キャンプサイトの雰囲気がおしゃれになると人気のデイツのハリケーンランタン。
種類が多く、フォルムやサイズ、タンクの容量などが違うのでどれを選べばいいか悩みますよね。
数あるデイツのランタンのなかで私が選んだのは「デイツ80」です!
デイツ80ってデカすぎない?
明るさが足りないって聞くけど実際どう?
そんな疑問を持っている人に、実際にキャンプでデイツ80を愛用している私が、特徴やメリット・デメリット、他のランタンとの比較や口コミを紹介します。
デイツ80が気になっている人はぜひ参考にしてくださいね。
デイツ80の特徴と性能
まずはデイツ80の特徴・性能を紹介します。
デイツ80 |
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本体サイズ | 高さ38×最大幅20.4cm タンク径19.5cm |
重量 | 約1kg |
燃料タンク容量 | 約930cc |
芯の太さ | 7分芯(21mm) |
燃焼時間 | 26時間 |
アメリカ生まれのデイツ社の特大ハリケーンランタン
デイツ(DIETZ)はアメリカで生まれた照明の製造会社。
現在は香港の工場で製造されています。
デイツのハリケーンランタンは、暴風や雨でも消えずに使えるランタンとしてアウトドアやキャンプで人気です。
しかも構造が複雑ではないのでランタン初心者でも簡単に扱えます。
なによりレトロ感漂う、これぞランタン!というデザインが魅力
デイツ80はデイツ社のランタンの中でも最大サイズなので、ハリケーンランタンの美しい見た目と灯りをもっとも堪能できるモデルといえます。
デイツのハリケーンランタンの比較はこちらの記事で詳しく紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。
“セクシー”と称されるなすび型のフォルム
デイツ80の特徴は、この美しいフォルム。
モデルによってホヤ(ガラスカバー)の形が違いますが、デイツ80のホヤは「なすび型」と呼ばれる細長い形をしています。
この細長いホヤのスタイリッシュさに惹かれるファンも多いとか。
デイツ80には長年変わらない完成された美しさがあると感じます。
燃料はススの出ないパラフィンオイルorコスパのいい灯油
デイツ80の燃料は灯油なので、ガソリンスタンドなどで簡単に調達できコスパもいいです。
ただ、灯油は燃やすとススが出やすいのがデメリット。
灯油より値段は高いですがパラフィンオイルを使えばススが出にくく灯油臭さがありません。
私の使っているパラフィンオイルは注ぎ口にノズル付きでタンクに注ぎやすいタイプです。
パラフィンオイルには虫除け効果のあるタイプも販売されています。
デイツ80のメリット
デイツ80をしばらく使ってみて、個人的に感じたメリットをまとめました
とにかく見た目がおしゃれ
デイツ80はキャンプでずっと眺めていたくなるランタンです。
カラーバリエーションは黒、赤、ブロンズなどがありますが、私のお気に入りは緑×ゴールド。
正直、このカラーに一目惚れしました!
存在感たっぷりなので吊るしても地面に置いても映えますし、デイツ80があるだけでキャンプサイトが華やかになりますよ。
置くだけでムーディーな雰囲気になる
オイルランタンの灯りはLEDランタンには出せない癒しの空間を演出します。
デイツ80のホヤ(ガラスのカバー)は大型で燃焼する空間が広いので、炎が安定してきれいに見えますよ。
ホヤはすべて手作りなので形や厚みにややバラつきがあります。
つまり、自分のランタンだけにしかない特別な灯りが見られるということ。
なんともロマンがありますよね!
オイルランタンはサイト全体を照らせるほどの光量はないので、LEDランタンなどと組み合わせて使用するのがおすすめです。
使い方もメンテナンスも簡単で長持ち
デイツ80に限らずハリケーンランタンは構造がシンプルなので使い方が簡単です。
ガソリンランタンのようなマントルの装着やポンピングなどは不要で、芯に火を付けるだけですぐ使えます。
使用後はホヤにススが付きますが、ガラスクリーナーなどでふき取るだけでOK。
ランタン初心者でも直感的に使えますよ。
デイツ80のデメリット
デイツ80のデメリットも紹介します。
サイズが大きすぎて持て余すことも
デイツ80はデイツ社のランタンの中で最大です。
2Lのペットボトルと比べてもかなり大きいですよね。
私もサイズを確認して購入したはずでしたが、届いてみると想像以上に大きくて驚きました!
重量もあるので、ソロキャンプやツーリングキャンプに持っていくのは難しいでしょう。
専用ケースがなく持ち運びに気を遣う
デイツ80には専用のランタンケースはありません。
そのため、持ち運ぶときにホヤが割れないように気を使わなければいけません。
ユーザーの中にはサイズの合う箱や袋を工夫して使っている人もいるようです。
私の場合はデイツ80を購入したときに巻かれていた緩衝材を巻き付けて車に積んでいます。
デイツ80の評判・口コミ
デイツ80を実際に使っているユーザーの評判・口コミを紹介します。
良い評判・口コミ
良い評判・口コミをまとめると、
- 雨風が強くても消えない
- 大きいぶん明るさもある
- 世代間をまたいで使えるほど長持ちする
デイツ80は天気に左右されず安心して使えるのがメリットです。
また、太めの7分芯を使っているのでオイルランタンの中では明るめ。
使うほどに味が出て、ヴィンテージ感が増すのも魅力です。
悪い評判・口コミ
悪い評判・口コミをまとめると、
- 明るさや燃え方に個体差がある
- かなりサイズが大きい
デイツのランタンはひとつひとつ手作りなので、芯の燃え方に個体差が出てくるようです。
デイツ80のサイズはデイツのランタンの中でも最大級なので室内で見るとかなり大きく感じますが、アウトドアで使うと存在感バッチリでテントサイトで映えますよ!
デイツ80を他アイテムと比較
デイツ80を他アイテムと比較しました。
サイズで「フュアーハンド276」と比較
デイツと並ぶハリーケーンランタンの人気メーカー、フュアーハンド。
有名キャンパーにも愛用者が多い定番モデルです。
高さ26㎝とデイツ80より小さくて持ち運びやすいのでソロキャンプにも持っていけます。
私は車利用のデュオキャンプを想定したので、テントサイトに映える大きさのデイツ80を選びました。
フュアーハンド276は4分芯、デイツ80は7分芯なのでデイツ8のほうが明るさもあります。
価格と使いやすさで「ペトロマックスHK500」と比較
ペトロマックスのHK500は229ものパーツが組み合わさった、芸術品とも呼べるオイルランタン。
圧力式なので5000ルーメン相当とかなりの明るさでメインランタンとして使えます。
ただし、マントルの空焼きとポンピング作業が必要になるため、慣れるまでは点灯するまで時間がかかりそうです。
また、もともとの価格は33,000円ですが、人気があるため市場価格が高騰しやすく手に入れづらいのも難点。
明るさよりもオイルランタンの雰囲気を楽しみたかったので、デイツ80を選択しました。
フォルムと色でデイツ90と比較
同じデイツ社の「デイツ90」は、デイツ80と並ぶ大型ランタンです。
7分芯で明るさも同じで、サイズ、タンク容量、重量もほぼ同じ。
違うところは全体のフォルムです。
デイツ80はなすび型の細長いフォルムですが、デイツ90はどっしりとした丸いフォルムが特徴。
一般的なハリケーンランタンのフォルムに近いのはデイツ90です。
デイツ80を選んだ理由は完全に形の好みだけ。
どうしてもデイツ80の曲線的なフォルムと緑×ゴールドのカラーに惹かれてしまいました!
デイツ80の準備と使い方
デイツ80の準備と使い方を説明します。
- ホヤを開ける
- 芯をカットする
- オイルを入れる
- 点火
ランタンを開封したら、ホヤの付け根のあたりにあるレバーを押し下げ、上部を引っ張り上げてホヤを倒します。
芯の上部をハサミでカットします。
芯を山型にすることで炎の形がきれいになりますよ。
オイルをタンクに注いだら、芯にオイルが染み込むまで10分以上放置します。
芯にしっかりオイルが染み込んだら、レバーで少しホヤを上げて芯に点火してみてください。
つまみを回すと芯の出る長さが変わるので、火の大きさをみて調節しましょう。
デイツ80レビューまとめ
デイツ80は、美しいフォルムが特徴の存在感抜群なオイルランタンです。
- ランタンの老舗メーカーデイツの大型ランタン
- なすび型のフォルムがスタイリッシュ
- 灯すだけでキャンプサイトがムーディーな雰囲気に
- 準備と手入れが簡単
- 持ち運びには注意が必要
オイルランタンの種類はたくさんありますが、最初のオイルランタンとしてデイツ80を選んで正解でした!
夜の雰囲気はもちろん、昼間に置いておくだけでも存在感があって、キャンプサイトが一気におしゃれになります。
キャンプサイトのシンボルになるようなランタンを探している人は、ぜひデイツ80を検討してみてくださいね。