外で食べるごはんは、家での食事よりもおいしく感じますよね。
山ごはんやキャンプ飯を作るのに不可欠なのがアウトドア用のクッカーです。
使いやすいクッカーってどれ?
素材はアルミ?ステンレス?どれがいいのかよくわからない!
クッカーは大きさや形状、素材がさまざまで自分のスタイルに合ったものを選ぶのは難しいもの。
そこで、本記事ではクッカーの選び方とおすすめのクッカーを厳選して紹介します。
使いやすいクッカーを見つけたい方はぜひ参考にしてください。
ひろ
新しいキャンプグッズに目がなく、商品を購入した週末には予定を立ててしまうくらいのキャンプ好きで、公共交通機関で行けるキャンプ場を探すのが得意とする、旅好きの女性ソロキャンパー。
クッカーとは?魅力と選び方のポイント
まずはクッカーの役割や選び方のポイントを紹介します。
クッカーはアウトドア調理に欠かせないアイテム
クッカーとは、キャンプや登山などの野外で使われる鍋のことで、ドイツ語で「コッヘル」とも呼ばれます。
家庭用の鍋との違いは、ハンドルを取り外したり折りたたんだりでき、コンパクトに収納して携帯しやすいところ。
スタッキングしたり、クッカーの中にガスカートリッジや調味料などを収納したりすればより持ち運びが楽になります。
素材ごとの特徴で選ぶ
クッカーの代表的な素材はアルミ・ステンレス・チタンの3種類です。
以下にそれぞれの素材の特徴をまとめました。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
アルミ | 熱伝導率が高い 価格がお手頃 比較的軽量 |
保温性が低い 強度が弱め 錆びやすい |
ステンレス | 保温性が高い 傷がつきにくく手入れしやすい 錆びにくい |
熱伝導率が低くこげつきやすい 重い |
チタン | 超軽量 耐久性がある 金属臭がしない |
熱伝導率が低い 価格が高い |
クッカーの素材はそれぞれ特徴があるので、調理のしやすさや軽量化などこだわるポイントにあわせて選びましょう!
形状・深さで選ぶ
クッカーの形状には、深型・浅型・フライパンなどがあります。
形状 | 特徴 |
---|---|
深型 | 高さがあるのでお湯を沸かすのに適している。 バックパックに納まりがよく、ガスカートリッジやシングルバーナーがすっぽり入るのでコンパクトに持ち運べる。 |
浅型 | 底の面積が広いので熱のまわりがよく、煮込み料理から炒め物までマルチに使える。洗いやすいが、面積が広いぶん収納しにくい。 |
フライパン | 焼き物、炒め物、少しの深さがあれば煮物も作れる。料理の見栄えがいい。炊飯や大人数用の調理は不向き。 |
クッカーの深さによって調理方法や作れるメニューが違います。
インスタントやレトルトで済ませたいとき、こだわりのアウトドアごはんを作りたいときなど、汎用性を考えて選ぶのがおすすめです。
使う人数で選ぶ
ソロで使うなら単体のクッカーで十分でしょう。
ファミリーや大人数の料理を作るときはクッカーセットがおすすめです。
クッカーセットは鍋とフライパン、ライスクッカー、ザルなどが一通りそろっているのでひとつあれば大人数の調理に対応できます。
また、きれいにスタッキングできるのでまとめてコンパクトに収納可能です。
ケトルや食器までセットになったタイプもありますよ!
クッカーのおすすめ人気10選
ここからは、おすすめのクッカーを厳選して10個紹介します。
- スタンダードなソロ用クッカー プリムス「イージークック・ソロセットS」
- 定番の万能クッカー トランギア「メスティン」
- インスタントラーメンにはこれ!キャプテンスタッグ「ステンレス角型ラーメンクッカー1.3L」
- 軽くて丈夫なスノーピーク「ソロセットチタン」
- 充実のミニセットトランギア 「ツンドラ3ミニ」
- 誰でも上手にご飯が炊ける!ユニフレーム「fan5 DX」
- 丈夫でコスパ最強!キャプテンスタッグ「ラグナ ステンレスクッカーLセット 」
- 満足度が高いセット コールマン「アルミクッカーコンボ」
- 多機能で保温性抜群のSOTO「ナビゲーター クックシステム」
- 重厚感のある3点セット スノーピーク「パンクッカー」
スタンダードなソロ用クッカー プリムス「イージークック・ソロセットS」
ソロキャンプならこれ一つで十分使えるソロ用クッカー。
ハンドルはシリコンラバー付きで熱くならないので素手で持ち上げられます。
内側はハードアノダイズド加工でこびりつきにくく、汚れもツルッと落ちてお手入れが簡単です。
フタにもなるミニポットはコップやちょっとしたサブの皿として使えます。
同メーカーのプリムス153ウルトラバーナーとのセット使いがおすすめ!
定番の万能クッカー トランギア「メスティン」
キャンプ飯といえばメスティン!
さまざまなメーカーから発売されているメスティンですが、元祖はスウェーデンのトランギア社が1970年に発売したモデルです。
これ一つで炊飯から、焼く・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど万能に使えるのが人気の秘密。
本来お手頃価格の商品ですが、人気があり品薄なため価格が高騰することも。
あわてず適正価格かどうか確認してから購入してくださいね!
インスタントラーメンにはこれ!キャプテンスタッグ「ステンレス角型ラーメンクッカー1.3L」
四角いインスタントラーメンもそのまま入る角形クッカー。
フタには湯切りの穴が開いているため、パスタを茹でるのにも便利です。
ソロで使うには少し大きめサイズで余裕があり、お米も2合まで炊けますよ。
軽くて丈夫なスノーピーク「ソロセットチタン」
縦長形状で、ポットの底にカップがスタッキング可能。
チタン製なのでわずか195gの軽さで強度があり長持ちします。
スノーピークの110缶がピッタリ入るサイズで、登山徒歩キャンプなどミニマム装備で大活躍しますよ。
※ 商品名が「ソロセット極チタン」から「ソロセットチタン」へ変更されています。
充実のミニセットトランギア 「ツンドラ3ミニ」
1~2人用のコンパクトなサイズで、2個のソースパン、フライパン、フタ、ハンドルがセットになっています。
熱伝導率のいいアルミにノンスティック(焦付き防止)加工されているため、こげつきにくく拭き取るだけでもきれいになるので洗い物の手間がかかりません。
誰でも上手にご飯が炊ける!ユニフレーム「fan5 DX」
ファミリーに人気のフルセットで、4~5人分の調理ならこのセットだけでまかなえますよ!
煮込みが得意のステンレス製大鍋、フッ素加工されたアルミのライスクッカー、木のハンドルが握りやすいフライパンなど、充実したセットです。
特にライスクッカーは5合までのご飯がおいしく炊けると評判!
丈夫でコスパ最強!キャプテンスタッグ「ラグナ ステンレスクッカーLセット 」
大小の鍋、フライパン、ケトルクッカー、ハンドルのセットです。
錆びにくく丈夫な総ステンレス製なので、多少荒っぽい使い方をしてもへっちゃら!
満足度が高いセット コールマン「アルミクッカーコンボ」
炊飯から煮込みや焼き料理など万能に使えるセットで、ザルと計量カップも付いているのがうれしいポイント。
アルミ素材にこげ付き防止のノンスティック加工がされているので、家庭用の鍋と同じようにお手入れできます。
ブラックの本体に赤い取っ手がアクセントになっていて見た目もカッコいいセットです。
多機能で保温性抜群のSOTO「ナビゲーター クックシステム」
浅型の1.3Lの小鍋と1.8Lの大鍋に、カッティングボードにもなるフタと断熱ディスク、保温ケースがセットになっています。
表面をスーパーハードアナダイズド加工してあるので、一般的なアルマイト加工よりも錆びにくさ&持ちがアップ!
保温のためのアイテムが充実しているので、料理が冷めにくく温かいまま食べられますよ。
重厚感のある3点セット スノーピーク「パンクッカー」
高品質なフッ素樹脂加工がされた、お手入れ簡単なディープフライパン、シャローフライパン、ライスクッカーのセット。
IHにも対応しているのでアウトドアでも自宅でも使用できます。
重厚感と高級感があり、料理を鍋のままテーブルに出してもオシャレ。
アウトドア料理の見栄えにもこだわりたい人にピッタリのクッカーセットです!
おすすめ人気クッカー比較一覧表
製品名 | プリムス) イージークック・ソロセットS |
トランギア メスティン |
キャプテンスタッグステンレス角型ラーメンクッカー1.3L |
スノーピークソロセットチタン |
トランギア ツンドラ3ミニ |
ユニフレームfan5DX |
キャプテンスタッグラグナステンレスクッカーL |
コールマンアルミクッカーコンボ |
SOTO ナビゲータークックシステム |
スノーピーク パンクッカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | ソロ向きの入門セット | 万能に使える飯ごう | インスタントラーメンがぴったり | 超軽量のチタン製 | お手入れしやすい | ご飯がおいしく炊ける | 丈夫な総ステンレス | どんな料理にも使えるセット | 保温性能が高い | 重厚感があっておしゃれ |
セット内容 | ポット、ミニポット | 本体、フタ | 本体、フタ | ポット、カップ、フタ | フライパン、ソースパン×2、フタ、ハンドル | fanライスクッカーDX、フライパン、大鍋、片手鍋、カゴ | 20cm鍋、16cm鍋、フライパン、ケットルクッカー、取っ手 | ポット、ライスクッカー、フライパン、ポットフタ、内フタ、ハンドル、ライスクッカーフタ、ザル、計量カップ | 大クッカー、小クッカー、コジー(保温ケース)、小フタ、断熱ディスク、大フタ、取っ手、収納ケース | ディープフライパン、シャローフライパン、ライスクッカー |
サイズ | ポット内径 9.5×8.7 cm、ミニポット内径 9.5×4.8 cm | 17×9.5×6.2cm | 17.3×16×8.51cm | ポットΦ109×125mm、カップΦ110×71mm | Φ15×H8.7㎝(収納サイズ) | fanライスクッカーDX:約Φ21×11.5(深さ)cm フライパン:約Φ22.5×5(深さ)cm ステンレス大鍋:約Φ23×14.5(深さ)cm ステンレス片手鍋:約Φ17×9(深さ)cm メッシュバスケット:約Φ21×10(深さ)cm |
20cm鍋:外径210×高さ130mm、底板厚0.5mm、 16cm鍋:外径170×高さ100mm、底板厚0.4mm、フライパン:外径220×高さ45mm、底板厚0.6mm、ケトル:外径125×高さ80mm | ポット/直径約22×高さ17cm、ライスクッカー/直径約19×高さ18cm、フライパン/直径約22.5×高さ4cm | クッカー小 寸法/直径160x高さ73mm、クッカー大 寸法/直径190x高さ78mm |
ディープ26 φ260×86mm、シャロー26 φ260×61mm、ライス 19 φ190×90mm |
重量 | 201g | 150g | 305g | 195g | 364g | 約3kg | 約2kg | 約3kg | 480g | 3,970g |
材質 | アルミ | アルミ | ステンレス | チタン | アルミ | fanライスクッカーDX・フタ・ フライパン:アルミニウム 、大鍋・片手鍋・ カゴ:ステンレス |
ステンレス | アルミ | アルミ | アルミ |
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クッカーの評判・口コミを徹底調査
クッカーに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
良い口コミとしては以下の意見がありました。
- 同ブランドだとスタッキングできて気持ちいい
- ハンドルなどが分解できてコンパクトになる
- 豪快に焚き火にかけられる
- お米がおいしく炊ける
アウトドア用のクッカーは自宅で使う鍋とは違い、美しくスタッキングできるのが魅力。
クッカーで炊いたご飯は、炊飯ジャーよりも不思議とおいしく感じますよね!
悪い口コミ
悪い口コミとしては以下の意見がありました。
- セットを買うと使わない鍋がある
- 湯沸かしメインならクッカー不要のケースも
便利そうだからとセットでクッカーを買ったのに、いつも使う鍋が偏ることはよくあります。
また、シェラカップやケトルがあればクッカーは必要ない場合も。
キャンプでどんな料理をしたいか、そのために必要なクッカーのサイズや数は具体的にイメージしましょう!
クッカーのよくある質問(Q&A)
クッカーに関するよくある質問をまとめました。
クッカーでご飯をおいしく炊くコツは?
クッカーでの炊飯は難しく思えるかもしれませんが、コツさえ知っておけばおいしく炊けます。
ご飯をおいしく炊くコツは3つです。
- 水の量はしっかり計量し、吸水させる(お米1合、180mlに対して水200ml程度)
- 最初は強火で一気に沸騰させ、吹きこぼれ始めたら弱火にする
- 炊きあがったらフタをしたまま10~15分ほど蒸らす
炊飯中はフタを絶対に開けてはいけないとよくいわれますが、少し確認するくらいであれば問題ありません。
水を計量するためには、目盛り付きのクッカーが便利ですよ!
クッカーの洗い方、お手入れ方法は?
クッカーのお手入れは家庭用の鍋と同じように食器洗剤とスポンジで洗い、しっかりと乾燥させるだけです。
注意点は内側にコーティングが施されているタイプの場合、コーティングに傷をつけないようにやさしく洗うこと。
こげや汚れが付着しても金属たわしや研磨剤は使わないようにしてくださいね。
おすすめのクッカーまとめ
クッカーはアウトドアでの調理の幅を広げてくれる、キャンプ飯に不可欠なアイテムです。
- クッカーはキャンプ飯に欠かせないアイテム
- コンパクトに収納、スタッキングができる
- ソロ用からファミリー用のセットまで人数にあわせて選べる
- 素材は主にアルミ、ステンレス、チタン
- 素材によって熱伝導率、耐久性、重さ、価格などに違いがある
クッカーは各メーカーで素材や形状が異なり、さまざまな性能を備えています。
自分の持っているアイテムとうまくスタッキングできるか考えるのも楽しいもの。
本記事を参考に、クッカー選びでキャンプ飯の可能性を広めてくださいね!