キャンプはもちろん、ピクニックや海水浴、バーベキューなどであると便利なレジャーシート。
アウトドアシーンの雰囲気を盛り上げてくれる、魅力的なアイテムが数多く販売されています。
しかし、普通のレジャーシートは薄くておしりが痛くなり、くつろげないことが多いですよね。
そこで、本記事では厚手で快適なおすすめのレジャーシートをご紹介!
厚手のシートを選ぶメリットや選び方のポイントなどについても解説しています。
長時間座っていても疲れにくく、おしりが痛くならないレジャーシートを探している方は、ぜひ最後までチェックしてください。

のん
ゆるきゃんにハマり、キャンプを始めた女性キャンパーで、CAMP ONではキャンプギアやウェアのレビュー記事を担当。穴場のキャンプ場や、キャンプ場ならではの楽しみ方をコラムで執筆予定。
Index
厚手レジャーシートを使うメリット
- クッション性があり、おしりが痛くなりにくい
- 防水性・耐水性が高く、アウトドアでも安心
- 長時間座っていても疲れにくく、くつろげる
レジャーシートとは、ピクニックやキャンプなどで地面に座ったり、物を置いたりするときに野外で活躍するシートのこと。
ピクニックやキャンプ、運動会に花見など、幅広いアウトドアシーンで使えてとても便利です。
その中でも、厚手のレジャーシートは、アウトドアシーンをより快適にしてくれる優れモノ。
クッション性があるため、おしりが痛くなりにくく、長時間くつろげるのが魅力です。
また、防水性と耐久性が高く、湿った地面や濡れた芝生の上でも使えるので、シーンに合わせて複数のシートを使い分ける必要もありません。
丈夫で快適なレジャーシートを探している方にはぴったりのアイテムです。

厚手レジャーシートの選び方
厚手のレジャーシートは、アウトドアシーンを目一杯楽しむために持っておきたいアイテム。
ここからは、どのポイントに気をつけて選べばいいのかを解説します。
6つのポイントを参考に、自分にぴったりのシートを選んでみてください。
サイズで選ぶ
使用人数や状況に応じて、どのくらいのサイズが必要か考えながら選ぶのがポイント。
人数に合ったサイズの目安をもとに、検討してみてください。
1人用 | 60〜90cm×90〜120cm程度 |
---|---|
2〜3人用 | 90〜120cm×120〜180cm程度 |
3〜4人用 | 130〜180cm×180〜200cm程度 |
4人以上 | 180〜200cm×200cm以上 |
子ども1人であれば60×90cm、大人1人なら90×110cm以上のものがおすすめ。
2〜3人で使うなら100×150cm程度であれば、余裕を持って座ることができます。
それよりも多めの3〜4人の場合は、大きめサイズの150×180cmのものだと、程良い距離感を保つことが可能。
荷物を置いたり寝転んだりするスペースを確保するために、使用人数より少し大きめのものを選ぶのがおすすめです。
デザインで選ぶ
機能性や携行性に優れたレジャーシートですが、おしゃれなデザインのものが多いのも優れたポイント。
明るいチェック柄にストライプ柄や、自然と一体感を味わえるアースカラーなど、種類も幅広く用意されています。
また、最近ではスポーツ観戦や野外フェス、おしゃれなピクニック「おしゃピク」に使う人も増加中。
使いやすさに加えておしゃれさも重視しながら、気に入ったデザインのレジャーシートを探していきましょう。
素材で選ぶ
レジャーシートは地面に直接敷くため、素材によっては凸凹が気になってしまうことがあります。
主に使われている素材を中心に、詳しく見ていきましょう。
シートの素材 | 特徴 |
---|---|
ポリエステル | ・質感と肌触りが良い ・耐久性・防水性があり破れにくい ・水や汚れに強く、水洗いできる |
ポリエチレン | ・丈夫で破れたり穴が空いたりしにくい ・水や汚れに強く、水洗いできる ・軽量でコンパクトに持ち運べる |
コットン | ・肌触りが良く柔らかい ・厚手で比較的丈夫 ・自然に溶け込みやすい |
起毛 | ・肌触りがふんわりとなめらか ・生地に厚みがありボリューミー ・暖かく保温性が高い |
座り心地を重視したいなら、表地・中地・裏地の3層構造となっており、厚みが3mm以上のものを選びましょう。
表地にフリースや起毛を使用しているものだと、ふわふわと柔らかく手触りの良さも抜群。
なお、中地にコットンやウレタンフォームを用いているものは、厚みがありクッション性が高いのでおすすめです。
裏地にポリエチレンが使われていると、防水・撥水加工が施されて湿気や汚れにも強くなるため、外でも快適に過ごすことができます。
それぞれの特徴を理解し、自分の好みに当てはまるものを探してみてください。
機能性で選ぶ
より使いやすくなるよう工夫されたレジャーシートもたくさんあります。
どのようなものがあるのか、見ていきましょう。
防水・撥水加工
キャンプやバーベキューなどの飲食時に利用すると、食べこぼしや飲みこぼしが起きてしまうことがあります。
そのため、防水・撥水加工が施されていると汚れが付きにくく、誤ってこぼしてしまっても簡単に拭き取れるのでお手入れがしやすいです。
また、裏地にPVCコーディングや防水機能がついていると、地面が冷えていたり湿っていた場合でも冷気を和らげてくれるので便利。
地面が濡れたり湿っているときに長時間座っていても、水が沁み出すことなく快適に使うことが可能です。
砂よけ機能
レジャーシートの四隅を立てられるタイプだと、砂や小石、虫などの侵入を防ぐことができます。
スナップボタンやウォールベルトで囲んだり、ペグで差して固定したりとシートによって立ち上げ方も様々です。
セッティング後のシートサイズや、ウォールアップ部分の高さもあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
ペグ穴
風が強いシーンで使いたいなら、ペグで留められる商品を使用しましょう。
シートのペグ穴にペグを差し込むことでしっかりと地面に固定できるので安心です。
なお、ペグは別売りな場合もあるので、注文の際は付属しているか事前に確認しておきましょう。
携行性で選ぶ
持ち手が付いたレジャーシートだと、移動時に持ち運びやすくておすすめです。
持ち手の種類 | 特徴 |
---|---|
一体型 | ・レジャーシートと持ち手がついている ・折りたたむだけですぐに運べる ・シートと一体なのでなくしにくい |
分離型 | ・レジャーシートに持ち手がついていない ・専用ベルトや専用袋や付いてくる ・シートと分離しているのでなくしやすい |
収納袋をなくしてしまう不安がある場合は、持ち手が付いた一体型を使用しましょう。
丸めたり折りたたむだけですぐに持ち運べるので、短時間で片付けることができます。
また、分離型だと収納ケースや収納袋に入れられるので、よりコンパクトにまとめることが可能です。
洗濯方法で選ぶ
野外で使うためお手入れが必須なレジャーシートですが、洗濯方法は主に手洗いと丸洗いの2種類。
基本的には手洗いのアイテムが多いですが、素材によっては丸洗い可能なものもあります。
土や花粉、食べ物などの汚れも洗濯機で丸洗いできれば、メンテナンスの手間をかけることなく清潔な状態を保てるでしょう。
厚手レジャーシートのおすすめ10選
厚手のレジャーシートといっても、さまざまな素材や厚さのものが販売されています。



そんな私が、おしゃれかつ機能面にも優れたレジャーシートのおすすめを10個紹介します。
コールマン
中にPUフォームが入っておりクッション性に優れ、快適な座り心地でアウトドアを楽しめる!
普通のレジャーシートとしても使えるほか、スナップボタンでシートの縁を立ち上げると、砂やアリなどの侵入を防ぐこともできます。
裏地は、水を通さない素材が採用されており、地面が湿っていたりしても安心。
本体にハンドルとストラップがついているので、くるくると丸めて止めてコンパクトに持ち運ぶことができますよ。



モンベル
フィールドに茶の間を演出するために作られた野点用シートですが、通常のレジャーシートとしても使えます。



裏面にウレタンコーティングが施されており、優れた防水性を持ち、湿った地面の上でも衣服が濡れてしまう心配もアリません。
シートの四隅には、ペグダウン用のハトメもついているため、風が強い日でも安心して使えますよ。
ロゴス(LOGOS)
どんな地面でも使えるレジャーシートを探しているときに見つけたのが、断熱防水ピクニックサーモマット。
アルミ仕上げで、熱や冷気を和らげる断熱効果があり、湿った地面や濡れた芝生の上でも使える防水仕様になっています。



表面は起毛素材を採用しており、肌触りが良くて暖かいのも魅力。
見た目もおしゃれな帆布製の収納ホルダーがついているため、持ち運びもしやすく、ピクニックやイベントでも重宝しています。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
カラフルなチェック柄が目を引く、おしゃれなレジャーシート。
表面は起毛素材になっており、肌触りがいいのが特徴。



中にはウレタンが入っていて、3mmくらいの厚みがあるので、地面の温度が伝わりにくいのも快適さのポイント。
丸めるだけで簡単に収納でき、撤収が面倒なんだよなという方にもおすすめです。
Viaggio+
みんなでゆったり座れるレジャーシートを探している方におすすめしたいのが、Viaggio+のレジャーシート。
200×200cmの大判サイズで、大人5〜6人座れるため、ファミリーキャンパーやグループキャンプの方にもぴったり。
また、スナップボタンを止めて縁を10cmほど立てることができ、虫や砂、小石が入りにくく、安心して食べ物などを並べることもできます。



厚みのあるキルティング素材は、小石や砂利などの硬い場所でも快適に座ることができますよ。
アイリスプラザ
使用用途によって選べる3サイズ展開!
一人用の60×60cmから大人数で使える200×200cmの大判サイズまであるので、シーンに合わせて選ぶことができます。
また、約10mmの極厚キルティング生地で、屋外でも疲れにくく、快適に過ごせるのも魅力。



洗濯機での丸洗いも可能なため、お手入れが簡単なレジャーシートを探している方におすすめです。
Blue Giraffe
デザインにこだわりたい、カラフルでおしゃれなシートがいいという方におすすめなのが、Blue Giraffeのレジャーシート。
デザインの種類が多く、明るいカラーが豊富なので、自分の好みやサイトの雰囲気などに合わせて選ぶことができます。
表地は起毛素材ですが、裏面は防水防湿素材になっており、どんな地面にも安心して敷くことができるのが特徴。
キャンプやピクニックだけでなく、海水浴やお花見、遠足、花火大会、運動会などさまざまなシーンで活躍しますよ。



JIMENCE(ジーメンス)
自然に馴染む、シンプルでおしゃれなアースカラーが特徴のレジャーシート。
一人用のコンパクトなレジャーシートを探している方におすすめな140×70cmサイズ。
一人で座って隣に荷物が置けるくらいのゆとりがあり、寝っ転がることもできます。
また、裏地が防水仕上げになっているため、グランドシートとしても使用可能。
表面も撥水加工なので、キャンプで一晩使っても、浸水する心配もなく快適に過ごせます。



ヴァストランド(VASTLAND)
高いクッション性を持つ三層構造のキルティングシートが採用されており、凹凸のある地面でも快適にくつろぐことができるのが魅力。
さらに、両面撥水加工になっているので、湿った地面の上でも使えて、飲み物をこぼしてしまっても簡単に拭き取り可能です。
また、シートの端を立ち上げられて、砂や虫、枯れ葉などの侵入を防げて、寝転がったりハイハイをする小さな子どもがいるファミリーでも安心して使えますよ。



Catalonia
レジャーシートに座るとおしりが冷えるのが気になるという方におすすめなのが、フリース素材のレジャーシート。
表面がフリース素材になっており、底冷えを緩和してくれて、暖かく座ることができます。
でもフリースじゃ湿った芝生の上には敷けないよな…と思った方!
中層が防水コーティング、裏面は、防水性と断熱性に優れた素材になっており、湿った芝生の上でも浸透する心配はありません。
また、屋外でついた草やホコリを簡単にはらうことができ、洗濯機で丸洗い可能なので、お手入れも簡単ですよ。



100均で買える厚手レジャーシート
ここからはダイソーやキャンドゥなどの100均で買える厚手レジャーシートを紹介します。
比較的低価格で手に入るので、使用頻度が少ない方や、今日すぐに使いたいという方は参考にしてください。
防水性や耐久性・機能性などは、先ほど紹介した10個の商品に劣るため、頻繁に使う方や長く使い続けたい方は10選の中から選ぶことをおすすめします!



大きめサイズ!トランクの傷付き防止やお風呂の保温にも使える!
発泡タイプでクッション性抜群!
表と裏で硬さが違う!低反発でおしりが痛くなりにくい
コンパクトに折り畳めて持ち運びしやすい!
厚手レジャーシートのよくある質問
厚手のレジャーシートに関するよくある質問を集めました。
厚手のレジャーシートは洗濯できる?
洗濯不可のものが多いです。
そのため、使ったあとは軽くはたいて汚れを落としたあと、落ちない汚れは水拭きや中性洗剤で手洗いするようにしましょう。
そのあとは、カビなどが生えないよう、陰干しでよく乾かしてください。
防水仕様のシートは、地面が濡れていても使える?
ほとんどの厚手レジャーシートは、防水加工されていれば使うことができます。
ただし、安すぎるシートは、防水加工と書いてあっても長時間座っていると浸水してくるものもあるので、注意しましょう。
収納が簡単な厚手レジャーシートは?
収納袋付きものや、バンドがついておりくるくると丸めて収納できるものを選ぶのがポイント。
シート本体と収納袋が一体化しているものだと、なくす心配もないのでおすすめです。
おすすめの厚手レジャーシートまとめ
厚手のレジャーシートは、サイズやデザインだけではなく素材によっても特徴が大きく異なります。
特に、防水・撥水加工があるものだと、雨の翌日や水辺でも気軽に使用できるのでおすすめです。
あわせて、食べこぼしや飲みこぼしなどの汚れをきちんと洗えるか、お手入れ方法も事前に確認しておくと良いでしょう。
選び方のポイントを参考に、自分が使いたい人数やシーンに合ったレジャーシートを見つけてみてくださいね。