ペトロマックスの有名ランタン「HK500」シリーズ。
なかなか手に入れることが難しく、キャンパー憧れの灯油ランタンと言っても過言ではありません。
とは言え、初心者からすると灯油ランタンは手順が難しく少し怖いイメージもありますよね。
本記事ではペトロマックスHK500シリーズを通して灯油ランタンの魅力について紹介していきます。
ランタンの新調や買い替えを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
てっさん
友人に誘われて参加したキャンプが楽しく趣味の一環になり、都会ではあまり見ることができない星空を見ながら、コーヒーを飲んで一服する時間が至福と感じるエンジョイキャンパー。キャンプ初心者からベテランの方まで使える、低価格でクオリティの高いアイテムを紹介していきます！
Index
ペトロマックス（Petromax）とは
ペトロマックスは1910年にドイツで誕生したアウトドアブランド。
ブランド名は灯油の「PETRO」と開発者である「MAX」をあわせたものになっています。
圧力式灯油の元祖として知られている加圧式灯油ランタン「HK500」はペトロマックスを代表するアイテム。
発売当時と変わらないフォルムで、今でも世界中から愛されるキャンパー憧れのランタンです。
現在はランタン以外にも商品展開を広げており、アウトドアシーンを盛り上げるために進化を続けているブランドです。
灯油ランタンとは
まずは、灯油ランタンがどんなものなのか簡単に紹介していきます。
灯油ランタンは、名前の通り灯油を燃料とする手持ちのランプのことをいいます。
灯油ランタンは加圧式とフュアーハンド式があり、今回紹介するペトロマックスの人気商品「HK500」は加圧式の灯油ランタンです。
加圧式灯油ランタンは本体内部に圧力をかけて燃料を気化させ、火をつける方式のランタンになります。
光量の多さと、燃料の手に入れやすさが加圧式灯油ランタンの特徴です。
ペトロマックス（Petromax）のランタン「HK500」の魅力
ここからは、ペトロマックスを代表する灯油ランタン「HK500」の魅力を紹介していきます。
高いデザイン性
HK500は発売当初からほぼ変わらないクラシカルなデザインが魅力。
レトロな雰囲気のあるHK500は、キャンプサイトに置くだけで味のある空間を演出してくれます。
カラーはシルバー（ニッケル）とゴールド（ブラス）の2色があり、それぞれ違った魅力があるので自分に合う方を選んでみてください。
| シルバー（ニッケル） |  |
ニッケルはシルバーカラー。耐食性が高く、サビやくすみに強い素材なので拭くだけで綺麗に保つことができます。ピカピカな質感が好き方におすすめ。 |
|---|---|---|
| ゴールド（ブラス） |  |
ブラスはゴールドカラー。使い込むことで表面に独特のくすみが出て味のある雰囲気を楽しむことができます。時間経過とともにアンティークのような風合いを楽しみたい方におすすめです。 |
灯油ランタンならではの優しい明かり
灯油ランタンは、火ならではのあたたかくゆらめく光が魅力。
優しい明かりがキャンプサイトを包み、癒やしの時間を演出してくれます。
周囲を明るく照らしてくれるだけでなく、夜のゆったりとした時間を彩ってくれるのが嬉しいですよね。
扱いやすい燃料
灯油ランタンの燃料である灯油はガスに比べ安価に手に入れることができます。
灯油はガソリンスタンドでも購入することができるので、燃料が足りなくなってしまった時や忘れてしまった時も安心。
燃焼時間が長いのがポイントで、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
ペトロマックス（Petromax）のランタンの評判・口コミ
ここからはペトロマックスの実際の評判や口コミを紹介していきます。
良い評判・口コミ
お気に入りのランタン
— あっちゃん (@atttttttttttttu) December 19, 2022
ペトロマックスhk500☺️
扱い難しいけどかっこいい💕 pic.twitter.com/XEIFOunxj8
新ランタンちゃん、ペトロマックスhk500ニッケルがお家に来ましたー😙
— 🐶にわかおじさん🐶ソーイングおじさん部🧵 (@cactus_PC_JEEP) March 24, 2022
めちゃ明るいしかっこかわいい😍 pic.twitter.com/cUurxc8Ha4
今日3本目のスェーデントーチとペトロマックス hk500のあかりと長瀞のイルミネーション！幻想的な灯りに癒されまくり！！ pic.twitter.com/b12wFO9YRw
— バンcamp (@uWtqttEbfFCNAiQ) November 11, 2023
見た目がかっこいい、かわいいという声がたくさんありました。
クラシカルで上品な雰囲気が魅力のHK500は、アンティーク感のあるアイテムが好きな方には堪らないアイテムですよね。
さらに、灯油ランタンならではの明かりについても高評価でした。
普段感じることのない柔らかな明かりは、非日常を感じることができ癒やされること間違いなしです。
悪い評判・口コミ
ペトロマックスの灯油ランタン初点火！
— TAMAKKOworks (@tamakko_rider) July 21, 2018
手順凄い面倒だけど、これは自己満度高いゾ！ pic.twitter.com/2r3sKu8zHa
手順が多く面倒だったという声がいくつかありました。
灯油ランタンは点火までにいくつか手順があり、手こずることも多いかもしれません。
しかし、慣れてしまえば誰でも問題なく点火できるようになります。
点火までのちょっとした苦労の過程も楽しめると思うので、諦めずに挑戦してみてくださいね。
また、HK500は偽物が多く出回っています。
購入する際はこちらも注意するようにしてください。
ペトロマックス（Petromax）HK500
ペトロマックスの「HK500」は世界で最も有名な圧力式灯油ランタン。
200以上のパーツから構成される繊細で美しいデザインは、ランタン愛好家から多くの支持を得ています。
明かりの調整や灯油の補充も比較的簡単なので、灯油ランタンを初めて使うという方にもおすすめ。
クラシカルなデザインと灯油ランタン独特の優しく柔らかな光は、癒やしの時間を演出してくれます。
| カラー | ニッケル、ブラス |
|---|---|
| サイズ | φ17×40cm |
| 重量 | 2.4kg |
| タンク容量 | 1L |
| 燃焼時間 | 約8時間 |
| 明るさ | 500CP（約400W） |
| 使用燃料 | 灯油、スターケロシン |
HK500の使い方
販売当初からほぼ仕様や設計が変わらないHK500は、点火するまでに手順があり、慣れが必要になります。
ここからHK500の点火〜消化までの使い方を説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
①燃料を入れる
圧力計がついたキャップを反時計回りに回して外し、付属のじょうごを使用し灯油を注いでいきます。
※灯油はタンクの7分目を超えないように注意してください。
②マントルを設置する
ホヤガラスの上下についている保護リングを外し、インナーチムニーの裏側のノズル部分にマントルを設置します。
マントルの端にある紐をノズルの溝に沿わせるように固定し、紐で2重に固く結んでください。
※余った紐はハサミで切るようにしてください。
③ポンピングする
- グリップホイール：矢印が上向きになるように回す。
- 圧力調整スクリュー：時計まわりに回して閉める。
- 予熱バーナー：レバーが閉じているか確認する。
上記3点を確認してから、ロックを外しポンプを伸ばしてポンピングしていきます。
圧力計の針が中央の赤いラインのところにくるまで続け、終わったらポンプの先を回して締めます。
④マントルのから焼き
余熱バーナーのレバーを下げると、霧状の灯油がホヤガラスの内側に吹き出します。
レバーを手前に引きフレームチューブの着火口から、チャッカマンやライターで着火しましょう。
マントルに火が移ったら、余熱バーナーのレバーを上にあげて火を止めます。
マントル全体に火が燃え広がり白い灰状に変化したら、から焼きは完了です。
⑤プレヒート（予熱）
圧力が下がっていたら、再度圧力計の針が赤いラインにくるまでポンピングします。
予熱バーナーを手前に引いて、再びライターなどで点火。
炎が勢いよく噴射してジェネレーターを熱し始めるので、そのまま炎を噴射させ90秒以上予熱します。
⑥点火
プレヒートが90秒以上経過したら、グリップホイールの矢印が下向きになるように回します。
マントルに点火したら予熱バーナーのレバーを元の位置に戻して点火完了です！
⑦消火
圧力計の横についている圧力調整スクリューを反時計まわりに回すと、タンクの圧力が抜け自動的に火が消えます。
※グリップホイールを閉めて消火しないよう注意してください。
HK500使用時の注意点
ここからはHK500使用時の注意点をまとめていきます。
ポイントをおさえて安全に使用するようにしてくださいね。
▼使用できる燃料
HK500は使用できる燃料は灯油のみとなります。ガソリンやアルコールなど、他の燃料を使わないように注意してください。
▼使用できる場所
HK500は屋外での使用を前提に作られています。火災や酸欠などの事故が起こる可能性があるので、コテージ内やテント内では使わないようにしてください。
▼定期的なメンテナンス
長く使用していると内部にすすが溜まってしまったり、緩んでしまう部品があります。定期的にクリーニングや、部品を締め直すなどのメンテナンスをするようにしてください。
▼持ち運びや保管する環境
HK500はガラスでできているので、破損しないよう持ち運びや保管の際は注意してください。「アクセサリートランスポートバッグ」という専用ケースも販売されているので、一緒に使うのがおすすめです。
持ち運びに便利なアクセサリートランスポートバッグはこちら
ペトロマックス（Petromax）エレクトロ
灯油ランタンのHK500シリーズのフォルムはそのまま、家庭のコンセントで使用できるアイテムです。
約60ワットの優しい明かりがお部屋を照らしてくれます。
加圧式ランタンが怖い方や自宅でキャンプの雰囲気を味わいたいという方におすすめです。
| カラー | ニッケル、ブラス |
|---|---|
| サイズ | φ17×40cm |
| 重量 | 2.4kg |
| タンク容量 | 約60W |
ペトロマックス（Petromax）のランタンまとめ
ペトロマックス（Petromax）のランタンについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
長く愛されているペトロマックスのHK500はレトロな雰囲気と柔らかなあかりが魅力。
面倒な手順もありますが使っていくうちに、どんどん愛着が深まっていくアイテムです。
灯油ランタンは上級者向けのイメージがありますが、HK500は比較的取り扱いが簡単なので初心者にもおすすめ。
ペトロマックスのランタンで、ぜひ癒やしの時間を過ごしてくださいね。
