キャンプや車中泊での睡眠は、自宅のように快適とはいかないものですよね。
特に、キャンプ場の地面の凹凸や冷気は、快適な睡眠を妨げる大きな要因です。
インフレーターマットは、そんな悩みを解決してくれる、キャンプや車中泊に欠かせないアイテムです。
本記事では、CAMPON編集部が厳選した最強インフレーターマット10選をご紹介します。
選び方のポイントやよくある質問もまとめたので、ぜひ参考にして、自分にぴったりのインフレーターマットを見つけてくださいね!
Index
インフレーターマットとは
インフレーターマットは、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンで快適な睡眠をサポートするマットのこと。
内部のウレタンフォームが、つぶれても元の大きさに戻ろうとする性質を利用して、バルブを開けるだけで自動的に膨らみます。
収納時は、ウレタンフォームをつぶして空気を抜くことで、コンパクトにすることができます。

寝心地を重視して作られており、優れたクッション性や高い断熱性があるのはもちろんのこと、まるで自宅のベッドで寝ているかのような安心感があります。
地面の凹凸や冷気をシャットアウトし、快適な睡眠をサポートします。
高機能なマットが多いのでアウトドアシーンだけでなく、来客用や災害時にもおすすめです。
インフレーターマットとエアーマットの違い
インフレーターマットに似たアイテムにエアーマットがありますが、2つのマットの大きな違いは中身にあります!
インフレーターマットにはウレタン、エアーマットには空気が入っています。
中身の違いで、使い勝手や寝心地、重さに違いがあるので、好みや使用シーンに合わせて選ぶのが重要です。
2つのマットの違いを以下の表にまとめました。
インフレーターマット | エアーマット | |
---|---|---|
中身 | ウレタンなどのフォーム | 空気 |
使い勝手 |
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寝心地 |
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収納サイズ・重量 |
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おすすめのシーン |
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エアーマットはポンプや口で空気をいれるため、空気量を自分の好みに調整できるのがメリット。
地面の凹凸を感じたり、冬場は地面からの冷気を感じやすいため、寝心地を重視する人や寒い季節には不向きです。
一方、インフレーターマットはクッション性と断熱性が高く、地面の凹凸を感じにくいため寝心地が抜群!
しかし、重量がやや重く収納サイズも比較的大きくなるため、キャンプや冬のアウトドアで使うのがおすすめです。



インフレーターマットをつかうメリット・デメリット
インフレーターマットを選ぶ際に、チェックしたいポイントをご紹介します!
ポイントをよく確認して、自分にピッタリのインフレーターマットを選びましょう。
メリット
- 簡単に膨らむ
- 寝心地が快適
- 断熱性に優れている
インフレーターマット最大のメリットは、バルブを開くだけで空気が入り、自然に膨らむため、とても設営が楽で時短という点です。
ポンプなどの道具を使う必要がなく、設営の手間を大幅に短縮できます。



また、ウレタンが入っていることで快適な寝心地や断熱性がエアマットに比べて高いこともメリットの一つです。
インフレーターマットは、体の圧力を分散してくれるので、まるで自宅のベッドで寝ているかのように快適な睡眠を得られます。
さらに、地面からの冷気を遮断してくれるので、冬キャンプでも暖かく過ごせます。
デメリット
- 長時間放置すると自動で膨らまない
- かさばる
インフレーターマットは、内部のウレタンフォームが元の大きさに戻ろうとする力で膨らむ仕組みです。
しかし、長期間放置するとウレタンフォームが圧縮され、膨らみにくくなることがあります。
頻繁な使用は問題ありませんが、1年程度の長期保管は注意が必要です。
かさばる問題に関しては圧縮ベルト付きのインフレーターマットを選ぶと、コンパクトに収納できておすすめです。
また、収納袋に入れる前に、膝や体重をかけて空気をしっかり抜くと、より小さく畳めますよ。
インフレーターマットの選び方のポイント
インフレーターマットを選ぶ際に、チェックしたいポイントをご紹介します!
買った後に「思ったものと違う!」と思うことがないように、自分にあったものを選びましょう。
サイズ
使用人数や使用場所、体型にあわせて適切なサイズのインフレーターマットを選びましょう。
一人で使う場合、横幅60cm程度あれば肩幅まで収まります。
体格が大きい方やゆったり眠りたい方は、横幅100cm前後のセミダブルサイズがおすすめ!
二人で使う場合は、横幅が135cm以上のダブルサイズモデルが窮屈さがなく快適です。
また、インフレーターマットは幅だけでなく、長さのバリエーションも豊富なので長さも必ずチェックしましょう。
自分の身長以上の長さのマットを選ぶと、身体がすっぽり収まって快適に眠る事ができますよ。
スナップボタンやトグルでの連結が出来るかも要チェック!
連結可能なモデルは、使用人数やテント・車の大きさにあわせてサイズを変えられるのが魅力です。
厚み
インフレーターマットは厚みによって持ち運びやすさや寝心地が大きく変わります。
そのため、寝心地と運びやすさのバランスを考えてマットを選ぶのがおすすめです。
各厚みの特徴を表にまとめました。
厚み | 特徴 |
---|---|
3cm以下 |
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5~8cm |
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10cm以上 |
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寝心地を重視する方におすすめしたいのが「10cm」以上の厚みがあるマット。
優れたクッション性や断熱性があるので、凹凸や冷気などが感じないのが魅力です。
厚みが5~8cmのマットは、寝心地と収納時のバランスが良く人気のタイプ!
3cm以下のタイプは、他の厚みよりクッション性がないので、寝心地より持ち運びやすさを重視する方におすすめです。
準備・片付けのやりやすさ
キャンプ場ではチェックアウトの時間が決まっている事が多く、撤収作業はできるだけ時間を掛けずに行いたいですよね。
そんな時には、空気を抜きやすく片付けやすいモデルを選ぶのがオススメ!
バルブが2つあるものは空気の抜けが早く、余計な力も不要なので空気を抜きながらスムーズに折りたたむことができます。
力に自身のない人や初心者でも、簡単に片付けられるのが大きなメリットです。



CAMPON編集部がおすすめするインフレーターマット5選【シングル】
ここからは、CAMPON編集部がおすすめするシングルサイズのインフレーターマット5選を紹介します。
厚みが5cm以上のふかふかのインフレーターマットをセレクトしました。
ワイドキャンプマット【フューチャーフォックス】
参考価格:¥15,800
- 広めのサイズ設計でゆったり快適に眠れる
- 収納がコンパクトで持ち運びやすい
- 自動膨張機能がスムーズでキャンプ初心者にも使いやすい
- バルブの耐久性にやや不安があるとの口コミあり
厚み8cmかつ幅が90cmで、寝心地が快適な最強ワイドキャンプマット。
体格が大きな方が横になっても、しっかり収まるほど広々としたサイズ感です。
肌触り抜群のスウェード生地が採用されており、夏は肌触り良く、冬は温かみを感じられます。
フューチャーフォックスで販売されているワイドコットとあわせて使うのにぴったりのサイズなので、あわせて使うことで極上の寝心地になります。
インフレーターマット【ヴァストランド】
参考価格:¥6,780
- 滑り止め加工が施されており、寝返りを打ってもズレにくい
- 価格が比較的リーズナブルでコスパが良い
- 保温性が高く、寒い季節でも暖かい
- 厚みがある分、収納にコツが必要
約1分という驚異的なスピードで膨らむ、ヴァストランドのインフレーターマット!
バルブを開けて放置しておくだけで、あっという間にパンパンの状態になるので、設営時間を大幅に短縮できます。
厚み8cmという満足感のあるボリュームも、このインフレーターマットの大きな特徴です。
地面の凹凸や硬さを感じにくく、まるで自宅のベッドで寝ているかのような快適な寝心地を実現します。
2.7kgと軽量でコンパクトに収納できるため、車載スペースを圧迫することもありません。
キャンピングマット2.5w【スノーピーク】
参考価格:¥30,800
- 薄めのデザインでコンパクトに収納可能
- 軽量設計で持ち運びがしやすい。
- 耐久性が非常に高いため、長く使える。
- クッション性が弱いため、快適さを求める人には物足りない
重量が1.9kgと軽量で持ち運びやすいインフレーターマット。
軽くてコンパクトなサイズ感なので、荷物を減らしたいソロキャンプや、移動距離が長い登山キャンプにも最適です。
横幅が77cmと広めで、マットから落ちてしまう心配もなく快適に眠ることができます。
さらに、裏地にはノンスリップ加工が施されているため、テント内でマットが滑ることがなく安心して眠れます。
ノズル接続口が付いており、マットのノズルを差し込むことで、好みの硬さまで空気を注入できます。



ソトネノキワミ【DOD】
参考価格:¥24,370
- 極上のクッション性で、地面の凹凸を完全に吸収
- ワイドサイズで快適な寝心地を確保
- バルブが大きめで、素早く膨らむ
- 表面が滑りやすいため、寝返りでズレることがある
厚さ10cmのクッション性抜群で寝心地抜群の最強アイテム。
バルブを開けて5分待つだけで、追加の空気入れが不要なほど十分に膨らみます。
キャンプマットのシーツ部分は取り外して洗濯機で丸洗いができるため、いつでも清潔な状態で使うことが可能です。



ワイドキャンプマット【WAQ】
参考価格:¥15,980
- 厚さ10cmで快適な寝心地
- 自動膨張機能がスムーズでセットアップが簡単
- 収納袋が大きめで片付けやすい
- 重量があるため、徒歩キャンプには不向き
高い断熱性で季節を問わず使いたいインフレーターマット。
幅が70cmで一般的なマットに比べて広く作られており、快適に眠ることができます。
オートエアバルブが採用されており、バルブを開くと自動で空気が入ります!
また、バルブには逆流防止弁がついているため空気の逆流を防ぎ、空気を効率よく取り込めます。



CAMPON編集部がおすすめするインフレーターマット5選【ダブル】
ここからは、CAMPON編集部がおすすめするダブルサイズのインフレーターマット5選を紹介します。
マット毎に幅に違いがあるため、サイズをよく確認してから購入しましょう!
キャンパーインフレーターマットハイピーク【コールマン】
参考価格:¥24,970
- クッション性が高く、快適な寝心地。
- 広めのサイズでゆったりと眠れる
- 耐久性が高く、長く使える
- 表面が滑りやすいため、寝返りでズレることがある
厚み10cmでクッション性が高く、快適な寝心地のキャンパーインフレーターマットハイピーク。
広めのサイズ設計で、ゆったりと眠れるのが魅力です。
PVC加工が施されているため、耐久性が高く長く使えるのが特徴です。



55セルフインフレートマット・DUO【ロゴス】
参考価格:¥16,940
- クッション性が高く、快適な寝心地。
- 自動膨張が早いため、設営が楽。
- 収納がコンパクトで持ち運びしやすい。
-
表面が滑りやすいため、寝袋がズレやすい
空気の出し入れが早い、ワイドバルブが採用されたインフレーターマット!
ワイドバルブは、2箇所についているため空気の出し入れがより早く快適です。
好みにあわせてグリーンとブラウンを使いわけできるリバーシブルデザインが採用されています。



インフレーターマット【フィールドア】
参考価格:¥15,800
- 厚みとクッション性がしっかりしており、地面の凹凸を感じにくく快適な寝心地
- 軽量設計で、収納もコンパクトにできる
- バルブが4箇所についており、空気が入るのが早い
- 耐久性にやや不安があり、長期間使用するとヘタリが出やすい
フィールドアのインフレーターマットは、コスパの良さと快適な寝心地を兼ね備えた人気モデル。
マット部分に、バルブが2個ついているうえに自動膨張機能も付いているため、セットアップが簡単なのでで初心者でも安心して使えます。
また、左右の枕には各1個ずつバルブがついているため、硬さの調整を簡単に行うことができます。
軽量設計でコンパクトに収納できるため、持ち運びにも便利です。
インフレーティングマット(ダブル)【キャプテンスタッグ】
参考価格:¥11,000
- ダブルサイズながら軽量
- コンパクトに収納できる
- 価格がリーズナブル
- 収納サイズが大きめで、持ち運びや保管に場所を取る
ダブルサイズのインフレーターマットですが、2.5kg以下ととても軽量で持ち運びやすさ抜群!
PVC加工が施されているため、強度が高く防水性も兼ね備えています。
価格がリーズナブルなため、初めてのインフレーターマットやお子さんとの初キャンプにもおすすめです。
インフレーターマット【KAKURI】
参考価格:¥14,080
- シンプルで使いやすい設計
- コストを抑えたい方に最適なエントリーモデル
- 初心者にもおすすめ
- 保温性がやや低いため、寒い季節にはブランケットなどの工夫が必要
長さが200cmあるので、男性でも足を伸ばしてゆったりと眠れるインフレーターマット。
スウェード生地が採用されているため、接触冷感がなく暖かいため、寒い日でも快適に眠れます。
車中泊で車のシートを倒したときの段差や、キャンプ場の地面の凸凹を解消するので安心して眠れます。
インフレーターマットのよくある質問
最後に、インフレーターマットのよくある質問を紹介していきます!
知っておくと、便利な内容ばかりなので要チェックです!
空気を簡単に抜くには?
逆流防止弁がついていない場合、空気を抜くと同時に空気が入ってしまい、慣れるまでは片付けが難しく感じることがあります。
そんなときは、電動ポンプを使うのがおすすめ!
電動ポンプを逆噴射すると、簡単かつ短時間で空気を抜くことができます。


穴が空いた時はどうしたらいい?
穴が開いてしまっても、リペアキットを使って収納することで穴を塞ぐことができます。
リペアキットが付属しているモデルもありますが、付属していない場合は別売りのものを購入しましょう。
また、リペアキットの大きさを超える大きな穴は防ぐことができません。
そのため、大きな穴が空いてしまったら買い替えることをおすすめします。
購入した店舗やブランドの保証期間内の場合は、修理や交換に出すのもおすすめですよ!
ニトリやワークマンにも売ってる?
インフレーターマットはニトリやワークマンでも購入できます。
ニトリでは、主に家庭用の寝具やアウトドア向けの商品として手頃な価格で展開されており、シンプルなデザインが特徴です。
一方、ワークマンではキャンプやアウトドアを意識した耐久性の高い商品が揃っていて、コスパも良いと評判です。
しかしながら、ニトリやワークマンのインフレーターマットは、価格を抑えた分、クッション性や保温性に満足できないと言う人もいます。



この記事で紹介しているマットは、クッション性や耐久性、さらに収納のしやすさなど、総合的な性能が優れています。
そのため、長く愛用できる最強のインフレーターマットを探している方はこの記事で紹介しているマットを選ぶのがおすすめですよ!
インフレーターマットで快適なキャンプライフを過ごそう
インフレーターマットは、キャンプでの睡眠の質を大きく向上させてくれる便利なアイテムです。
適度なクッション性と高い保温性があり、地面の凹凸を吸収し冷気をしっかりシャットアウトします。
インフレーターマットは、耐久性が高く収納のしやすさにも優れているため、長く愛用できる点も魅力です。
キャンプの睡眠環境を整えることで、翌日のアクティビティも思いきり楽しめます!
ぜひ、自分に合うインフレーターマットを見つけて、快適なキャンプライフを満喫してくださいね。