キャンプ初心者から上級者まで幅広い層を魅了するDOD(ディーオーディー)。
日本発のアウトドアブランドとして、ユニークな製品名や独創的なデザインのキャンプ用品を数多く展開し、多くのキャンパーから支持を得ています。
特に、キャンプスタイルに合わせて選べる多彩なタープは、その個性的なデザインと機能性で人気を集めています。
そこで今回は、DODのタープのおすすめ5選と張り方を紹介します。
本記事を参考に、お気に入りのタープを見つけてくださいね!

リリー
趣味はアウトドアウェアを集めること。おしゃれで機能的なアウトドアウェアをこよなく愛するキャンパーです。タウンユースできるウェアにもこだわりたくて勉強中。愛用しているグッズや流行先取りのグッズなども紹介していきます!
Index
DODのタープの魅力
ソロキャンプからグループキャンプまで、あらゆるニーズに応える豊富なラインナップが魅力です。
まずは、多くのキャンパーを魅了するDODタープの魅力を解説します。
個性的なデザインと豊富なラインナップ
シンプルなヘキサタープからユニークな形状のタープまで、幅広いラインナップが魅力です。
例えば、「キノコタープ」は、名前の通りキノコのような独特の形状を持つ、可愛らしいデザインが特徴のタープです。
他にも、遮光性に優れた「チーズタープ」や、自由自在な張り方ができる「オクラタープ」など、キャンプサイトで目を引く個性的なモデルが揃っています。
カラーバリエーションも豊富で、ナチュラルな色合いからポップなカラーまで、好みに合わせて選ぶことができます。
テントと組み合わせてコーディネートすれば、統一感のあるスタイリッシュなサイト作りが可能です。
初心者でも扱いやすい機能性

ロープの長さを見分けられる自在金具
設営方法がシンプルなモデルが多く、初心者でも扱いやすいのが特徴。
ポールの本数が少ないモデルや、付属のガイドラインを参考にすることで簡単に設営できるデザインなど、タープ初心者でも迷わず設営できます。
ロープの調整がしやすい設計で、設営時のストレスが少なく、誰でも簡単にタープを張ることができます。
専用の収納バッグが付属しているモデルも多く、持ち運びや収納のしやすさも考慮されています。
DODのタープの種類
大きく4種類に分けられ、タープの種類によって設営のしやすさやおすすめのシーンなど特徴が異なります。
特徴を以下の表にまとめました。
ウィングタープ | ヘキサタープ | レクタタープ | オクタゴンタープ | |
---|---|---|---|---|
設営のしやすさ | 簡単 | 普通 | やや難しい | やや難しい |
収納のしやすさ | とてもコンパクト | 比較的コンパクト | 標準的 | 収納サイズは大きめ |
風への強さ | 風を受け流しやすい | 適度な強度 | 風を受けやすい | ロープ調整で安定する |
特徴 |
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おすすめシーン |
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DODのタープ例 |
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各テントの種類について、詳しく解説していきます。
ウィングタープ
ウィングタープは、翼(ウィング)のような形状をしたタープ。
ポール2本とロープのみで設営出来るシンプルな構造が特徴。
風を受け流しやすく、風の影響を抑えられる形状がポイントです。
軽量かつコンパクトに収納できるため、荷物を減らしたい人や持ち運びやすさを重視する人に人気があります!

ヘキサタープ
六角形の形状のバランスが取れた万能タープ。
風を適度に受け流しながら、広い日陰を作るバランスの良い形状になっており、強風でも煽られにくく、安心して使用できます。
開放感を確保しながらも適度な遮蔽効果があり、2〜3人の少人数キャンプでコンパクトながら快適な空間を作るのに最適。
設営が比較的簡単なため、デイキャンプやピクニック、フェスでの使用にもおすすめです。
レクタタープ
長方形(レクタングル)型のタープで、広範囲をカバーできるのが特徴。
広いリビングスペースを確保できるため、イベントやキャンプ、BBQにぴったり!
ポールの本数を調整することで、天候や日差しの向きに合わせて自由自在に張り方を変えられるのもポイント。
車のサイドオーニングとして使用すれば、居住空間を広げることができるため、車中泊キャンプにもおすすめです。
オクタゴンタープ
八角形(オクタゴン)型のタープで、360度どの方向からでも出入りしやすいのが特徴。
通常よりもポールを多く使用するため、広い日陰スペースを確保しながらも、開放感のある空間を作れます。
サイト全体を包み込むようなデザイン性の高さも魅力で、おしゃれなキャンプサイトを作りたい人におすすめです。
広々としたリビングスペースとして活用できるため、大人数のグループキャンプや長期キャンプにも最適です。
DODのタープの選び方
続いて、DODのタープを選ぶ上で重要なポイントを解説します。
タープ選びで失敗しないために、これから説明するポイントは必ずチェックしておきましょう。
持ち運びやすさか設営のしやすさで選ぶ
オープンタープとワンタッチタープの2種類に分けられます。
タイプによって、設営方法や大きさ・重さに違いがあるため考えて選びましょう。
オープンタープ | ワンタッチタープ | |
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設営のしやすさ | 慣れが必要 | 設営・撤収が簡単 |
重さ・大きさ | 軽量&コンパクト | 大きめ&やや重い |
特徴 | ポールやロープを使って張る一般的なタープ。形状のバリエーションが豊富で、レイアウトを自由にアレンジできる。 | フレーム一体型で、折りたたみ式の骨組みを広げるだけで簡単に設営できるタープ。 |
おすすめシーン | ソロキャンプ、ファミリーキャンプ、ツーリングキャンプ、BBQ | デイキャンプ、BBQ、イベント、初心者向け |
オープンタープは、ポールやロープを使って張る一般的なタープです。
形状のバリエーションが豊富なので、ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広いシーンにおすすめ!
一方、ワンタッチタープは、折りたたみ式の骨組みを広げるだけで簡単に設営できるタープ。
イベントやBBQ、デイキャンプなど時短で設営したい場面にぴったりです。



楽しみ方に合わせて、生地の素材で選ぶ
タープを選ぶ際は、生地の素材に注目しましょう。
ポリエステル素材とTC(ポリコットン)素材の2種類に分けられ、素材によって特徴や使用シーンが異なります。
違いを以下の表にまとめました。
ポリコットン(TC) | ポリエステル | |
---|---|---|
特徴 | ポリエステルとコットン(綿)の混紡素材 | 軽量で速乾性に優れた化学繊維 |
メリット |
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デメリット |
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おすすめのシーン |
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TC素材(ポリコットン)は耐熱性があり、火の粉で穴が空きにくいため、焚き火やBBQを楽しみたい方にぴったり!
ポリエステル素材は軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びやすいタープを探している人におすすめです。
同じ形状でも素材の異なるモデルが販売されているので素材までよくチェックしてください。
ポリコットン製は「TC」と表記されており、ポリエステル製は特に表記がないため、購入時には素材をしっかり確認しましょう!



耐水圧・UVカット率で選ぶ
より快適に過ごすためには、UVカット率と耐水圧にも注目しましょう。
夏場の紫外線対策には、UPF50+のタープがおすすめです。
UPF50+はUVカット率95%以上を示しており、強い日差しからしっかり守ってくれます。
日差しによる眩しさを抑えたい場合は、遮光率90%以上のタープや、生地の厚みが150デニール以上のものを選ぶとより快適に過ごせます。
また、雨への備えとしては、耐水圧1,500mm以上のタープが理想的です。
特に、ポリエステル製の「いつかのタープ」「ビートルタープ」は、耐水圧2,000mm以上の性能を備えており、急な雨でも安心して使用できます。
DODのおすすめタープ5選
ここからは、DODのおすすめタープ5選をご紹介します。
今回は、軽量で持ち運びやすいモデルや簡単に設営できるモデルを取り上げています。
いつかのタープTC
参考価格:¥37,720
初心者に優しいタープとして開発されたタープ。
六角形のヘキサタープで、シンプルなデザインながらも風に強く、適度な日陰を確保出来るバランスの良さが人気の理由です。
ペグ・ロープ・ポール・キャリーバッグ・延長ベルトが付属するオールインワンセットだから、買い足し不要!
付属しているアイテムは重さのあるポリコットン生地にあわせて選ばれているので、ポール直径やペグ素材、ロープ直径なども扱いやすさ抜群。
初めてタープを買う初心者キャンパーさんにおすすめです!
付属のキャリーバッグに付属品一式をコンパクトにまとめて収納できます。
付属の収納バッグにはコンプレッション機能が装備されているため、収納サイズをコンパクトにまとめることができます。
張り方
- ポールとロープを配置する
- タープを広げ、メインポールを2本置きます。四隅のロープをペグダウンし、ポールを立てる位置を決めます。
- メインポールを立てる
- タープの両端をメインポールに通し、ポールを立ち上げます。このとき仮止めしたロープでバランスを取りながら行うとスムーズです。
- ロープの張りを調整する
- 四隅のロープをしっかりと引き、自在金具を使ってテンションを調整します。タープの形が崩れないようにバランスよく張りましょう。
- 最終調整&完成!
- メインポールの位置を微調整しながら、タープ全体がピンと貼るように調整すれば完成!
開放感を出したい場合は、手順3でロープの張りを調整後に必要に応じて、サイド部分にサブポールを追加するとより広い空間が確保できます。
収納バッグの内側に、組み立てのコツが縫い付けられているので参考にできますよ!
オクラタープ
参考価格:¥22,000
ポリコットンが採用された5.1×5.1mの超大型オクタタープテント。
厚みのあるポリコットン生地が採用されているため、影が濃く、夏場のキャンプでも快適に涼しく過ごすことができます。
ポリコットン生地はコットンも使用されているので、火の粉があたっても穴が空きにくくなっています。
多くの箇所にペグダウンできるオクタゴン型のため、大型サイズのタープテントとしては高い耐風性を確保しています。
8箇所全ての過度にポールとグロメットをつけることができるため、状況にあわせて自由自在に張ることができますよ。
オクラタープにぴったりなのがカマボコテント。
カマボコテントと接続することで、オクラカマスタイルに。
カマボコテントのタープスペースがさらに広がり、日陰も濃くなるので結露を防止する機能もあります。
張り方
- タープを広げ、メインポールの位置を決める
- タープを広げ、八角形の形状を確認します。中央付近にメインポール2本を配置し、外周のロープを仮ペグダウンします。
- メインポールを立てる
- 中央のメインポール2本を立て、タープの中心部分を支えます。このとき、ロープを軽く張ってバランスを保ちます。
- 外周のロープを固定する
- タープの八角形の各ポイントにロープを結び、ペグダウンします。ロープの長さを調整しながら形を整えます。
- ポールの高さを微調整する
- ポールの高さを少しずつ調整し、均等なテンションがかかるように調節します。
- 最終調整&完成!
- ロープをしっかりと固定し、全体のバランスを整えれば完成。360度どの方向からも出入りしやすい開放的なタープが完成します。
オクラタープは大型タープなので、広々としたスペースが必要です。
周囲に障害物がないか確認してから設営を始めるようにしましょう!
チーズタープ
参考価格:¥28,600
大人数のキャンプにぴったりの5.2×5.2mの超大型レクタタープ。
全16ヶ所にポールとロープを付けることのできる正方形のため、状況に応じて自由自在に張ることができます。



生地の中心部分には、ポールを当てるためのソケットとループが配置されています。
真ん中が弛んでしまった場合に活用できます◎
チーズタープにプラスでおすすめしたいのが、ビッグタープポール。
チーズタープには、タープポールが付属していないため別途購入するのが必要です。
ビッグタープポールは、強度・軽量性に優れているアルミ合金製。
ピンで固定するボタン式で簡単に組み立てができ、ポールの本数を変えることで使用シーンに合わせて100~300cmと50cmずつ高さを調整することができます。



張り方
- タープを広げ、ポールの位置を決める
- チーズタープを地面に広げ、片側の長い辺と短い辺の向きを確認します。メインポール2本を、タープの中央寄りのグロメット(穴)部分に配置します。
- メインポールを立てる
- ポールをタープのグロメットに通し、それぞれのロープを仮ペグダウンします。この時点ではロープを強く張りすぎず、微調整できるようにしておきます。
- 四隅のロープを張ってペグダウンする
- タープの四隅のループにロープを結び、ペグで地面に固定します。ロープの長さを調整しながら形を整えます。
- ロープのテンションを調整し、タープの形を整える
- 自在金具を使ってロープの長さを調整しながら、タープ全体がピンと張るように微調整します。
- 最終調整&完成!
- 全体のバランスを確認し、ポールやロープの張り具合を最終調整すれば完成!
風の強い日はペグを深めに打ち込み、テンションを調整しながら安定させましょう。
日差しの向きにあわせてポールの高さを帰ると、快適な日陰が作りやすいですよ!
ビートルタープ
参考価格:¥9,750
カブトムシをモチーフにしたユニークな7角形のウィングタープ。
厚みのある150D生地とUVカット50+加工により、日差しと紫外線を強力に遮り、濃い影を作り出します。
7つのグロメットを使い分けることで、シンプルに設営したり、プライベート空間を確保したり、開放的なリビングを作ったりと、多彩なアレンジが可能です。
ビートルタープは、DODの「ザ・テント」シリーズや「ザ・ワンタッチテント」シリーズとの連結が可能です。
テントのフロントポールにタープのフックを掛けるだけで、リビングスペースをスムーズに拡張できます。
タープとテントの隙間を埋めるためのフラップもついているため、雨が入り込みにくくとても快適ですよ。
張り方
- タープを広げ、メインポールの位置を決める
- タープを広げ、八角形の形状を確認します。中央付近にメインポール2本を配置し、外周のロープを仮ペグダウンします。
- メインポールを立てる
- 中央のメインポール2本を立て、タープの中心部分を支えます。このとき、ロープを軽く張ってバランスを保ちます。
- 外周のロープを固定する
- タープの八角形の各ポイントにロープを結び、ペグダウンします。ロープの長さを調整しながら形を整えます。
- ポールの高さを微調整する
- ポールの高さを少しずつ調整し、均等なテンションがかかるように調節します。
- 最終調整&完成!
- ロープをしっかりと固定し、全体のバランスを整えれば完成。360度どの方向からも出入りしやすい開放的なタープが完成します。
強風時は、設営を避けるか、風向きを考慮して設営しましょう。
雨天時は、水が溜まらないように、傾斜をつけて設営するのがおすすめです!
キノコタープ
参考価格:¥16,500
自立式で簡単に組み立てられる、キノコみたいなワンタッチタープ。
フレームを広げ中央部分を押し上げるだけで、簡単に展開することができます。
すぐに広い影を作ることが出来るので、暑い夏や子連れのキャンプにおすすめです。
タープを固定するためのロープがフレームに結びつけられています。
あとから、ロープをつける手間が省けるので、より時短になります◎
持ち手のついた専用のキャリーバッグが付属しているため、運びやすさも抜群!



キノコタープとあわせて使ってほしいのが、「キノコタープ専用サイドパネル」。
サイドパネルをキノコタープに取り付けることで、目線を遮りプライベートを確保することができます。
キノコタープ専用サイドパネルは、しっかりと濃い影が作れる厚めの150Dポリエステル生地が採用されています。
ペグで固定できるようにループが縫い付けられているので、風で靡いてしまう心配もありません。



張り方
キノコタープの設営方法については、DOD公式YouTubeチャンネルで詳しく紹介されています。
ワンタッチ構造で組み立てが非常に簡単なため、動画を見ながらであれば、初めての方でも迷うことなく、あっという間に設営できますよ。
まとめ
キャンプやアウトドア、フェスで活躍するDODのタープは、機能性とデザイン性を兼ね備えた人気のキャンプギア。
多彩なキャンプシーンに対応するのでソロキャンプからファミリーキャンプまで全キャンパーにおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、お気に入りのタープを見つけてくださいね!

