ガスランタンはガス缶やカセットガスを燃料とするランタンです。
燃料が併用できるので持ち物が減らせ、ガソリンランタンより簡単に使えてキャンパーにも人気があります。
ガスランタンってどんなガスが使えるの?
種類も多いし、使い方が難しそう!
ガスランタンはさまざまなメーカーからたくさんのモデルが出ているので、自分に合ったモデルを探すのは大変ですよね。
そこで本記事では、ガスランタンの選び方のポイントや、おすすめのモデルを紹介します。
ガスランタンが気になる方はぜひ参考にしてください。
のん
ゆるきゃんにハマり、キャンプを始めた女性キャンパーで、CAMP ONではキャンプギアやウェアのレビュー記事を担当。穴場のキャンプ場や、キャンプ場ならではの楽しみ方をコラムで執筆予定。
Index
- ガスランタンの魅力とメリット・デメリット
- ガスランタンの選び方のポイント
- ガスランタンのおすすめ人気10選
- ガスランタンの代名詞ともいえる名作!コールマン「2500 ノーススター」
- メインランタンにぴったりの大光量 キャプテンスタッグ「テラパワーガスランタン L UF-2」
- さまざまな燃料が使える画期的な新作!SOTO「Hinoto」
- まるで太陽!?コールマン史上最大の光量「ノーザンノバ」
- CB缶使用でコスパ良し!ユニフレーム「フォールディングガスランタン」
- ほのかな明かりに癒されるコールマン「ルミエールランタン」
- 完成されたデザインが魅力のプリムス「2245ランタン」
- ソロキャンプにおすすめ!スノーピーク「ギガパワーランタン天オート」
- ハイセンスなデザインのFire-Maple「オレンジガスランタン」
- キャンドルのような明かり スノーピーク「リトルランプ ノクターン」
- おすすめ人気ガスランタン比較一覧表
- ガスランタンの評判・口コミを徹底調査
- ガスランタンのよくある質問(Q&A)
- おすすめのガスランタンまとめ
ガスランタンの魅力とメリット・デメリット
明るさと使いやすさのバランスが取れており、初心者でも比較的使いやすいアイテムです。
ガス缶は液体のガソリンや灯油と違い、漏れる心配がないので持ち運びに気を使わなくてもOK!
バーナーなどと同様、取り扱いにさえ注意すれば仕組みはそう複雑ではありません。
アイテム選びの参考になるよう、使用上のメリット・デメリットを紹介していきます。
ガスランタンのメリット
ガスランタンは点火と消火が容易で、扱いやすいのが特徴。
多くの製品がガス缶装着後にツマミをひねるだけで簡単に着火できるので、アウトドア初心者にもおすすめです。
ガス缶を使用しているので、CB 缶であればコンビニやスーパーなどで簡単に燃料を入手できます。
「キャンプや登山当日に燃料がない!」と焦らなくても大丈夫です◎
また、ガソリンランタンやオイルランタンと比べて、ガスは汚れにくく、メンテナンスがとても簡単!
クラシカルなデザインのアイテムが多く、炎のゆらめきを楽しめるのも魅力です。
ガスランタンのデメリット
ガスランタンのデメリットは、ほかのランタンと比べて燃焼時間が短く燃費が悪い点。
そのため、ランニングコストはやや高めです。
また、ガスランタンは炎が光源のため、一酸化炭素中毒や火事が起こるリスクがあります。
閉め切ったテント内では使用できません。
屋内で使用したい場合は LED ランタンを検討しましょう◎
ガス缶が外気温によって冷やされ、液体状のガスが気化できない状態(ドロップダウン現象)になると点火できないこともあります。
使用したい時にこれが起こると厄介なので、事前対策が必要になってきます。
ガスランタンの選び方のポイント
ここからは選び方のポイントを解説していきます。
キャンドルのタイプで選ぶ
ガスランタンには、大きく分けて、扱いやすい「直接点灯タイプ」とサイトを明るく照らせる「マントルタイプ」の2種類があります。
それでは、具体的にそれぞれの特徴を見ていきましょう。
直接点灯タイプ
- 火力調整用のツマミを回してガスを出し、ライターで着火する簡単操作
- 近くに置いても眩しくなく、手元を照らすテーブルライトに最適
- 噴出するガスに火が点いているだけなので、光量は控えめ
直接点火式はガスに火をつけるだけで、取り扱いが簡単なことが特徴。
初心者でも比較的スムーズに点火できます。
マントルタイプ
- マントル(光源となる網目状の袋)を使うため明るい
- ガスをためて燃やすため明るく、メインライトにおすすめ
- 慣れるまではマントルの空焼き(炭化)にコツがいる
マントルがあると電球のような明るさになり、メインランタンとして使用できます。
しかし、初回やマントルが破れた場合には、マントルの装着や空焚きという手間が必要です。
マントルを使わないタイプはロウソクのような優しい光となり、サブランタンとして卓上ランプなどで使用します。
用途と明るさで選ぶ
ガスランタンの使用目的がメインランタンかサブランタン(テーブルランタン)かによって必要な明るさは異なります。
メインで使う場合はテントサイト全体を照らす明るさが必要なので、1000ルーメン以上もしくは200W以上もしくは300ルクスの光量を目安にしてください。
サブの場合は、メインほどの光量は必要ないので明かりの雰囲気やデザインを重視して選んでもいいでしょう。
ガスランタン初心者の方にはマントルを使わないタイプや、簡単に着火できる「圧電点火式」がおすすめです。
対応するガス缶の種類(OD缶・CB缶)で選ぶ
ガスランタンに対応するガスの種類は主にOD缶とCB缶の2種類です。
〈OD缶とCB缶の違い〉
OD缶
アウトドア(OutDoor)缶。コロンとした丸い形が特徴でアウトドアメーカー各社から発売されている。
気温が低くても火力が安定するのがメリット。110缶、250(230)缶、500缶の3サイズがあり、通常用と寒冷地用がある。価格はCB缶より高め。
CB缶
いわゆる家庭用のカセットボンベ。ホームセンターやコンビニエンスストア、100円ショップなどでも購入できリーズナブル。
CB缶を使えるランタンはOD缶に比べると少なめ。火力がやや弱めで不安定になることも。
OD缶を使うガスランタンを選ぶときは、使っているバーナーなどとメーカーをそろえると併用できて便利です。
CB缶を使うガスランタンは多くないですが、CB缶は低価格で入手しやすく、使いきれなくても家庭のカセットコンロで使えるなどメリットも多いですよ。
連続燃焼時間で選ぶ
ガスランタンはガス缶1個の燃焼時間は短めで、光量が大きいほど比例してガスの消費量も増えます。
1泊のキャンプであれば5~7時間は点灯させておくので、メインランタンであれば大容量の500サイズ缶がおすすめです。
ガスの残量はわかりづらいため、1~2個は予備を持っていきましょう。
ガスランタンのおすすめ人気10選
ここからは、おすすめのガスランタンを厳選して10個紹介します。
- ガスランタンの代名詞ともいえる名作!コールマン「2500 ノーススター」
- メインランタンにぴったりの大光量 キャプテンスタッグ「テラパワーガスランタン L UF-2」
- さまざまな燃料が使える画期的な新作!SOTO「Hinoto」
- まるで太陽!?コールマン史上最大の光量「ノーザンノバ」
- CB缶使用でコスパ良し!ユニフレーム「フォールディングガスランタン」
- ほのかな明かりに癒されるコールマン「ルミエールランタン」
- 完成されたデザインが魅力のプリムス「2245ランタン」
- ソロキャンプにおすすめ!スノーピーク「ギガパワーランタン天オート」
- ハイセンスなデザインのFire-Maple「オレンジガスランタン」
- キャンドルのような明かり スノーピーク「リトルランプ ノクターン」
ガスランタンの代名詞ともいえる名作!コールマン「2500 ノーススター」
一般的にガスランタンはガソリンランタンに明るさが劣るといわれていますが、2500 ノーススターはガソリンランタンに匹敵する200W相当の明るさをもつ頼れる1台です。
ずっと変わらない伝統的なデザインと、初心者でも使いやすい実用性を兼ね備えています。
長年愛され続けているガスランタンの名作です!
メインランタンにぴったりの大光量 キャプテンスタッグ「テラパワーガスランタン L UF-2」
名前の通り280W相当の強力な明るさでメインランタンにぴったり。
上部のリフレクターに光が反射するので、効率よくサイトを照らせます。
持ち運びに便利な収納ケース付きなので、保管するにも便利です。
さまざまな燃料が使える画期的な新作!SOTO「Hinoto」
専用の充てん式タンクもしくはOD缶を取り付けて使うミニランタン。
なんと充てん式タンクはOD缶、CB缶、ライターガスなどさまざまな燃料が使え、少なくなったガスの使い切りに困らず便利です!
ロウソクのようなほのかな明かりで、スリムな形はテーブルの邪魔になりません。
まるで太陽!?コールマン史上最大の光量「ノーザンノバ」
発光面積の広いチューブマントルを2個使うことで、300ルーメンの驚異的な明るさを実現。
直視できないほどに明るく、まるで太陽を見ているようだという感想が多数!
広いサイトを隅々までしっかり照らせるメインランタンとしておすすめ。
ただしパワーの代わりにガスの消費量も多めなので、光量を調節して使いましょう。
CB缶使用でコスパ良し!ユニフレーム「フォールディングガスランタン」
低燃費なのに最大240W相当の明るさを実現したコスパのいいガスランタンです。
アルミのスタイリッシュなデザインは、ミニマルなスタイルにもぴったり!
CB缶を押し込むだけで簡単にセットできるので、初めてでも簡単に使えますよ。
CB缶使用のメインランタンを探している方におすすめ!
ほのかな明かりに癒されるコールマン「ルミエールランタン」
アニメ『ゆるキャン△』にも登場した、アンティーク調のオシャレなテーブルランタンです。
マントルを使用しないタイプなので、ガス缶を装着してつまみを回すだけで着火できます。
揺れる炎のムーディーな雰囲気はリラックスタイムに最適。
230gのOD缶1本で28~38時間も使える燃費の良さも魅力です。
完成されたデザインが魅力のプリムス「2245ランタン」
コンパクトでソロキャンプにもおすすめのモデル。
ホヤ部分は擦りガラスになっているのでまぶしすぎず、やわらかな光が特徴です。
下が細くなっているフォルムなのでテーブルに置いても影ができにくいように考えられています。
30年以上もデザインをほどんど変えず愛されている、まさに完成された逸品です!
ソロキャンプにおすすめ!スノーピーク「ギガパワーランタン天オート」
スノーピークの初代ランタンを軽量なアルミ素材にリニューアルしたモデル。
本体は缶コーヒーほどの大きさで、徒歩キャンプやツーリングキャンプにも気軽に持っていけます。
小さくても80W相当と明るく、イグナイター(着火装置)付きなので使い方も簡単です。
ハイセンスなデザインのFire-Maple「オレンジガスランタン」
中国発の「Fire-Maple」はオリジナリティあふれるデザインが話題のアウトドアバーナーのブランドです。
ガスランタンにはアンティークなデザインが多いなか、オレンジガスランタンの本体はピンクゴールドが使われていて丸みを帯びた上品なデザインが特徴。
斜めになっているガラスホヤを回すと着火口が出現する仕組みもおもしろいです。
価格もリーズナブルで3年保証付きなのもうれしいポイント!
キャンドルのような明かり スノーピーク「リトルランプ ノクターン」
ピアノの用語で「夜想曲」を意味するノクターンというネーミングがオシャレ。
ロウソクのような小さな炎がかわいらしく、テーブルに置いて夜の静寂を楽しみたくなるようなランタンです。
本体は102gと軽量で使うガスの量もわずかで済むので、残量の少ないガス缶を使い切る手段としても使えますよ。
おすすめ人気ガスランタン比較一覧表
製品名 | コールマン 2500 ノーススター |
キャプテンスタッグ テラパワーガスランタン L UF-2 |
SOTO Hinoto |
コールマン ノーザンノバ |
ユニフレーム フォールディングガスランタン |
コールマン ルミエールランタン |
プリムス 2245ランタン |
スノーピーク ギガパワーランタン天オート |
Fire-Maple オレンジガスランタン |
スノーピーク リトルランプ ノクターン |
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特徴 | 安定感がある定番モデル | 効率よくサイトを照らせる | ガスを充てんして使える | 明るさ最強 | CB缶使用で明るい | アンティーク調でおしゃれ | 完成されたデザイン | コンパクトで簡単 | 上品なデザイン | キャンドルのような明かり |
サイズ | 約φ14.5×26(h)cm | 外径200×高さ230mm | 幅38X奥行38X高さ156mm | 約38x33x45(h)cm | 約13.5×12×35.5(高さ)cm | 約φ7.3×6×18.3(h)cm | 8.3×8.3×12.7cm | φ59×95mm | 直径50mm高さ134mm | 42×40×105(h)mm |
重量(本体のみ) | 約1.3kg | 1.1kg | 232g | 約1.9kg | 約1.4kg | 約210g | 200g | 125g | 125g | 102g |
明るさ | 約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)約1,543lm(ルーメン) | 最大(約)1,400ルクス(白熱電球:280W相当) | – | 最大3,000lm | 最大240W相当 | – | 約370ルクス | 80W | – | – |
燃焼時間 | 約4~8時間(470g缶使用時) | 2時間40分~3時間(CS-250使用時) | 充てん式専用タンクで1〜2時間 | 約2~4時間(470gレギュラー缶使用時) | プレミアムガス:約4時間 レギュラーガス:約5時間 |
約28~38時間(230g缶使用時) | 約8時間(IP-250タイプガス使用時) | – | 約56時間(230g缶使用時) | – |
ガスのタイプ | OD缶 (マントル有) |
OD缶 (マントル有) |
OD缶、CB缶、ライターガス(専用タンクに充てん) | OD缶 (マントル有) |
CB缶 (マントル有) |
OD缶 (マントル無) |
OD缶 (マントル有 |
OD缶 (マントル有) |
OD缶 (マントル無) |
OD缶 (マントル無) |
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ガスランタンの評判・口コミを徹底調査
ガスランタンに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
良い口コミとしては以下の意見がありました。
- 安定して明るく、雰囲気がいい
- ガス缶は持ち運びが楽
- マントルなしのガスランタンは扱いが楽
ぬくもりのある光とガスの出る音が心地よく、キャンプの特別な雰囲気を演出してくれます。
OD缶やCB缶はガスバーナーとも併用できますし、オイルのように運搬時にこぼれる心配がないところもいいですよね!
悪い口コミ
悪い口コミとしては以下の意見がありました。
- ガスの出る音がうるさく感じるかも
- 燃料のコスパがあまりよくない
人によってはガス缶から出る音がうるさく感じる人もいるようです。
LEDやオイルランタンに比べると、燃料のコスパがいいとはいえません。
ガスランタンのよくある質問(Q&A)
ガスランタンに関するよくある質問をまとめました。
マントルの寿命や交換時期は?
ガスランタンのマントルはメーカーによって強度の違いはあるものの、空焼きがうまくできれば数十回は使い続けられます。
交換のタイミングは穴が開いたとき!
空焼き後のマントルは繊細なので、いつ穴が開いてもいいように予備のマントルを常に持っておきましょう。
ガス缶の保管方法は?寿命はある?
ガス缶は高温の場所では爆発する可能性があるので、40度以下の場所で保管しましょう。
車の中に置きっぱなしは高温になるので危険です!
プリムスの公式サイトによると、ガス缶は2~3年を目安に使い切ることを推奨しています。
ガス自体の成分は変わりませんが、金属やゴムが劣化するので早めに使い切るのがおすすめです。
ガスランタンの点検で見るべきポイントは?
OD缶を使用するタイプの場合、接続部分に「Oリング」と呼ばれるゴム製のパーツがあります。
Oリングが経年劣化するとガス漏れが起きてしまうので、定期的に硬化やひび割れがないかチェックしましょう。
その他にも点火装置が作動するか、マントルに穴が開いていないかも見てください。
・Oリングに硬化やひび割れはないか
・点火装置が作動するか
・マントルに穴が開いていないか
おすすめのガスランタンまとめ
ガスランタンは大光量のモデルから雰囲気重視のモデルまで幅広く、用途や好みに合わせて選べるランタンです。
- クラシカルなデザインとムーディな明かりがおしゃれ
- 用途はメインランタンorサブランタン(テーブルランタン)
- ガスランタンの燃料は主にOD缶とCB缶がある
- ガス缶は取り扱いが楽だが、高温と多湿には注意
- ガス缶の予備は多めに、替えのマントルも常備しておく
ガスランタンは、ガソリンランタンよりも扱いが簡単で、LEDランタンには出せない雰囲気があります。
キャンプサイトの雰囲気アップに、おしゃれなガスランタンを取り入れてみませんか?