アウトドアでお湯を沸かすのって結構時間がかかる……
別々に買うのは面倒!バーナーとクッカーのセットってないの?
そんな人におすすめしたいのがジェットボイル。
バーナーとクッカーが一体型のジェットボイルは初めてでも使いやすく、たった2~3分でお湯が沸騰するので待つストレスがありません!
その利便性からキャンプや登山シーンで一気に普及し、今やアウトドア調理器具の人気製品に。
本記事では、ジェットボイルの全6種類の選び方とおすすめポイントを紹介します。
ひろ
新しいキャンプグッズに目がなく、商品を購入した週末には予定を立ててしまうくらいのキャンプ好きで、公共交通機関で行けるキャンプ場を探すのが得意とする、旅好きの女性ソロキャンパー。
Index
ジェットボイルとは?魅力と選び方のポイント
ジェットボイルの魅力と使い方、選び方のポイントを紹介します。
超高速でお湯が沸く!一体型のアウトドア用調理器具
ジェットボイルはアウトドアで手軽に調理を楽しむために開発された、バーナーとクッカーが一体になった調理器具です。
ジェットボイルが特に優れている点は、圧倒的な速さでお湯を沸かせること!
わずか2~3分で500mlの水が沸騰するので、そのぶん燃料の消費も抑えられます。
省エネで燃料のコスパも良い◎
キャンプや登山の時間が充実すること間違いなし!
とにかく沸騰までが早いのがジェットボイル。
一般的なガス缶とコンロを使う場合、お湯を沸かすまで5分から10分かかることもざら。
アウトドアでガスバーナーを使用するときは、火元を常に見守る必要があります。
お湯が沸くのを待つあいだ、他の作業はおあずけに…
ジェットボイルはあっという間にお湯が沸くので、そのぶん他の行動に余裕ができます。
- 温かい飲み物を短時間で用意したいとき
- 煮込み料理など、お湯を使うレシピを並行して調理するとき
- なにかと忙しくなりがちな朝の準備のとき
最速沸騰モデルの「フラッシュ」なら、水500mLを約100秒で沸騰可能。
容量で選ぶ
ジェットボイルのモデルは全6種類(2022年10月時点)。
容量は一番小さいもので0.8L(1人用)、大きいもので1.8L(2~4人用)です。
ジェットボイルはクッカーとバーナーがセットなので、同じジェットボイルでも別モデルのクッカーとバーナーを組み合わせることはできません。
そのため、付属するクッカーの容量を確認して選びましょう。
ソロで使う:0.8L
2~4人で使う:1.8L
火力調整機能で選ぶ
お湯を沸かすだけでなく、煮込み料理や炒め料理をするなら弱火や中火も使いたいですよね。
サーモレギュレーターが搭載されたモデル(ミニモ、マイクロモ、スモー)では、火力を調整できます。
一般的なガスバーナーは低温に弱いですが、サーモレギュレーター搭載モデルはマイナス6℃まで火力が安定。
お湯を沸かすだけで充分なら、お値段控えめのサーモレギュレーターなしモデル(ジップ、フラッシュ、スタッシュ)を選ぶのもアリです。
サーモレギュレーター非搭載モデルはコスパよし!
軽量・コンパクトさで選ぶ
ワンパックキャンプや登山では、荷物を少しでも軽くコンパクトにしたいもの。
オール・イン・ワンの軽量モデル「スタッシュ」なら、バーナーとクッカー合わせて約200g。
軽さ重視なら「スタッシュ」がおすすめ!
ただし「スタッシュ」は軽量化のために自動着火機能をなくし、サーモレギュレーターも搭載されていません。
ジェットボイル全6種類を紹介
ここからは、ジェットボイルの全6種をくわしく紹介します。
コスパに優れたシンプル設計「ジップ」
ジェットボイル6種類のなかでもっとも手頃な価格が魅力の「ジップ」。
機能をしぼってシンプルにしているため、コスパ最強!
火力調整が必要な料理はしない、軽量化にもそれほどこだわっていないという人にはベーシックな「ジップ」がおすすめ。
なお、「ジップ」には自動着火機能がついていないので、ライターやマッチを用意する必要があるので注意してください。
沸騰時間が最速の「フラッシュ」
500mlの水が沸騰するまで約100秒と、ジェットボイルシリーズで一番沸騰が早いのが「フラッシュ」。
ジェットボイルで唯一、沸騰が目で見てわかるインジケーター付きで、沸騰したらすぐわかります。
アウトドアでの食事は主にレトルトやカップラーメン、フリーズドライ食品など、お湯があればOKという人におすすめです。
登山やワンパックキャンプにおすすめの最新モデル「スタッシュ」
2021年に発売されたばかりの最軽量モデル「スタッシュ」。
軽量化するためにコージー(クッカーに巻いてある布)や着火装置がついていません。
熱伝導率をよくするため鍋底に付いているフラックスリングも、他のモデルより薄くして最軽量を実現。
さらに「スタッシュ」は一般的なシングルバーナーと同様に、バーナーを単独で使用可能!
火力についてはシリーズでもっとも低出力なので、機能面よりも軽量さを重視するワンパックキャンプや登山におすすめです。
料理を楽しみたいなら「ミニモ」
「ミニモ」は他のモデルと比べ、クッカーの形状が違います。
他のモデルはクッカーが縦長なのに対し、「ミニモ」は鍋の直径が大きくて浅いのが特徴。
袋麺や大きな具材をそのまま入れられて便利!
サーモレギュレーター付きなので弱火やとろ火に調整可能。
機能面が優れているぶん重量はありますが、アウトドアでもしっかり料理をしたい人にはぴったりのモデルです。
頼りになるハイスペックモデル「マイクロモ」
「マイクロモ」は重量約340gとコンパクトなままで機能面を充実させたモデル。
サーモレギュレーター搭載で、ジェットボイルシリーズでは火力が強めです。
自動点火装置付きで、寒冷地でも使いやすくソロで使うのにおすすめ。
シーズン通してソロでアウトドアを楽しむ人におすすめの、小さくても頼りになるモデルです。
大人数で使うなら「スモー」
「スモー」は2~4人の大人数向けに作られたモデルで、クッカーの容量は1.8Lもあります。
サーモレギュレーターが搭載されているので、お湯を沸かすだけではなく大量のスープや煮込み料理を作るときにも大活躍。
グループで使う機会が多い人は、「スモー」を選べば間違いなし!
ジェットボイルおすすめ人気比較一覧表
製品名 | ジップ |
フラッシュ |
スタッシュ |
ミニモ |
マイクロモ |
スモー |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | コスパがいいベーシックモデル | 湯沸かし速度が最速 | 軽量化した最新モデル | 広口浅型で調理しやすい | 低温下でも安定した火力でソロに最適 | グループで使える大容量モデル |
収納サイズ | φ10.4cm×高さ16.5cm | φ10.4cm×高さ18cm | φ13cm×高さ11.2cm | φ12.7cm×高さ15.2cm | φ10.4cm×高さ16.5cm | φ12.5cm×高さ21cm |
重量 | 約340g | 約371g | 約200g | 約415g | 約340g | 約453g |
容量 | 0.8L | 1.0L | 0.8L(調理容量0.5L) | 1.0L | 0.8L | 1.8L |
沸騰までの時間 | 約2分30秒 (0.5L) | 約1分40秒 (0.5L) | 2分30秒(0.5L) | 約2分20秒(0.5L) | 約2分20秒(0.5L) | 約4分45秒(1.0L) |
機能 | – | 自動点火装置 | – | サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 |
サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 |
サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 |
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ジェットボイルの評判・口コミを徹底調査
ジェットボイルに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
良い口コミとしては以下の意見がありました。
- お湯を沸かすのがとにかく早い
- 風防不要で冬場でも安定した火力
- コンパクトで軽い
コーヒーやカップラーメンなど、お湯を使いたいときにすばやくお湯を沸かせるのは便利ですよね。
冬の時期や高山帯でも、サーモレギュレーターを装備したモデルなら火力が安定します。
悪い口コミ
悪い口コミとしては以下の意見がありました。
- 他のバーナー・クッカーよりかさばる
- 注ぎ口から液だれする
- モデルによっては着火機能がない
「お湯の沸騰速度」に特化したジェットボイルですが、登山者やウルトラライト志向の人からは重い・かさばるといった声も。
ユーザーの声を反映し、「スタッシュ」や「マイクロモ」などの新しいモデルは軽量化を実現しています。
ジェットボイルのよくある質問(Q&A)
ジェットボイルに関するよくある質問をまとめました。
専用ガスカートリッジ以外は使えないの?
他社のガスカートリッジは安全性が確認できていないので、故障やケガをしたときに保証されません。
必ずジェットボイル社製のガスカートリッジを使用しましょう。
ジェットボイルで焼肉はできる?
ジェットボイルに付属したクッカーは水分の加熱に特化した構造です。
そのため、付属のクッカーで焼肉はできません。
その代わり、別売の「サミットスキレット」を使えば、焼く・炒める調理が可能。
焼肉や炒めものを作るときにはこちらを使いましょう。
ジェットボイルを活用した料理も人気です。
公式の「クイックレシピ」も高評価!
ジェットボイルのバーナーに他社のクッカーを乗せて使える?
付属のクッカーを取り外し、付属のゴトクを取り付ければ他社のクッカーを使用可能です。
専用クッカー以外の好きなアイテムを使えるのはうれしい!
ただし、ジェットボイルのクッカーセットで使うときより熱効率は下がります。
焼く・炒める調理をするときに他社製クッカーを使うと良いでしょう。
ジェットボイルを安く買う方法は?
ジェットボイルを安く買う方法を3つ紹介します。
- モンベルクラブ会員でポイントを受け取る
- Amazonや楽天など、通販サイトのセール時に購入する
- メルカリやヤフオクで中古品を購入する
ジェットボイルの日本正規販売代理店であるモンベルでは、モンベルクラブの会員になると購入価格の5%から9%をポイントとして受け取ることが可能。
次回の買い物時に「1ポイント=1円」として使えるので、実質的な割引となります。
他にも、AmazonのPrime Dayや楽天のスーパーセールなど、キャンペーンが実施されているときが安く買えるチャンス。
値引きやポイントアップのイベントを各サイトで定期的にチェックしてみましょう!
ジェットボイルの類似品は?
ジェットボイルはクッカーとバーナーが一体となっているため、やや高価。
既にバーナーを持っている人や予算を抑えたい人は、類似の加熱構造をもつクッカーを検討してもよいでしょう。
加熱を早める鍋底の蛇腹(じゃばら)は、「ヒートエクスチェンジャー」とも呼ばれます。
バーナーの火を広い面積で受け止め、効率的にクッカーへ熱を伝えることが可能。
「ヒートエクスチェンジャー」をキーワードに商品を探してみよう!
ジェットボイル比較まとめ
アウトドアで「すぐにお湯が欲しい!」というシーンで、ジェットボイルは大活躍!
- 容量や使い方にあわせて選べる6種類
- 水をとにかく早く沸騰させることに特化している
- シンプル設計で、外ごはん初心者でも簡単に使える
- エネルギー効率がよく、ガスカートリッジの節約になる
ジェットボイルはお湯を沸かすだけでなく、茹でる・煮る・蒸すなどの調理も可能。
お湯を使うだけの簡単な調理から、鍋物やスープ、パスタなどちょっと手をかけた料理まで使えるのはかなり優秀!
アイデア次第で幅広く活用できるので、ぜひキャンプに取り入れてみてくださいね。