ノルディスクの「ウトガルド」は家型の大きなテント。
同ブランドでは、ティピー型の「アスガルド」の知名度が高く、ウトガルドはちょっとコアなテントかもしれません。
とはいえ、めちゃくちゃ広くてイチオシのモデルです!
本記事では、ウトガルドを愛用する私がリアルに感じたメリット・デメリットを紹介します。
ウトガルドが気になっている方は参考にしてみてください。
Index
ウトガルドの特徴と性能
まずはウトガルドの特徴・性能を紹介します!
ウトガルド |
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定員 | 2~8人 |
サイズ | 430×295×高さ240cm |
室内高 | 175cm |
重量 | 22.5kg |
素材 | テクニカルコットン/ コットン35% ポリエステル65% |
耐水圧 | 350mm |
ゆったりとした広めのサイズ
ウトガルドは、ゆったりとしたサイズでとにかく広いです。
室内レイアウトの自由度が高く、ギアを多めに持ち込んでもスペースに余裕があります。
寝室とリビングのように室内を半分に分けるレイアウトでも圧迫感なしで快適。
室内高も175cmと高く、室内移動がラクラクなのもうれしいですね!
コットン系の素材でオールシーズン使える
ウトガルドは、コットン35%・ポリエステル65%のテクニカルコットンでできています。
コットンは空気の層が多く、外の気温に左右されにくいのが特徴。
素材にコットンを混ぜているウトガルドは、オールシーズンで使いやすいです。
夏は涼しく冬は暖かいため、年中愛用できます。
耐水圧の数値は低めでも一般的
ウトガルドの耐水圧は350mmと、低めの数値で心配に思うかもしれません。
たしかにポリエステル素材のテントだと、耐水圧が1,500mmを超えるものも多いです。
ですが、コットン素材のテントだと耐水圧350mmは一般的な数値で、極端に低いわけではありません。
コットンは水分を含んで膨張することで防水性が高くなるので、雨漏りになりにくいメリットがあります。
ウトガルドのメリット・デメリット
ウトガルドをしばらく使ってみて個人的に感じたメリット・デメリットをまとめました!
メリット①:とにかく広い
まず伝えたいのは、そのサイズ感。
とにかく広いです。
室内の半分を寝室、もう半分をリビングにしても狭さをまったく感じないほど。
子供2人の4人家族でも充分くつろげました。
目の届く室内で子供たちを遊ばせられて助かります。
広びろな室内で冬のおこもりキャンプにぴったりなので、大人4人でもよさそう。
天井も高くてストレスフリー!
メリット②:天井が高い
身長180cmくらいの私でも頭をぶつけない高さに感動です。
今流行のワンポールテントとは違って出入り口にもポールが立っているので室内相当高く感じます。
端に行って初めて頭がつくので基本的にはストレスフリーですよ…!
意外と設営がカンタン
設営は意外とカンタンでした。
「大きめのテントだし設営大変だよなぁ……」と最初は不安でしたが、慣れたら問題なしです!
15分もあれば設営が完了しますよ。
※ペグダウンが多いという声もありますが、ロープをまとめればそこまで気にしなくてOK。
上記画像のようにサイドのロープはまとめちゃうと楽ですね!
デメリット①:重くて運ぶのが大変
フロアシートを足すと30kgを超えるウトガルドは運ぶのが大変……。
とはいえ、サイト内に駐車できるキャンプ場なら問題なし!
ウトガルドを使うようになってからは、どこに駐車できるかチェックしてキャンプ場を選ぶようになったのが事実。
家族でゆったり過ごしたい時に使うのでそこまで大きな問題ではないかなぁと思います。
デメリット②:値段が高い
また、購入を悩んだのは、やはりその価格。
約15万円のウトガルドは、テントとしては安いモデルはありません。
それでも「憧れのウトガルドでキャンプしたらきっと楽しいはず!」と購入を決断しました。
実際に使ってみると、デザイン・使い勝手のどちらも期待以上で満足度が高いです!
初期費用としてはかかりますが、その後の幸福感は値段では変えられませんでした……!
(なので控えめに言って最高です!)
ウトガルドの評判・口コミ
ウトガルドを実際に使っているユーザーの評判・口コミを紹介します!
良い評判・口コミ
良い口コミ・評判をまとめると
- 雪ならあまり布が濡れず重くない
- 結露しにくく冬キャンプにぴったり
- 4人家族で寝ても室内の半分をフリーにできるくらい広い
ウトガルドは、雪の中の冬キャンプでも快適に使えるのが分かります。
また、室内が広く、フリースペースを確保しやすいのもいいですね。
悪い評判・口コミ
悪い口コミ・評判をまとめると
- 雨では使いにくい
- 重量がある
素材にコットンをふくむため、ウトガルドは濡れると重くなる・カビが生えやすいなど雨の中での使用は気がかり……。
タープの「カーリ」を連結しても雨に濡れやすいです。
天気予報をチェックしてからウトガルドを使うか決めるのがよさそう。
また、8人でも使えるゆったりしたサイズの代わりに重量もかなりあります。
ウトガルドを他アイテムと比較
ウトガルドを他のテントと比較しました。
ギアの相性で、ノルディスク「アスガルド 19.6」と比較
手持ちのギアとの相性で、ノルディスクのティピー型テント「アスガルド 19.6」と比較しました。
愛用するギアを使い続けたいので大切です。
両モデルを比較すると、室内が四角形のウトガルドのほうが、ギアとの相性が良いと感じました。
アスガルド 19.6は、価格帯やサイズ感がウトガルドに近いモデル。
デザインが好みで迷いましたが、アルフェイム 19.6の室内は円形でギアのレイアウトがちょっと難しそう……。
その点、テーブルやコットなど、長方形のギアでも配置しやすいウトガルドに分があります。
室内高でスノーピーク「ドックドーム Pro.6」と比較
スノーピークの「ドックドーム Pro.6」と室内高で比較しました。
腰痛持ちの私はなるべくかがみたくないので、その点でウトガルドのほうが室内高があって快適そうと感じました。
ドックドーム Pro.6の室内高は155cm、ウトガルドの室内高は175cmと、その差は20cm。
パネルの自由度が高く、魅力的なドックドーム Pro.6ですが、室内高ではウトガルドに軍配です。
満足度でテンマクデザイン「サーカス 440」と比較
テンマクデザイン「サーカス 440」と満足度で比較しました。
新しいテントに満足できないと、またすぐ次のテントに目移りしてしまうので、中途半端な買い物は避けたいところ。
その結局、より満足できそうなウトガルドの購入を決めました。
サーカス 440の室内はウトガルドと似た四角形で、ギアの置きやすさならサーカス 440もアリ。
値段はウトガルドの半額くらいでお財布にもやさしいですが、憧れていたノルディスクのウトガルドがほしい!
ウトガルドの前でコーヒーを飲んで満足している自分を想像できたんです。
どのテントに満足するかは人それぞれですが、私の場合はウトガルドがぴったりと思えました。
ウトガルドの設営方法
ウトガルドの設営方法を紹介します。
ウトガルド設営の流れ
- グランドシートを敷き、その上にフロアシートを敷く
- フロアシートをペグダウンする
- ポールを使う場所に置く
- フロアシートの上にフライシートを広げる
- フロアシートとフライシートをジッパーでつなげる
- 四隅の短いポールを立て、ガイロープを張る
- 入り口の2本のポールを立て、ガイロープを張る
- もう片方の入り口も同様に2本のポールを立て、ガイロープを張る
- センターポールを立てる
- 残りのガイロープを張る
手順にすると大変に見えますが、慣れるとあまり時間はかかりません。
ノルディスク公式が配信するウトガルドの設営動画もぜひチェックしてくださいね。
設営の流れだけでなく、サイズ感も分かっておすすめです。
ウトガルド専用のフロアシートは別売りです。専用だけあって使い勝手よし!
ノルディスク・ウトガルドのレビューまとめ
ノルディスクのウトガルドは、広々としたサイズで室内だけでも充分くつろげるスグレモノ!
テクニカルコットンなのでオールシーズン使えますが、特に冬のおこもりキャンプに便利です。
- とにかくメチャクチャ広い
- 室内を寝室とリビングで半分に分けても余裕のサイズ
- 室内高があって頭をぶつけない
- 設営は意外とカンタン
- 値段は高いけど満足度はそれ以上で買ってよかった!
テントの中でくつろぐファミリーキャンプであればウトガルドはおすすめ。
愛用のギアで室内をコーディネートするとテンション上がりますよ!
値は張りましたが、ウトガルドを買ってからますますキャンプが楽しくなりました。