アウトドアで使ってみたい憧れの人気アイテム、ダッチオーブン。
煮る、焼く、蒸す、炊くなど、あらゆる調理方法で使えるため、一台あると便利な調理器具です。
しかし、様々な人気メーカーからいろんな種類のものが販売されているので、どれを選んだら良いか分からなくて迷ってしまいますよね。
そこで今回は、初心者でも手軽に扱えるダッチオーブン7選をご紹介!
さらに、選び方のポイントや素材による違いも解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ひろ
新しいキャンプグッズに目がなく、商品を購入した週末には予定を立ててしまうくらいのキャンプ好きで、公共交通機関で行けるキャンプ場を探すのが得意とする、旅好きの女性ソロキャンパー。
Index
ダッチオーブンとは
鉄やステンレスなどの金属でできた蓋付きの分厚い鍋で、主にキャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンで使われます。
高火力にも対応でき、直火や焚き火でも安心して使える頑丈さが特徴!
蓋の部分に炭を直接おいて上からも加熱できたり、焚き火の中に直接入れたりすることができるので、豪快な野外料理にぴったりの鍋です。
最近ではガスコンロやIH対応の商品も多く、万能鍋として家庭用に使う人も増えています。
ダッチオーブンでできる調理方法
ダッチオーブンの蓋は鍋本体と同じく重厚な金属でできており、圧力鍋のように、蒸気を外に逃がしにくい構造になっています。
そのため、素材の水分と旨味を中にぎゅっと閉じ込める調理が可能!
シンプルな食材と調理法で、素材の味が凝縮された美味しい料理を作ることができます。
ここからは、ダッチオーブンでどんな調理法ができるのか、詳しく紹介していきます。
焼く
ダッチオーブンの最も基本的な調理法はロースト(焼く、炙る)です。
直火にかけながらダッチオーブンの蓋の上に炭を置くことで、本体の中は充分な熱源でまさにオーブンとなります。
熱がゆっくり全体に伝わるので、温度のムラができにくく、表面だけ焦げて中は生焼け、といった失敗を防ぐことが可能!
ローストチキンやローストポーク、ピザ、パン、グラタンなどにも最適です。
煮る
蓋と本体がしっかりと密閉されたダッチオーブンは、圧力鍋のような効果を発揮します。
そのため、少しの熱源でしっかりと熱を加えることが可能。
蓄熱性の高さとの相乗効果で中に熱を閉じ込めるので、シチューやポトフ、野菜のまるごと煮など、時間のかかる煮込み料理も、あっという間に出来上がります。
水分の蒸発を抑え旨味を閉じ込めるため、柔らかくジューシーな絶品煮込み料理が楽しめます!
蒸す
密閉性に優れたダッチオーブンは蒸し器としての機能にも優れています。
網を敷き少量の水を入れて蓋をして火にかければ簡単に蒸し料理が完成!
素材に水分が多く含まれている野菜なら、水を入れずに素材の水分だけでも蒸し上げられます。
トウモロコシやサツマイモの蒸し焼き、蒸し鶏、などに最適です。
炊く
密閉性の高い蓋によって、圧力釜の容量でお米をふっくらと炊くことも可能。
蓄熱性に優れているので一度熱を蓄えると冷めにくく、炊き上がったあとはタオルなどに包まなくても、温度が下がることはありません。
炊き込みご飯では、食材の旨味も引き出されるので、素材を生かした美味しさが楽しめます。
パエリア、いかめし、ジャンバラヤなど、和洋中様々なレシピにおすすめ!
燻す
ダッチオーブンならではの熱燻で、簡単に燻製を作ることも可能です。
底にアルミホイルを敷きスモークチップを置き、火にかけて煙が充分出たら、あとはそのまま置いておくだけ。
お手軽に自家製燻製ができちゃいます!
蓄熱性と密閉性が高いダッチオーブンならではの使い方です。
スモークサーモン、チーズスモーク、燻製ベーコンなどいろんな食材で燻製を楽しめます。
ダッチオーブンの種類とお手入れ方法
ダッチオーブンには主に、鋳鉄製、鉄板製、ステンレス製の3種類があり、素材により見た目やお手入れの仕方が異なります。
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
鋳鉄
鋳鉄(ちゅうてつ)は、ダッチオーブンの素材として、最もポピュラー。
溶かした鉄を型に流して製造した鍋で、重厚感のある厚みと熱伝導性の高さが特徴となっています。
長年使い込んで黒光りするダッチオーブンは「ブラックポット」と呼ばれ、キャンパーたちの憧れです!
大切に使い込んでいけば、油がなくても焦げ付かない最強の鍋に変化します。
ただし、しっかりとメンテナンスしないとサビが発生するため、定期的なお手入れは必須。
また、洗剤は使わない・急激な温度変化を与えないなど、扱いにも注意が必要です。
手入れは少し大変ですが、ダッチオーブンは「育てる鍋」とも言われており、ブラックポットを育てるのが、鋳鉄製ダッチオーブンの醍醐味ともいえます。
お手入れをしながら長く愛用したい方におすすめです。
鋳鉄製のダッチオーブンは中性洗剤を使うとサビの原因になるため、お湯とタワシを使って汚れをしっかり落とします。
汚れのこびり付きがひどい場合は一度水を入れて火にかけ、よごれを浮かせます。
鋳鉄は急激な温度変化に弱いため、熱い状態のダッチオーブンには水を入れないように注意しましょう。
洗ったあとは水気を拭き取り、空焼きして完全に乾かします。
植物油を全体に薄く塗り、もう一度煙が出るまで加熱したら、あとは自然に冷ましましょう。
黒皮鉄板
黒皮鉄板は、1枚の鉄板をプレスしながら成型し、表面に酸化皮膜コーティングを施しているため、サビにくく手入れがしやすいダッチオーブンとして人気です。
また、衝撃や急な温度変化にも強いので、鋳鉄製よりも簡単に扱うことができます。
使用前には鋳鉄製と同様、シーズニングが必要ですが、使用後は洗剤でゴシゴシ洗うことが可能!
中には、出荷時にすでに油をなじませてあり、シーズニング不要の製品もあります。
メンテナンスがしやすいので、初心者キャンパーにおすすめのダッチオーブンです。
黒皮鉄板性のダッチオーブンは、中性洗剤の使用が可能なので、普通の鍋と同じようにゴシゴシ洗えます。
洗ったあとは、水気を拭き取り、空焼きして完全に乾かしましょう。
最後に植物油を薄く塗れば完了です。
ステンレス
ステンレスは軽量で錆びにくく、熱伝導性と保温性に優れた素材で、家庭用の鍋で一般的に使われています。
そのため使う際のメンテナンスも、家庭用鍋と同じように洗剤でゴシゴシ洗えます。
メンテナンスの手間を省きたい人はもちろん、ダッチオーブンを初めて使う人にもおすすめです。
IHや電気プレート、ガスコンロといった熱源に対応している商品が多いので、家庭で使いやすい点も魅力。
一方、炭火で使用すると表面が汚れやすかったり、熱を逃さない分焦げ付きやすかったりするところはデメリットといえます。
ステンレス製のダッチオーブンのお手入れはとても簡単。
家庭用の鍋と同じように、中性洗剤とスポンジで汚れを洗い流せばOKです。
ダッチオーブンの選び方
素材による特性が分かったら、次はダッチオーブンを選ぶときのポイントを3つご紹介します!
使うシーンに合わせて、作る料理の種類や量を想定し、自分にあったものを選ぶと良いでしょう。
サイズで選ぶ
ダッチオーブンは主に8インチ(1~2人用)、10インチ(2~4人用)、12インチ(4人以上用)の3つのサイズが主流です。
サイズ選びに迷ったら、直径25センチほどの10インチがおすすめ!
10インチ鍋の容量は約5Lで、ご飯なら7合程度炊くことができます。
元々重量のあるダッチオーブンは、大きすぎると持ち運びに不便になってしまうため、人数や作る料理を想定し、ジャストサイズを選ぶと良いでしょう。
8インチ(直径20cm)1~2人用 | 10インチ(直径25cm)2~4人用 | 12インチ(直径30cm)4人以上用 |
使用シーンから選ぶ
使うシーンを想定すると、より明確に自分にあったタイプのダッチオーブンが分かってきます。
チェックするポイントを詳しく見ていきましょう。
アウトドア用なら炭が乗せられるフラット蓋
アウトドアでダッチオーブンを使用する際、炭の直火で高温加熱ができるとより美味しいキャンプ飯を楽しむことができます。
蓋の上からも炭を乗せて加熱できるよう、深さのあるフラット蓋タイプがおすすめ!
また、足つきダッチオーブンなら、炭火に直置きしても安定して調理することが可能。
ワイヤーハンドルがあれば、トライポッドに吊るして使うこともできます。
家庭用ならIH対応
自宅で調理鍋としてダッチオーブンを使う場合は、鍋底に脚のないフラットタイプがおすすめです。
IHコンロのご家庭は、説明書などを参照し、IHに対応している商品かどうかをきちんと確認しておきましょう。
また重すぎると家庭では扱いにくいので、8~10インチ程度の小型サイズを選ぶと良いでしょう。
初心者ならシーズニング不要タイプ
シーズニングとは、ダッチオーブンを初めて使用する際に必要な下準備のこと。
新品のダッチオーブンには錆防止のワックスや油が塗ってあり、そのまま使用すると食材に匂いが移る原因になるため、初めて使用する際はシーズニングが必須です。
しかし、製造途中でシーズニングを施しているダッチオーブンもあるので、初心者やダッチオーブンの扱いに慣れていない方はシーズニング不要タイプがおすすめです。
① | たっぷりと水を入れたダッチオーブンを火にかけ、沸騰したら火を止める |
---|---|
② | コーティングのワックスを取るために、食器用洗剤とたわしでゴシゴシ洗う 洗い終わったらタオルで拭いて、自然乾燥させる(急いでいる場合は、弱火にかけて乾かすのもOK) |
③ | 完全に乾いたダッチオーブンに、キッチンペーパーで薄くオリーブオイルを塗る 本体の裏や外側、蓋の両面まですみずみに伸ばし、余分な油は拭き取る ※塩分を含む油はNG、オリーブオイルがオススメ |
④ | 油を塗ったダッチオーブンを、中火にかける 煙が出始めたら弱火にして、煙が出なくなるまで加熱し、ダッチオーブンを黒く変化させていく 煙が出なくなったら火を消し、再びオリーブオイルを薄く塗る ③と④の工程を4~5回ほど繰り返し、油の膜をしっかり作る |
⑤ | 鉄臭さを消すために野菜くずを炒め、ダッチオーブンの臭い取りをする 炒め終わったら火を止め、野菜くずを取り除く ※蓋の内側でも炒めることを忘れずに! |
⑥ |
熱が冷める前に、再びオリーブオイルを薄塗りしていく(本体の外側、裏、フタも忘れずに塗る) |
※④の油を塗る作業は、ダッチオーブン使用後にもお手入れとして必ず実施します。
この作業を繰り返すことにより真っ黒でツヤツヤになった「ブラックポット」ができます。
おすすめ人気ダッチオーブン7選!
ここからは、初心者でも手軽に扱えるおすすめ人気ダッチオーブン7選を詳しく紹介していきます!
メーカーにより様々な機能のついた、こだわりのダッチオーブンをチェックしてみましょう。
- コールマン「ダッチオーブンSF(8インチ)」
- ロッジ「キャンプオーブン 10インチ」
- キャプテンスタッグ「ダッチオーブン」14cm
- ロゴス「SLダッチオーブン」
- スノーピーク「 和鉄ダッチオーブン」
- ユニフレーム「UFダッチオーブン8インチ」
- SOTO「ステンレスダッチオーブン 10インチ」
コールマン「ダッチオーブンSF(8インチ)」
コールマン ダッチオーブン「SF(8インチ)」は、植物性オイルでコーティングされており、面倒なシーズニングが不要!
脚なしタイプのダッチオーブンなので、家庭のキッチンでも使用可能です。
熱くなった蓋を手で触らずに済むリッドリフターがついているのもうれしいポイントですね。
2〜3人の少人数でのキャンプ、また2台目として重宝するサイズで、収納ケースに入れて持ち運べるので、移動も楽らくできちゃいます。
サイズ | 直径20×深さ10 cm | 材質 | 鋳鉄 |
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重さ | 3.5 kg | 洗剤の使用 | ✕ |
容量 | 1.7 L | シーズニング | 初回のみ不要 |
ロッジ「キャンプオーブン 10インチ」
ロッジ「キャンプオーブン10インチ」は、ロッジから販売されている、キャンプ専用のダッチオーブンです。
キャンプに最適な脚つきダッチオーブンで、焚火や炭火の中に直接立てて、加熱調理することが可能。
蓋には縁が付いているので、炭を乗せて加熱しやすく、裏返せば鉄板としても使えます!
また、出荷前に大豆油で慣らし作業が行われているため、シーズニングが不要。
鋳鉄製ダッチオーブンを手軽に味わえるため、初心者から上級者までおすすめのダッチオーブンです。
サイズ | 直径25.5×深さ10.5cm | 材質 | 鋳鉄 |
---|---|---|---|
重さ | 5.9kg | 洗剤の使用 | ✕ |
容量 | − | シーズニング | 初回のみ不要 |
キャプテンスタッグ「ダッチオーブン」14cm
キャプテンスタッグ「 ダッチオーブン」14cmは、洗剤の使用が可能で、空焼きの手間もかからない、手頃で使いやすいダッチオーブンです。
お手入れは、食器用洗剤で洗ったあと、植物油を塗るだけでOK。
価格も1万円を下回るリーズナブルさで、ダッチオーブンを試してみたい人におすすめです。
サイズ | 直径14×深さ10.0cm | 材質 | 鋳鉄 |
---|---|---|---|
重さ | 1.5 kg | 洗剤の使用 | ◯ |
容量 | 0.7 L | シーズニング | 必要 |
ロゴス「SLダッチオーブン」
ロゴス「SLダッチオーブン」は植物性オイルを錆び防止として塗ることで、丸洗い後に即使用可能なダッチオーブンです。
さらに面倒なシーズニングも、油を塗布して慣らすことも必要なく、お手入れは本当に簡単。
付属の専用キャリーバッグはポリエステル素材で油染みしにくく、まわりの物を汚さず収納することができます。
IH対応なので、アウトドアはもちろん、家庭用にも使用可能。
別売りのアクセサリも豊富で、機能を拡張して手軽に多場面でダッチオーブンを楽しみたい人におすすめです。
サイズ | 直径26×深さ13.5cm | 材質 | 鋳鉄 |
---|---|---|---|
重さ | 5.5kg | 洗剤の使用 | ✕ |
容量 | 4.0 L | シーズニング | 不要 |
スノーピーク「 和鉄ダッチオーブン」
スノーピーク「和鉄ダッチオーブン」は、鋳鉄よりさらに強靭なダクタイル鋳鉄を使用しています。
ダッチオーブンとしては驚きの薄さと軽さが特徴で、ヒートショックや衝撃にも強く、取り扱いも楽ラクです。
ハンドルの形状も握りやすく、持ち運びしやすいうえに、吊り下げフックやリフターにも対応する設計。
蓋には、炭を載せた時に落ちにくいフチを備え、アウトドアで使いやすい工夫がされています。
また、軽さとIH対応の平底は、家庭のキッチンでも活躍することまちがいなしです。
サイズ | 直径26.8×深さ12.0 cm | 材質 | ダクタイル鋳鉄 |
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重さ | 2.7 kg | 洗剤の使用 | ✕ |
容量 | 5.4 L | シーズニング | 必要 |
ユニフレーム「UFダッチオーブン8インチ」
ユニフレーム「UFダッチオーブン8インチ」は、錆びにくくお手入れも簡単な黒皮鉄板製です。
1枚の鉄板から作られたユニフレームのダッチオーブンは、優れた熱伝導率で全体をムラなく加熱し、料理をとても美味しく仕上げてくれます。
落としても割れず、急加熱・急冷却(ヒートショック)にも強いので、初心者にも安心な一品!
本体底面は脚がなく、平らなのでツインバーナーやキッチン(ガス・IH)でも使用可能なのが嬉しいですね。
サイズ | 直径20.5×深さ9.5 cm | 材質 | 黒皮鉄板 |
---|---|---|---|
重さ | 4.2 kg | 洗剤の使用 | ◯ |
容量 | 2.9 L | シーズニング | 必要 |
SOTO「ステンレスダッチオーブン 10インチ」
SOTO「ステンレスダッチオーブン 10インチ」は、オールステンレス製のダッチオーブンです。
サビに強いステンレス素材で、鋳鉄製のダッチオーブンにも遜色ないほど保温性が高くIHにも対応しています。
ステンレスなので食器用洗剤、食洗機の使用が可能。
ダッチオーブンは使いたいけど、シーズニングは面倒という方や、とにかく手間なくお手入れをしたい方におすすめです!
サイズ | 直径25.9× 深さ11.5 cm | 材質 | ステンレス |
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重さ | 5.0 kg | 洗剤の使用 | ◯ |
容量 | 4.8 L | シーズニング | 不要 |
おすすめ人気ダッチオーブン比較一覧表
製品名 | |||||||
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特徴 | 2〜3人の少人数でのキャンプに最適なサイズ | 蓋を裏返して鉄板として使用できる | リーズナブルでお手入れ簡単 | お手入れ簡単、専用キャリーバックがかわいい | 鋳鉄より丈夫な素材で、驚きの薄さと軽さ | 1枚板から作られた、落としても割れない鍋 | 手間なくお手入れ、保温性が高い |
材質 | 鋳鉄 | 鋳鉄 | 鋳鉄 | 鋳鉄 | ダクタイル鋳鉄 | 黒皮鉄板 | ステンレス |
サイズ | 直径20×深さ10 cm | 直径25.5×深さ10.5cm | 直径14×深さ10.0cm | 直径26×深さ13.5cm | 直径26.8×深さ12.0 cm | 直径20.5×深さ9.5 cm | 直径25.9× 深さ11.5 cm |
重量 | 3.5 kg | 5.9kg | 1.5 kg | 5.5kg | 2.7 kg | 4.2 kg | 5.0 kg |
容量 | 1.7 L | − | 0.7 L | 4.0 L | 5.4 L | 2.9 L | 4.8 L |
洗剤の使用 | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
シーズニング |
初回不要 その後油塗りのみ |
初回不要 その後必要 |
初回不要 その後油塗りのみ |
不要 水洗いのみ |
必要 |
必要 その後油塗りのみ |
不要 |
IH対応 | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
付属品 | 収納ケース/リッドリフター | − | − | 専用キャリーバッグ | スキレッド | レシピブック | 底網 10インチ用(ステンレス) |
ダッチオーブンで作るおすすめキャンプ飯レシピ
ダッチオーブンを使えば、普段ご家庭ではなかなか作ることができないキャンプ飯ならではのレシピを楽しめます。
今回はダッチオーブン初心者向けに簡単に作れるレシピを5つ紹介します。
お子さんと一緒に作れるお手軽レシピも参考に、いつものキャンプ飯とは一味違う、本格的なキャンプ飯を作ってみましょう!
ローストチキン
<材料>(4人分) |
丸鶏:1羽 玉ねぎ:1個 じゃがいも:小3個 人参:1本 にんにく(お腹に詰める):6〜7片(お好みの量) しいたけ(お腹に詰める):3枚(お好みの量) じゃがいも(お腹に詰める):小1個(お好みの量) 塩(下味用):適量 胡椒(下味用):適量 ★醤油(ソース用):適量(肉汁100ccに大さじ2) |
---|---|
<作り方> |
①丸鶏に満遍なく塩と胡椒をすり込み下味をつける(多すぎるかなと思うくらいでちょうど良い。最低でも1時間、可能であれば1日かけて下味を付ける) ②丸鶏のお腹の中に、皮を剥いたにんにく(6〜7片)、しいたけ(粗みじん切り)、じゃがいも(粗みじん切り)を詰める(竹串などで蓋をした方が良いが、しなくても問題ない) ③ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き丸鶏を入れる ④空いてるスペースに皮付きのまま4等分にした玉ねぎ、皮付きのじゃがいも、皮付きの人参を配置して蓋をする ⑤炭火をしっかり起こし(炭が白くなるくらい)、ダッチオーブンを置いて蓋の上にも炭を乗せる(蓋の上に炭を多めに置いた方が美味しくできる) ⑥調理時間は1時間(気になって薪をくべたりすると表面だけ焦げてしまうこともあるので我慢して放置する。万が一焼き加減が不足していても後から追加で焼けばOK) ⑦1時間経ったら完成 |
鳥を丸ごと入れるので10インチ以上のダッチオーブンで作るのが向いています。
野菜は栄養価が高い皮ごと焼くのがおすすめ!特に玉ねぎは皮を剥いてしまうと焼いている間に溶けてなくなってしまうので皮付きのまま焼いてください!
底にオルミホイルを敷くと調理後の後片付けも楽チンです。
焼き芋
<材料>(4人分) |
さつまいも:4個 石焼き芋用の小石 |
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<作り方> |
①ダッチオーブンの底一面いっぱいに石を敷く ②その上にさつまいもをアルミホイルでまかない状態でおく ③直火で熱する(蓋は開け放したままか、1/3はあけておく) ④40〜60分じっくり焼き、串でさしてスッと通ったら完成 |
さつまいもは水分を飛ばさないと甘くならないので、必ずダッチオーブンの蓋を1/3ほど開けて水分を蒸発させましょう。
無水カレー
<材料>(4人分) |
ごはん:どんぶり4杯(800g) 鶏もも肉:400g トマト:4個(800g) 玉ねぎ:2個(400g) にんじん:1本(150g) 塩こしょう:少々 有塩バター:20g おろしにんにく:小さじ1/2 おろししょうが:小さじ1/2 カレールウ:4かけ(80g) |
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<作り方> |
①トマトは縦半分に切ってへたを取り除き、一口大に切る 玉ねぎは縦半分に切って芯を取り除き、1cm角に切る にんじんは端から斜めに包丁を入れ、まわしながら一口大に切る(乱切り) ②鶏肉を一口大に切って塩こしょうをふる ③ダッチオーブンにバターを入れて中火で熱し、バターが半分ほど溶けたら玉ねぎを入れてしんなりとするまで炒める ④鶏肉、おろしにんにく、おろししょうがを加えて肉の色が変わるまで炒める ⑤トマト、にんじんを加え、トマトをつぶしながら油がまわるまで炒める。ふたをして具材から水分が出てやわらかくなるまで弱火で40分ほど煮る ⑥火を止めてカレールウを加え、溶けるまで混ぜる ⑦再び弱火で熱し、とろみがつくまで混ぜながら5分ほど煮たら完成 |
焦げつかないように時々混ぜましょう。
圧力鍋のように使用するので、ダッチオーブンは密閉性の高いものがおすすめ!
ジャンバラヤ
<材料>(4人分) |
玉ねぎ:1個 パプリカ:1個 ニンニク:1個 鳥もも肉:200g ソーセージ:2袋 米:3合 トマト缶:1缶 水:200cc 塩コショウ:少々+ふたつまみ チリパウダー:ひとつまみ ターメリック:大さじ1 コンソメ:2個 オリーブオイル:適量 |
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<作り方> |
①玉ねぎ、パプリカ、ニンニクをみじん切りに。鳥もも肉、ソーセージはお好みの食べやすい大きさに切る ②ダッチオーブンを暖めてオリーブオイルをひき、ニンニクを炒める ③ニンニクの香りがしてきたら、玉ねぎを投入 ④玉ねぎが飴色になったら、鶏肉、ソーセージ、パプリカも加える油が全体に回ったら塩コショウを少々 ⑤米投入。全体に油が回るように混ぜる ⑥トマト缶とトマト缶の半分の水(200ml)を入れる ⑦コンソメ、ターメリック、チリパウダー、塩コショウふたつまみを入れる ⑧米に芯がなく、水っぽさも無くなったら完成 |
ケチャップを大さじ2入れてもGOOD!!鳥もも肉とソーセージは片方だけでも大丈夫です!
ターメリックがなければカレールーでも代用できます。
ピザ
<材料>(4人分) |
トマトソース:適量(お好みのソース) チーズ:適量 強力粉:100g 塩:少し オリーブ油:10cc 水:40~50cc ドライイースト:5~6g お好みの具材(玉ねぎ、トマト、サラミなど):適量 |
---|---|
<作り方> |
①ボウルに強力粉100g、オリーブ油、水、塩、ドライイーストを入れよくこねる ②うまくこね合わせたらラップをして30分くらい温かい所におき発酵させる ③麺棒で薄く伸ばしアルミホイルにのせ、トマトソースなどお好みのソースを塗る ④トマトソースなど、お好みのソースを塗り、好きな具材をトッピングする ⑤クッキングシートを敷いたダッチオーブンにピザを入れる ⑥蓋をし、上にも炭をのせ両面から焼く。10~15分でチーズがとけたら完成 |
ピザ生地は市販のものでも美味しく焼けます。
下火より上火が重要なので、蓋に炭火を乗せて表面はしっかりと焼き上げて、生地はモチモチに仕上げましょう!
おすすめのダッチオーブンまとめ
- 一つあれば焼く、煮る、蒸す、揚げる、など様々な料理が楽しめる
- 重量があるので、人数や用途に最適なものを選んで持ち運ぼう
- お手入れは面倒でも鍋を育てるのが醍醐味
- 最近ではお手入れがラクなものも発売されている
- ダッチオーブン初心者か、熟練キャンパーかによって、自分に向いているものを選ぼう
様々な料理を美味しく調理でき、より一層キャンプシーンを盛り上げてくれるダッチオーブン。
アウトドアはもちろん、家庭用でも使えるものが多数あり、一つ持っていて損はないアイテムです。
ぜひ、自分にあったダッチオーブンを見つけて、大切にお手入れしながら愛用してください!