キャンプの楽しみを広げるなら、ナイフは必携アイテム!
薪を削ったり、料理をしたり、アウトドアで大活躍してくれます。
でも、一口に「キャンプナイフ」といっても、用途や形状によって種類はさまざま。
そこで今回は、CAMPON編集部が厳選したおすすめのキャンプナイフ15選をご紹介!
さらに、ナイフ選びで失敗しないためのポイントも解説します。
自分にぴったりの一本を見つけて、快適なアウトドアを楽しみましょう!

いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
キャンプナイフとは
キャンプナイフとは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで使われる多目的ナイフです。
料理はもちろん、薪割りや火起こし、テントやタープの設営など、幅広いシーンで活躍します。
刃は頑丈で耐久性があり、過酷な環境でもしっかりと使えるのが特徴です。
軽量でコンパクトなものが多く、折りたたみできるものも揃っているので用途や好みに合わせて選ぶことができます。
キャンプナイフの選び方
まず最初に、キャンプナイフの選び方を解説します。
キャンプナイフには、シースナイフ、フォールディングナイフ、マルチツールナイフの3種類があります。
種類ごとに形状や構造が異なり、使い勝手にも違いがあります。
料理や薪割り、細かい作業など、どんなシーンで使うかを考えて選ぶことが大切です。
アウトドアでのハードな作業ならシースナイフ
シースナイフとは、専用の鞘(シース)に収納して持ち運ぶアウトドアナイフのこと。
刃が固定された一体型の構造になっており、「フィクスドブレード(固定刃ナイフ)」とも呼ばれています。
アウトドアナイフの中でも最も一般的なタイプで、以下のような作業に適しています。
- 薪割りやバトニング(ナイフを使って薪を割る作業)
- フェザースティック作り(焚き火の着火材として木を削る作業)
- 食材の調理や火起こし
刃に厚みがあり頑丈なモデルが多いため、ブッシュクラフトやサバイバルなど耐久性が求められるシーンに適しています。
ただし、サイズが大きめで持ち運びにはややスペースを取る点に注意が必要です。

携帯性重視の軽作業ならフォールディングナイフ
ブレードをハンドル内に折りたたんで収納できるナイフのことを、フォールディングナイフといいます。
コンパクトに折りたためるため、ポケットやバッグに入れて安全に持ち運ぶことができます。
以下のような用途に向いています。
- アウトドア調理(野菜・果物のカット、魚の下処理など)
- 釣りや登山など、軽量装備が求められるシーン
- ロープのカットや簡単なクラフト作業
刃は薄く、包丁のような形をしているため、調理や細かい作業にぴったりのナイフです。
耐久性を必要とするハードな作業には不向きですが、ロープの切断や封切りなど、ちょっとした作業にもとても重宝します。



多機能ならマルチツールナイフ
マルチツールナイフとは、ナイフのほかに、さまざまな機能を備えた多目的ツールのこと。
別名でアーミーナイフ、ツールナイフ、十徳ナイフともいいます。
その名の通り、刃の他にも栓抜きやハサミ、ヤスリにのこぎりなど、様々なシーンで重宝する機能が満載!
▼マルチツールの種類
・ナイフ
・ドライバー
・ハサミ
・缶切り
・栓抜き
・コルク抜き
・プライヤー
・ワイヤカッター
・ハンマー
・ピンセット
・爪切り
・爪やすり など
一本で細かい作業や便利ツールとしての汎用性が抜群なので、登山やキャンプ、非常時の備えとしても人気があります。
キャンプのサブツールとして持っておくと、いざというときに役立つこと間違いなし!



シースナイフおすすめ5選
ここからは、種類ごとにおすすめ商品を5つずつ紹介していきます。
シースナイフは刃渡り9cm以上で使いやすさ抜群のものをピックアップしました。
モーラナイフ「コンパニオンヘビーデューティー」
参考価格:¥3,190
大人気アウトドアブランドのモーラナイフのコンパニオンヘビーデューティー!
コスパが良く扱いやすいシースナイフであることから、キャンプ初心者からキャンプ上級者まで幅広く愛されています。
ブッシュクラフトやバトニングはもちろん、野菜や魚などの食材調理にも向いている万能アイテム。
スカンジグラインドの刃付けで研ぎやすく、誰でも扱いやすいのが魅力。
また、ステンレススチールの刃は耐食性が高く錆びにくいため、刃こぼれもしにくくメンテナンスにも手間がかかりません。
ラバーハンドルでグリップ性も優れており、水に濡れた状態や冬の寒い季節でもしっかりと手にフィットしてくれます。
サイズ | 全長約22.4cm(刃長約10.4cm、刃厚約3.2cm) |
---|---|
重量 | 101g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | スカンジグラインド |
ユニフレーム「UFブッシュクラフトナイフ」
参考価格:¥6,600
ユニフレームのUFブッシュクラフトナイフは、とても頑丈な作りで木材加工に適しています。
刃厚3.5mmで適度な重厚感があり、ハードな作業も問題なくこなしてくれる商品です。
ナイフの背部分は直角に加工されており、ファイヤースターターの使用にもぴったりです。
持ち運びに便利なレザーシース付きで、腰に取り付けられるベルトループを備えているのも、嬉しいポイント。
また、シースは丸洗いできるので、衛生的にも良く安心して手入れできます。
サイズ | 全長約23cm(刃長約11cm、刃厚3.5cm) |
---|---|
重量 | 150g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | スカンジグラインド |
ビクトリノックス「アウトドアマスターL」
参考価格:¥27,500
ハンドルから刃先まで一体で、バトニングに最適なアウトドアマスターL。
刃厚約4mmのフルタング構造で、頑丈かつ安定した使い心地です。
刃の角度を一定に保ちやすく研ぎやすいスカンジグラインド形状で、細かい作業にも向いています。
また、ハンドル素材は耐熱・耐水・耐摩耗性に優れたマイカルタを採用!
取り回しのしやすさと持ちやすさのしっくり具合が高く評価されています。
サイズ | 全長22cm、刃長10cm |
---|---|
重量 | 220g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | スカンジグラインド |
ブッシュクラフト「モダンスカンジ・アロカス」
参考価格:¥3,850
キャンプ初心者がどんなシーンでも使いやすいサイズ感が魅力のナイフ。
スカンジグラインドの刃付けで、薪割りやフェザースティック作りに最適な設計。
ステンレススチールで錆びにくく、ラバーグリップは力をかけても滑りにくい形状。
自然に馴染むオリーブグリーンのハンドルが目を惹くグリップで、デザイン性の高さも兼ね備えています。



サイズ | 全長約22.5cm(刃長約10.3cm、刃厚約2.2mm) |
---|---|
重量 | 96g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | スカンジグラインド |
Reino Kamppila「Ahti Leuku90」
参考価格:¥16,980
北欧フィンランドで創業したRemino Kamppilaが販売している、北欧独特の民族的な外観のアウトドア用ナイフ。
ブレードには高品質な炭素鋼が採用されており、優れた切れ味と耐久性を両立しています。
そのため、調理・薪割りなど幅広いシーンで活躍しますよ。
樺材で作られたハンドルは、握り心地が良く、使うほどに手に馴染んでくるような感覚です。
サイズ | 全長:約21.5cm(刃長:約9.0cm,刃厚:約3.0mm) |
---|---|
重量 | 168g |
刃の素材 | カーボンスチール |
形状 | スカンジグラインド |
フォールディングナイフおすすめ5選
続けて、フォールディングナイフのおすすめ5選をご紹介します。
切れ味の良いナイフをセレクトしたので、調理用のナイフを探している方に特におすすめです!
オピネル「ステンレススチールNo.10」
参考価格:¥3,630
サビに強いステンレススチール製の切れ味が良いナイフです。
セーフティーロック付きがついているので、子連れキャンパーでも安心して使えます。
頻繁にメンテナンスする必要がなく、刃を温水ですすぐ程度とお手入れも簡単です。
小ぶりなサイズ感がちょうど良く、携帯性にも優れているので1本あるとアウトドアシーンで重宝しますよ!
サイズ | 全長約23cm、刃長約10cm |
---|---|
重量 | 約75g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | フラットグラインド |
スパイダルコ「エンデューラ4」
参考価格:¥21,450
世界的なヒット商品を販売している、スパイダルコの伝統モデルであるエンデューラ4。
特許を取得している刃の根本にある穴「サムホール」に指をかけるだけで、片手に簡単に開けられるのが魅力。
切れ味がとても鋭いため、力を入れずに食材を簡単にカットすることができます。
登山や釣りなどのシーンでも、使いやすいナイフです。
サイズ | 全長約22.3cm(刃長約9.7cm、刃厚約3mm) |
---|---|
重量 | 約94g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | フラットグラインド |
ユニフレーム「ギザ刃キャンプナイフ」
参考価格:¥1,650
コンパクトで折りたたむと全長約12cmまで小さくできる、ユニフレームのフォールディングナイフ。
先端には食材を噛んで切りやすくしてくれるギザ刃を備えており、肉料理にも使いやすいのが特徴。
デザインがスタイリッシュで持ち手もしっかりと握りやすく、グリップ感が癖になります。
コストパフォーマンスにも優れているので、ひとまず料理用として持っておきたい人におすすめです。
サイズ | 全長約22cm、刃長約9.5cm |
---|---|
重量 | 約38g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | フラットグラインド |
MOSSY OAK「アウトドアナイフ」
参考価格:¥1,880
天然木とステンレスのハンドルがおしゃれな折りたたみナイフ。
サムスタッド付きでスムーズな開閉が可能で、キャンプや釣りなどのアウトドアシーンにぴったり!
ハンドルは手に馴染みやすく、裏側にはベルトクリップが付いているので持ち運びにも便利です。
エンドには紐カッターとガラスブレーカーが仕込まれており、糸などは畳んだ状態でも切断できます。
サイズ | 全長約10cm |
---|---|
重量 | 170g |
刃の素材 | ステンレス |
形状 | ドロップポイント |
永尾かね駒製作所「肥後守VG10ステンレス」
参考価格:¥3,850
日本刀のような美しさを持つ、明治20年代に兵庫で生まれた肥後守のアウトドアナイフ。
V金10合をステンレススチールで挟むブレードの形が特徴となっています。
手にフィットしやすい形状のハンドルで、接続部がぐらつかず食材が切りやすいのが魅力。
耐久性が高くサビにも強いため、魚を捌くときやフェザースティックの作業などに使えます。
サイズ | 全長18.3cm、刃長約7.5cm、刃厚約2.8mm |
---|---|
重量 | 40g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | フラットグラインド |
マルチツールナイフおすすめ5選
最後に、マルチツールナイフのおすすめ5選をご紹介します!
マルチツールナイフはキャンプだけでなく、災害時のリュックに一つ入れておくのもおすすめですよ!
ビクトリノックス「ハントマン」
参考価格:¥5,500
マルチツールの中でも特におすすめな、ビクトリノックスのハントマン。
コンパクトに手のひらに収まるサイズ感で、小さな手でも扱いやすいです。
使用頻度の高いナイフやはさみ、缶切りにピンセットなどの機能をバランス良く搭載しています。
薪のカットからブルーシートの寸断など、1本で工具箱代わりになる優れものです。
サイズ | 2.1×9.1×2.6cm |
---|---|
重量 | 97g |
刃の素材 | ステンレススチール |
形状 | ラージブレード、スモールブレード、コルクせん抜き、 瓶せん抜き、缶切り、マイナスドライバー3mm、 マイナスドライバー6mm、ワイヤーストリッパー、 穴あけナイフ、キーリング、ピンセット、つまようじ、 ハサミ、マルチフック、ノコギリ、糸穴 |
キャプテンスタッグ「CSマルチツール13」
参考価格:¥1,650
用途に合わせて役立つ13の機能が搭載されており、携帯しやすいキーリング付きなのが嬉しいポイント。
カラビナに通すことで、吊り下げて携帯できるので紛失する心配もありません。
価格も安いため、コスパ重視の初心者にもおすすめのアイテムです。
サイズ | 2.5×9.4×厚さ2cm |
---|---|
重量 | 120g |
刃の素材 | ステンレススチール |
機能 | マイナスドライバー、栓抜き、プラスドライバー、 穴あけ、ヤスリ、針金曲げ、コルク抜き、缶切り、 ハサミ、ウロコ取り、針はずし、ノコギリ、ナイフ |
Roxon「Spark」
参考価格:¥3,600
頑丈な作りと豊富な機能が魅力で、アウトドア初心者から上級者まで幅広く使えるマルチツールナイフ。
ハンドルは人間工学に基づいた設計になっており、長時間使用しても疲れにくい仕様です。
ロック機構が搭載しているため、使用時の安全性が高く、誤って刃が閉じる心配もありません。
機能性・実用性に加えデザイン性にも富んだ商品として販売されています。
サイズ | 10.7 x 4.6 x 2.3 cm |
---|---|
重量 | 236g |
刃の素材 | ステンレススチール |
機能 | のこぎり、メインナイフ、缶詰開け、オープナー、スロテッドドライバー、フィリップスドライバー、ラジオペンチ、通常ペンチ、ワイヤカッター(軟/硬物カッター)、火打ち石、呼び子、糸通し、斜口ナイフ、錐状ナイフ |
レザーマン「フリーT4」
参考価格:¥13,750
マルチパーパス、ポケットツールとして小さく収まるサイズ感が魅力のフリーTシリーズ。
プライヤー以外の全ツールをハンドルの外側に装備することで、親指で押すだけで使いたいツールをすぐに取り出すことが可能。
ハサミは切れ味が良く、力を入れずにスーッと紙を切ることができてストレスを感じることもありません。
ベーシックな機能のみですが、機能性・実用性に加えデザイン性にも富んだ商品として販売されています。
サイズ | 収納時全長9.3cm、刃長5.6cm |
---|---|
重量 | 122g |
刃の素材 | ステンレススチール |
機能 | 420HC直刃ナイフ、ハサミ、キリ(米国仕様)、 栓抜き、パッケージオープナー、プラスドライバー、 マイナスドライバー(M)、マイナスドライバー(S)、 マイナスドライバー(XS)、てこ、木工/金属用ヤスリ、ピンセット |
ロゴス「PROマルチツール」
参考価格:¥6,930
9種類のマルチ機能ツール付きで、片手で使いやすいスプリングアクション搭載!
フェザースティック作りに活躍するナイフから、薪や木材をカットできるのこぎりまで幅広いシーンで使えます。
加えて、プラス・マイナスドライバーが付属しているため、ランタンの電池が切れてしまってもすぐに交換できてとっても便利。
携帯に便利なベルトループ付きの収納ポーチが、水に濡れても乾きやすいポリエステル素材なのも嬉しいポイントです。
サイズ | 刃長5.5cm |
---|---|
重量 | 260g |
刃の素材 | ステンレススチール |
機能 | ハサミ、ナイフ、ノコギリ、ヤスリ(単目/複目)、 プラスドライバー、マイナスドライバー(大/小)、栓抜き |
キャンプナイフの持ち運びは銃刀法に注意!
キャンプナイフはアウトドアを楽しむ上で欠かせない道具ですが、持ち運びの際には銃刀法の違反しないように注意しましょう!
刃渡り6cmを超えるナイフを携帯する場合、正当な理由が必要です。
キャンプなどのアウトドア活動は正当な理由とみなされますが、移動中には刃が露出しないように専用のケースや鞘に収納することが重要です。
また、キャンプ場以外での携帯は、軽犯罪法に触れる可能性もあります。
キャンプ場までの移動中や、キャンプ地以外での使用は避けるようにしましょう。



キャンプナイフのお手入れ方法
最後にキャンプナイフのお手入れ方法を解説します。
キャンプナイフを使用したら、必ずお手入れをしましょう!
- 洗剤で汚れを落とす
- 約60℃のお湯で流し乾燥させる
- 防錆用オイルを塗る
- 防錆紙や新聞紙に包んで保管する
最初に、中性洗剤を使って綺麗に汚れを落とします。
約60℃のお湯で3〜5分程度洗い流し、乾いた布で拭き取ってよく乾燥させます。
特に、鞘に水分が残ったままだと錆びの原因になるため、革や木の部分もしっかり乾かしましょう!
次に、防錆対策として、オリーブオイルやツバキ油、植物性のサラダ油などをナイフ全体に薄く塗り込みます。
最後に、新聞紙やキッチンペーパーで包み、直射日光を避けた湿気の少ない場所に保管しましょう。
鞘に入れて保管する場合は、鞘の中が完全に乾燥していることを確認してくださいね。
ナイフを研ぐタイミングは、使用頻度や使い方によっても異なります。
切れ味が悪くなったらシャープナーや砥石で研ぐようにすると良いでしょう。



まとめ
キャンプナイフは、薪割りや料理などさまざまなシーンで活躍する便利なアイテム。
種類や素材によって特徴が異なるため、使いたいシーンに合った一本を選ぶことが大切です。
特に、刃の形状や材質を用途に合わせて選ぶことで、より快適に使うことができますよ。
この記事を参考に、自分のキャンプスタイルにあったナイフを見つけてくださいね!