
小さなサイズもあるDDタープはいろいろ使えて便利です。
おすすめのビビィまとめ
寝る時だけしかテントを使わないキャンパーにとって、最低限のコンパクトで軽量なビビィは理想のギア。
自然をより身近に感じられるのも魅力です。
- 高さがある寝袋のような構造
- テントは寝る時だけのアクティブなキャンパー向け
- コンパクト・軽量で設営がカンタン
- 天井が高い方が快適だけど、風の影響も受けやすい
- 室内が結露しやすい
- 閉所が苦手だとキビシイ
- 自然との一体感が醍醐味
天気のいい夜は、ビビィで寝っ転がりながら星空を楽しんでみてくださいね。