防風性能の高さとアンティーク調のデザインが人気のデイツのハリケーンランタン。
デイツのハリケーンランタンの型番の違いがわからない!
ハリケーンランタンって初心者でも使えるか心配……
デイツのハリケーンランタンは種類が多いですが、それぞれの特徴がわかれば自分にピッタリのモデルが見つかります。
また、ハリケーンランタンはシンプルな構造で燃料のコスパも高いので初心者におすすめです!
本記事ではデイツのハリケーンランタンの選び方とおすすめモデルを紹介します。
のん
ゆるきゃんにハマり、キャンプを始めた女性キャンパーで、CAMP ONではキャンプギアやウェアのレビュー記事を担当。穴場のキャンプ場や、キャンプ場ならではの楽しみ方をコラムで執筆予定。
Index
デイツのハリケーンランタンとは?魅力と選び方のポイント
デイツのハリケーンランタンの魅力と使い方、選び方のポイントを紹介します。
暴風でも消えない!雰囲気が抜群の歴史あるランタン
デイツ(DIETZ)はニューヨーク生まれの照明製品メーカー。
「ハリケーンランタン」という名称は、どんな暴風(ハリケーン)でも消えないという性能から名付けられ、なんと100年以上も基本構造が変わっていないという歴史のあるランタンです。
ハリケーンランタンは、アンティーク調のデザインとやわらかい炎のゆらめきがおしゃれ!
ガソリンランタンやLEDランタンに比べると光量は少なめですが、明るさより雰囲気重視の人におすすめです。
デイツ以外のオイルランタンも気になる方は、下記の記事も参考にしてくださいね。
大きさで比較
デイツのランタンのサイズは高さ26cm~38cmほどですが、ネットの写真を見てもなかなかサイズの違いを見分けづらいもの。
それぞれのモデルのサイズを身近なモノと比較してイメージすると、サイズのミスマッチが防げます。
デイツのハリケーンランタンの大きさ比較
デイツ78…四角い1Lペットボトル(高さ25cm)くらい
デイツ30、デイツ20、ミレニアム2000…2Lペットボトル(高さ31cm)くらい
デイツ80、デイツ90、デイツ2500…焼酎などの4Lペットボトル(高さ37cm)や一升瓶(高さ39.8cm)くらい
明るさ(芯の太さ)で選ぶ
ハリケーンランタンの明るさは、使われている芯の太さに比例します。
基本的にサイズが大きいモデルほど太い芯を使っているので比較的明るめですが、そこまで劇的な差はありません。
代表的なモデルと使われている芯の太さは以下になります。
モデル | 芯の太さ | 明るさ |
---|---|---|
デイツ78 | 4分芯(12mm) | 7キャンドルパワー |
デイツ30、デイツ20、ミレニアム2000 | 5分芯(15mm) | 9キャンドルパワー |
デイツ80、デイツ90、デイツ2500 | 7分芯(21mm) | 12キャンドルパワー |
キャンドルパワーとは?
ろうそくの光を基準とした明るさの単位で、1本分の光を1キャンドルパワーと表します
(7キャンドルパワーはおよそ20W)
燃焼時間で選ぶ
ハリケーンランタンの燃焼時間はタンクの容量と芯の太さで決まります。
タンクの容量が多ければそれだけたくさんのオイルを入れられますが、芯が太ければオイルの消費量も増えることに。
とはいえオイルランタン自体、燃料の消費量が少なめなので、1~2泊のキャンプであればどのモデルを選んでも問題ないでしょう。
デイツのハリケーンランタンおすすめ7つを紹介
ここからは、デイツのハリケーンランタンのおすすめ7つを紹介します。
- ハリケーンランタンといえばこれ!持ち運びしやすいサイズの「デイツ78」
- 存在感抜群の大型ランタン「デイツ80」
- 大型で安定感のあるシルエット「デイツ90」
- 大容量タンクでずっと明るい&暖かい「デイツ2500」
- 中間サイズで使い勝手がいい「デイツ30」
- 細長シルエットが美しい「デイツ20」
- お湯も沸かせるランタン「デイツ ミレニアム2000」
ハリケーンランタンといえばこれ!持ち運びしやすいサイズの「デイツ78」
ハリケーンランタンの代表とも言えるのが「デイツ78」。
高さ26.5cmとそれほど大きくないのでソロキャンプやデュオキャンプにもおすすめ。
カラーも豊富で黒・ブロンズ・赤・青・真鍮などがありますが、特に真鍮製はほとんど定価で出回らない激レアモデルとなっています。
存在感抜群の大型ランタン「デイツ80」
デイツのハリケーンランタンの中で、もっとも大型で明るいのが「デイツ80」です。
なすび型といわれる縦長シルエットが特徴で、置くだけでキャンプサイトの主役になりますよ。
細長いホヤ(ガラス)の形状と太めの7分芯が美しい炎を作り出します。
下記で実際に愛用している「デイツ80」のレビューをしているので、ぜひ参考にしてください!
大型で安定感のあるシルエット「デイツ90」
「デイツ80」とスペックはほとんど変わらないものの、高さが3cmほど低いのが「デイツ90」です。
デイツ80が細長いシルエットなのに対し、デイツ90はややどっしりとした形をしています。
タンクの量、燃焼時間ともにデイツ80と瓜二つですが、どちらかで迷ったら好みの形で選んでください。
大容量タンクでずっと明るい&暖かい「デイツ2500」
デイツのハリケーンランタンのなかで、一番の大容量タンクをもつ「デイツ2500」。
その名の通り約2500ccのタンク容量があり、最長で75時間燃え続けます。
明るいだけでなくずっと熱を放射し続けるため、寒い季節のちょっとした暖房としても重宝しますよ。
中間サイズで使い勝手がいい「デイツ30」
高さ30cmの中型サイズのランタン「デイツ30」。
ホヤ(ガラス)が丸みをおびた形状で、デイツ78とデイツ90の中間サイズです。
ランタン入荷🔥今回は手持ちのデイツ78より一回り大きい30にしてみました👍デイツブラザーズかわええ! pic.twitter.com/wYjMwAUxCl
— NoRi/ImpCats@GVB (@ImpCats) October 19, 2022
細長シルエットが美しい「デイツ20」
デイツ30と並ぶ中型サイズで、高さは30.5cmほどの「デイツ20」。
ホヤの形が細長く、こちらはデイツ80に近いフォルムといえます。
細長シルエットが好みだけどデイツ80より小さめがいい!という人向けです
お湯も沸かせるランタン「デイツ ミレニアム2000」
デイツのハリケーンランタンではレアなモデルの「デイツ ミレニアム2000」。
なんとゴトクと鍋がセットになっていて、ランタンの上部でお湯を沸かせます!
パワーは弱いので湯沸かしには時間がかかりますが、コーヒーなどちょっとしたお湯が必要なときに便利です。
デイツのハリケーンランタンおすすめ人気比較一覧表
製品名 | デイツ78 |
デイツ80 |
デイツ90 |
デイツ2500 |
デイツ30 |
デイツ20 |
デイツミレニアム2000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | 一番人気のスタンダードモデル | 最大サイズで存在感抜群 | 大型でどっしりシルエット | タンク容量が多く長時間使える | 中型で丸いシルエットが特徴 | 中型でスタイリッシュなシルエット | お湯が沸かせるランタン |
サイズ (高さ×最大幅) |
26.5×15cm | 38×20.4cm | 35×20.5cm | 38×22.5cm | 30×18cm | 30.5×17.4cm | 29.5×18.1cm |
重量 | 約0.5kg | 約1kg | 約0.95kg | 約1.2kg | 約0.66kg | 0.62kg | 約0.95kg |
燃料タンク容量 | 約340cc | 約930cc | 約930cc | 約2500cc | 約500cc | 約260cc | 約510cc |
芯の太さ | 4分芯(12mm) | 7分芯(21mm) | 7分芯(21mm) | 7分芯(21mm) | 5分芯(15mm) | 5分芯(15mm) | 5分芯(15mm) |
燃焼時間 | 20時間 | 26時間 | 25時間 | 75時間 | 23時間 | 12時間 | 23時間 |
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デイツのハリケーンランタンの評判・口コミを徹底調査
デイツのハリケーンランタンに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
良い口コミとしては以下の意見がありました。
- 見た目がおしゃれ
- ランタンの灯りひとつで夜のキャンプの雰囲気が変わる
- コスパがいい
ハリケーンランタンの魅力は、キャンプの雰囲気が一気におしゃれになること!
光量が大きいメインランタンと併用して、雰囲気作りをするためのサブランタンとして使う人が多い印象です。
悪い口コミ
悪い口コミとしては以下の意見がありました。
- 人気モデルは価格が高騰し、正規価格で買えない
- サイズが大きめでオートキャンプ向き
デイツ78の真鍮モデルをはじめとした人気のモデルは価格が高騰して入手が難しいことも。
また、サイズが大きいのでミニマムなキャンプには向かないという意見もありました。
デイツのハリケーンランタンのよくある質問(Q&A)
デイツのハリケーンランタンに関するよくある質問をまとめました。
使える燃料はどんなものがある?
デイツのハリケーンランタンに使えるオイルは「灯油」と「パラフィンオイル」の2種類です。
灯油の特徴
- ガソリンスタンドなどで手軽に手に入れられる
- 1Lあたり100円以下とコスパがいい
- 燃えやすく、火のパワーも強い
- 石油系特有のニオイがする
- ススが出やすい
パラフィンオイルの特徴
- 石油特有のニオイがしない
- ススがほとんど出ない
- 引火点が高く灯油より安全
- 虫除け効果、アロマの香りがあるタイプも
- 値段が高い
- 手に入れにくい
なお、灯油とパラフィンオイルを混ぜて使っても問題ありません。
芯の交換方法は?
ハリケーンランタンの芯は使っているうちにだんだん短くなるので、交換時期がやってきます。
芯はネットやアウトドアショップで購入可能ですが、必ず使っているランタンに合った太さの芯を選びましょう。
ハリケーンランタンの芯の交換手順
- ランタンの上部を引っぱり上げたままレバーを引いてホヤを倒す
- 芯の取り付けパーツを回して古い芯を取り出す
- 新しい芯(15~25cm)をパーツに取り付ける
- 芯の先にオイルが染み込むまで10~20分ほど待つ
激似の「デイツ78」と「フュアーハンド276」違いは?
「デイツ78」と人気を二分するハリケーンランタンが「フュアーハンド276」です。
スペックもほとんど同じなので、どちらを選ぶか迷う人も多いはず。
比較するとフュアーハンド276のほうがカラーバリエーションが豊富という点以外はほとんど違いがありません。
デザインの好みで選んでOK!
「デイツ78」の偽物が出回っているて本当?本物との見分け方は?
人気のデイツ78を購入したところ、タンクのサイズが違う、真鍮が剥がれているなどの特徴から偽物では?と疑われるケースが多くあります。
真鍮が剥がれるということはないので、素材が真鍮ではなく金メッキの場合は偽物が疑われます。
多くは、本物でもタンク容量の違う「デイツ76(廃盤)」と混同していたことが多いですが信頼できる正規販売ルートから購入しましょう。
デイツのハリケーンランタン比較まとめ
ハリケーンランタンがあるだけで、夜のキャンプの雰囲気が一気にムーディーになりますよ!
- 光量より雰囲気重視の人向け
- 本体もリーズナブルで、燃料もコスパがいい
- シンプルな構造で初心者でも簡単に使える
- サイズ・フォルム・カラーで多くのモデルから選べる
LEDランタンでは味気ないと感じている人にこそ、オイルランタンの独特の雰囲気を味わってください。
存在感のあるデイツのハリケーンランタンをぜひ使ってみてくださいね。