おすすめの焚き火台を探すと、必ずと言っていいほど紹介されているのがユニフレームのファイアグリルです。
焚き火台のベストセラーとして定番中の定番といわれる人気アイテムなので、一度は使ってみたいキャンパーも多いのではないでしょうか。
本記事ではユニフレームのファイアグリルを愛用している私が、実際に使ってみてわかった特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ユニフレームのファイアグリルが気になっている方へリアルな感想をお伝えしますので、参考にしてくださいね!
Index
ユニフレーム ファイアグリルの特徴とレビュー
まずはユニフレーム ファイアグリルの特徴・性能を紹介します。
ユニフレーム ファイアグリル |
|
サイズ | 使用時:430×430×(網高)330mm 収納時:380×380×70mm |
材質 | 炉、ロストル:ステンレス鋼 スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ |
重量 | 約2.7kg |
分散耐荷重 | 約20kg |
セット内容 | 炉、ロストル、スタンド、焼き網 ※収納ケースは別売りです。 |
1台で焚き火もBBQもダッチオーブンも楽しめる
ユニフレームのファイアグリルは、焚き火台とバーベキューグリル両方の要素を持っています。
焚き火台として使う場合、4本のスタンドがしっかりと支えるので、太い薪をたくさん置いても安定します。
直火禁止のキャンプ場では、地面に灰が落ちることも注意しなければいけませんが、ファイアグリルなら灰はロストルの下に溜まり、灰が落ちる心配がありません。
付属の焼き網をセットすればバーベキューもできますし、20kgの耐荷重があるので、スキレットやダッチオーブンを載せることも。
また、別売りで鉄板やポットハンガーなどのオプションアイテムがあるので、お湯を沸かしたりご飯を炊いたりと、1台あればいろいろな調理ができます。
計算された炉と網の構造で燃焼効率が高く、火の調節も簡単
ロストルとは、炉の中に敷いて風通しをよくする火格子のこと。
ファイアグリルは、穴のあいたロストルを炉の底に敷くことで、燃焼効率を高めています。
また、炉と焼き網を45°ずらして置くことで、四隅に空間ができるところが使いやすさのポイント。
一般的なグリルは、炭の上に完全に網が乗っている状態なので、網の上で食材を焼いているときは炭の調整ができません。
その点ファイアグリルは、空いている四隅から調理中でも火の量を調節できます。
また、網の四角は火力が弱いので、焼きあがった食材を保温しておけて便利!
ファイアグリルは使いやすくて燃焼効率が良く、独特の構造をしています。
ユニフレーム ファイアグリルのメリット
ユニフレーム ファイアグリルをしばらく使ってみて、個人的に感じたメリットをまとめました!
長く使えてコスパがいい
ユニフレーム本社は”金物の町”として知られている新潟県燕三条市にあり、その鍛冶技術は世界トップレベル。
ファイアグリルには耐久性の高いステンレス素材が使われているので、強力な炎の熱による変形にも耐えられ、ダッチオーブンも乗せられるほどの耐荷重も持ち合わせています。
これほどの品質を保ちながら1万円以下と手に入れやすい価格なのは驚きです!
初心者でも組み立て・片付けが簡単
ファイアグリルのパーツは4つ。
組み立て方はスタンドを広げ、その上に炉とロストルを乗せるだけです。
食材を焼く場合はスタンドのツメに焼き網を乗せて使います。
私が実際に初めて組み立てたときも迷わず簡単に組み立てられました!
片付けるときも炉の中にすべてのパーツを収納するだけなので持ち運びが楽です。
また、ひとつをバーべキュー用、もうひとつを焚き火台として2台使う場合も、重ねて収納すれば1つ分のスペースに収納可能。
2台持ちでも収納スペースが増えないのはうれしいポイントです。
オプションが豊富で使い方の幅が広い
ファイアグリルは別売りのオプションが豊富なので、さまざまな用途で幅広く使えます。
例えば、重いダッチオーブンを載せられる極太のヘビーロストル、置き場所に困るトングなどを掛けておけるハンガー、炒め物ができる鉄板など。
焼き網やロストルはスペアパーツがあるので壊れても安心です。
ユニフレーム ファイアグリルのデメリット
ユニフレーム ファイアグリルは良い商品ですが、デメリットもあるので紹介します。
ソロで使うには重い
レギュラーサイズのファイアグリルの重さは2.7kgあるため、ツーリングキャンプや徒歩キャンプには向きません。
3~4人向けのグリルなので、ソロキャンプには大きすぎると感じます。
そんな人のために、ユニフレームではソロキャンプ向けの「ファイアグリルsolo」が販売されています。
ファイアグリルの機能はそのままで、卓上でも使えるほどコンパクトなので、ソロキャンプであればsoloがおすすめです。
また、大人数に対応できる、焼き面積がレギュラーの1.6倍の「ファイアグリル ラージ」もあります。
焼き網の高さが変えられない
焼き網を載せるスタンドのツメ部分は、高さが固定されていて調節ができません。
四隅のすき間から薪や炭の量や配置を変えられるとはいえ、焼き網との間に高さがないので火を調節しにくいところがデメリットだと感じました。
ファイアグリルユーザーの中には、自作でツメを長くしたり、ホームセンターのキッチンラックを活用して網を高くしていたりと工夫しているようです。
ただ、網の高さを上げたら多くの薪がその分必要になるので、この高さがベストなのかもしれませんね。
ユニフレーム ファイアグリルの口コミ・評判
ユニフレーム ファイアグリルを実際に使っているユーザーの口コミ・評判を紹介します!
良い評判・口コミ
良い口コミで特に多かった意見をまとめると、
- コスパがいい
- 長持ちする
- 焚き火台としても優秀
- 焚き火&調理用の2個持ちもおすすめ
コスパが良くて長持ちするので、初めての焚き火台としてファイアグリルを選んだ人が多いようです。
しかも、他のキャンパーにおすすめしている人も多く「とりあえず選んでおけば間違いないアイテム」として浸透していることが分かりました。
悪い評判・口コミ
悪い評価や口コミはほとんど見つかりませんでした。
強いて挙げるとすれば、
- ソロキャンプには重い
- 人気なのでキャンプ場で被る
といった意見がありました。
ソロがメインなら、上記で紹介したファイアグリルsoloのようなソロ向けの焚き火台がよさそうです。
ユニフレーム ファイアグリルと競合商品との比較
ユニフレーム ファイアグリルを他の焚き火台と比較しました。
価格と重量で「スノーピーク 焚火台 L」と比較
美しさと堅牢性を兼ね備えたスノーピークの定番焚き火台です。
ファイアグリルとの大きな違いは重量と価格。
スノーピークの焚火台Lは、本体だけで5.5 kgとユニフレームの倍の重量があります。
基本的に焚き火台がメインなので、バーベキューをするためのグリルブリッジや焼き網などは別売り。
また、価格も本体だけでユニフレームの2倍以上、ベースプレートなどが付いたスターターセットになると4倍に膨れ上がります。
堅牢さはお墨付きですが、初めての焚き火台としては手が出しづらい価格帯なのがネックでした。
グリルの形状で「キャプテンスタッグ ヘキサステンレスファイアグリル」と比較
キャンプテンスタッグのグリルは六角形が特徴で、数人で囲んで使うのに便利。
5000円を切るコスパの良さはかなり魅力です!
ただ、口コミを見てみると炉が大きくて燃焼効率が高い分、調理には大量の薪や炭が必要になるとのこと。
また、灰受けがないので、直火禁止のエリアでは地面を守るための焚き火シートが必須です。
六角形であることにメリットを感じられず、少ない薪でも焚き火台ができるユニフレームを選びました。
構造のシンプルさで「LOGOS(ロゴス)LOGOS the ピラミッドTAKIBI」と比較
ピラミッドスタイルの焚き火台兼グリルで、ユニフレームのファイアグリルと大きさや価格帯が一番似ています。
公式サイトでは10秒で組み立て可能とあり、見た目よりも簡単に組み立てられます。
ユニフレームのファイアグリルは約2.7kg、ロゴスのthe ピラミッドTAKIBIはLサイズで3.1kgと若干重いですが、重量はほぼ同じ。
強度の高いゴトクが付属するので、ダッチオーブン調理も可能で、使い方のバリエーションが豊富です。
ただし、ユニフレームのファイアグリルよりも形が複雑で洗うのが大変そうだと思いました。
私がキャンプギアを選ぶ基準としてできるだけシンプルなことを重視しているので、メンテナンスが簡単で長持ちしそうなファイアグリルを最終的に選びました。
ユニフレームのファイアグリルレビューまとめ
1台で焚き火も調理もでき、耐久性があるユニフレーム ファイアグリルは、機能とコスパのバランスがよい焚き火台です。
- 1台で焚き火から調理までマルチに使える
- コスパがよく長持ち
- オプションパーツが豊富
- 1人用ならsolo、大人数用のラージもある
リーズナブルでありながらヘビーユーズにも対応する堅牢さは、さすがベストセラー商品!
これからもずっと使い続けていきたいお気に入りの焚き火台です。