ソロ用の焚き火台を選ぶとき、何を重視すべきか迷いますよね。
ソロ用の焚き火台って小さくて使いづらくない?
焚き火も調理もできる使いやすいソロ焚き火台ってないの?
私も同じようにかなり悩みましたが、いろいろな焚き火台を比較して最終的に選んだのが、安定感抜群のユニフレーム「薪グリルsolo(ソロ)」です。
本記事では薪グリルsoloを実際に使ってみてわかった特徴やメリット・デメリットを紹介します。
薪グリルsoloが気になっている人は参考にしてください。
Index
ユニフレーム 薪グリルsoloの特徴と性能
まずはユニフレーム 薪グリルsoloの特徴・性能を紹介します。
ユニフレーム 薪グリルsolo |
|
サイズ | 使用時:約20.5×18×18.5(高さ)cm 収納時:約13.5×21×6.5(厚さ)cm |
材質 | ステンレス鋼 |
重量 | 約1.1kg |
耐荷重 | 約10kg |
付属品 | 収納袋 トング(初回生産のみ) |
ソロキャンプにぴったりなコンパクトかまど
薪グリルは、ユニフレームから発売されているステンレス製のかまどシリーズ。
「薪グリル」「薪グリルラージ」が発売されており、その後に新しく追加されたのがソロ向けの「薪グリルsolo」です。
昔ながらのかまどの形状なので、日本人にはなじみ深いですよね。
薪グリルsoloのパーツは本体と灰受け皿とゴトクのたった3つだけ。
組立ては本体に灰受け皿を引っ掛けるだけなので簡単にできます。
できるだけ荷物量を少なくしたいソロキャンプで1台で焚き火も調理も楽しめるアイテムです。
丈夫なステンレス製で簡単には歪まない
ユニフレームは”金物の町”新潟県燕三条市にあるアウトドアブランドで、世界でもトップレベルの鍛冶技術をほこります。
ユニフレームの代表的な焚き火台「ファイアグリル」は、丈夫なステンレス製で長く使えることが人気。
薪グリルsoloも、小さいながらしっかりとした厚みのあるステンレス製です。
そのため約1.1kgとソロの焚き火台としては重めですが、簡単には歪むことがないので長持ちします。
ゴトクも太くてしっかりしているので、小さくても安定感バッチリです!
ファイアグリルのレビューはこちらからチェックしてみてください。
オプションが多い
薪グリルsoloは、ユニフレームのさまざまなオプション品がフィットするように設計されています。
例えばユニセラ鉄板のハーフサイズは、薪グリルsoloにぴったり。
ユニセラ鉄板には余計な油を落とせるスリット入りもあります。
その他「キャンプ羽釜3合炊き」や「ユニ鉄」などもぴったりサイズなので、作りたい料理に合わせて選ぶことが可能です。
ちなみに私の場合は、ユニフレームのfanマルチロースターの網を使用していますが、100円ショップで売っているような小さい焼き網なども使えるので経済的です。
ユニフレーム 薪グリルsoloのメリット
ユニフレーム 薪グリルsoloをしばらく使ってみて個人的に感じたメリット・デメリットをまとめました!
風の影響を受けにくく、輻射熱で暖かい
薪グリルsoloは風防が一体になったような形状なので、焚き火が風の影響を受けにくいです。
風で灰が舞ってしまうこともないので安全に焚き火ができます。
また、焚き火の熱が風防に反射し、前面へ輻射熱が発生するので寒い季節に暖を取るのにもおすすめです。
取っ手が地味に便利
両側に取っ手が付いているので、焚き火をしたままでも簡単に移動が可能です。
芝生から砂利へ、雨が降ってきたからタープの下へなど、ちょっとだけ焚き火台の位置を変えたいシーンは意外とあるもの。
そんな場合に後方から取っ手を持ち、ヒョイッと持ち上げるだけで移動できるのは便利です。
バーナー用のゴトクとしても使える
薪グリルsoloの購入の決め手ともいえるのが、シングルバーナーのゴトクとしても使えるという点!
私が使用しているプリムスのバーナーのゴトクは小さいので、大きな鍋を置くときに安定感がないのが心配でした。
実際バーナーから鍋やスキレットを落としてしまって料理がダメになったことが何度もあります。
薪グリルsoloはシングルバーナーがピッタリおさまり、頑丈なゴトクに鍋を置けるので不安定になりません。
シングルバーナーのサイズによっては使えない場合もあるので、高さを確認してみてくださいね。
ユニフレーム 薪グリルsoloのデメリット
ユニフレーム 薪グリルsoloのデメリットも紹介します。
薪は小さくカットする必要がある
薪グリルsoloは幅20cm✕奥行18cmほどなので、長さが40cmほどある一般的な薪はどうしてもはみ出てしまいます。
上手く燃やすには半分程度にカットした薪を使わなければいけません。
薪グリルsoloにかぎらず、ソロ用のコンパクトな焚き火台は大きな薪が入らないものなので、バトニング用ナイフやノコギリが必須ですよ。
もしくはあらかじめ短くカットされた薪を使う方法もあります。
ロストルがないので燃焼不良で煙が上がることがある
薪グリル・薪グリルラージに付いているロストルが薪グリルsoloにはないので、燃焼効率はあまり良くありません。
実際に薪を燃やしていると、燃焼不良を起こして煙がモクモクと上がることがありました。
じっくり燃やして熾火状態にするのはなかなか難しいかもしれません。
ユニフレーム 薪グリルsoloの評判・口コミ
ユニフレーム 薪グリルsoloを実際に使っているユーザーの評判・口コミを紹介します。
良い評判・口コミ
良い評判・口コミをまとめると、
- 焚き火も調理もできて便利
- 焚き火をしても歪まない
- 日本製でしっかりした作り
小さくても細部までしっかりとした造りはさすが日本製です!
薪グリルは比較的新しい製品ですが、もともとユニフレーム製品のファンだった人からの支持も集めているようです。
悪い評判・口コミ
悪い評価や口コミはほとんど見つかりませんでしたが、しいて挙げるとすれば、
- 小さい薪しか入らない
- 燃焼性能が悪くなかなか熾火が維持できない
といった意見がありました。
ソロ用サイズなので大きな薪が入らないのが少し面倒なポイント。
他の焚き火台に比べると燃焼効率が悪いという口コミもありました。
ユニフレーム 薪グリルsoloを他アイテムと比較
ユニフレーム 薪グリルsoloをほかの焚き火台と比較しました。
サイズ・重量でユニフレーム「薪グリル・薪グリルラージ」と比較
同じシリーズの「薪グリル・薪グリルラージ」とスペックを比べてみます。
薪グリルsolo | 薪グリル | 薪グリルラージ | |
---|---|---|---|
使用時サイズ | 20.5×18×18.5㎝ | 41×30×35㎝ | 68×40×40㎝ |
収納時サイズ | 13.5×21×65㎝ | 23×40×6.5㎝ | 35.5×56×8㎝ |
重量 | 約1.1kg | 約3.6kg | 約4.6kg |
分散耐荷重 | 約10kg | 約10kg | 約20kg |
車を使わないソロキャンプ用であれば、リュックに入れて持ち運べるくらいのサイズと重さであることが必須条件。
重さ3kg以上もあるレギュラー・ラージは明らかに車キャンプ向きです。
私の場合はソロの徒歩キャンプ用の焚き火台を探していたので、レギュラー・ラージは却下しました。
使いやすさでDOD「秘密のグリルちゃん」と比較
DODの「秘密のグリルちゃん」は重量わずか590gで、折りたたむとポケットに入るほどコンパクトなソロ用焚き火台です。
大きな薪もそのままくべられて、低価格なのも魅力。
気になったのは、ゴトクを1本ずつはめるのが面倒なことと、薪をくべるスペースがせまいことの2点です。
「秘密のグリルちゃん」は軽くて魅力的でしたが、薪グリルsoloの安定感を選びました。
耐久性でモノラル「ワイヤフレーム」と比較
斬新な見た目のモノラル「ワイヤフレーム」は、特殊な耐熱クロスを使っているため、蓄熱されず撤収が簡単にできます。
重量も1kg程度で、アタッチメントを付ければ調理も可能。
大きな薪もそのままくべられ、灰が地面に落ちない構造なので地面へのダメージも防げます。
完成度が高い焚き火台ですが、耐久性で見ると耐熱クロスは約50時間で寿命が来る消耗品とのこと。
そのため、長時間ガンガン焚き火ができる堅牢性をもつ薪グリルsoloを最終的に選びました。
ユニフレーム 薪グリルsoloまとめ
ユニフレーム 薪グリルsoloは、ソロキャンプで焚き火も料理も楽しみたい人にピッタリの焚き火台です。
- かまど型のコンパクトな焚き火台
- 風の影響を受けにくい構造
- 頑丈なステンレス製で長く使える
- 燃焼不良を起こすことがある
- バーナーのゴトク&風防としても使用可能
実際に使用してみると、小さくても熱で歪む気配が全くなく、頼もしい焚き火台だと感じました。
キャンプ飯を重視している人や、寒い季節にもキャンプをする人には特におすすめしたいです。
ファイアグリルに次ぐ、ユニフレームの新たな定番アイテムになりそうな薪グリルsoloをぜひ使ってみてくださいね。