冬のアウトドアにはダウンジャケットが欠かせませんよね。
暖かいのはもちろん、着心地やデザインも妥協したくない。
そんな人におすすめしたいのがマムートの「Meron IN Hooded Jacket」です。
本記事では、冬でも登山やキャンプを楽しんでいる私が感じたMeron IN Hooded Jacketの特徴や、実際に着てわかったメリット・デメリットを紹介します。
マムートの高スペックダウンが気になる人はぜひチェックしてください。
Index
マムート Meron IN Hooded Jacketの特徴・性能
まずはMeron IN Hooded Jacketの特徴・性能を紹介します。
Meron IN Hooded Jacket |
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サイズ | XS、S、M、L、XL |
素材 | 表地・裏地:ナイロン100% 中綿:グースダウン95%、フェザー5% |
重量 | 350g |
900フィルパワーの高品質ダウン
Meron IN Hooded Jacketの中綿は900フィルパワーの超高品質ダウンを使用しています。
FP(フィルパワー)とは?
ダウンがふくらむ復元力を数値化したもの。
数値が高いほど多くの空気を取り込めるため軽くて暖かい。
タウンユースのダウンジャケットは500~600FPほど。
650FP以上が高品質なダウンに分類されます。
それらに比べ、Meron IN Hooded Jacketの900FPがどれだけ高品質なダウンなのかは一目瞭然ですね。
厳冬期の登山や雪中キャンプなど、マイナス温度にも対応できるスペックなので、冬の防寒着はこれ1枚で安心です。
超軽量で羽のように軽い
Meron IN Hooded Jacketの重量はたったの350g。
着ても重さをまったく感じません。
まるで暖かい空気を体にまとっているような不思議な感覚です。
真冬は重ね着した上にアウターを着ると、重くて肩がこることもありますが、このダウンはそんな心配はありません。
むしろ薄いインナーのほうがよりダウンの暖かさを感じられます。
表地は撥水性あり
ダウンは水に濡れると保温性を失うデメリットがありますが、Meron IN Hooded Jacketの表地は撥水性ポリアミド製のリップストップ素材なので、多少の水なら弾きます。
試しに霧吹きで水を付けてみましたが、しっかり弾きました。
キャンプではテントのフライシートが結露することも多いですが、うっかり濡らしてしまっても中綿まで濡れることがありません。
ただし完全防水ではないので、過信はせずに濡れたらすぐに乾燥させましょう。
焚き火には注意!
Meron IN Hooded Jacketの表地は化学繊維なので火に弱いです。キャンプで火を使うシーンでは、難燃性の高いコットンやウールなどの焚き火用アウターを着用してくださいね。
マムート Meron IN Hooded Jacketのメリット
Meron IN Hooded Jacketをしばらく使ってみて、個人的に感じたメリットをまとめました!
シルエットがスリムで着ぶくれしない
身長161cmでMサイズをふだん着ている私は、ヨーロッパサイズ「S」(アジアサイズ「M」)がぴったりでした。
ダウンを着ると着ぶくれして見えることが多いですが、Meron IN Hooded Jacketはウエストのラインがスッキリ。
さすがヨーロッパのブランドだけあって着心地とシルエットが素晴らしいです。
ウエストのラインがしぼってありますが、まったく締めつけられる感じはありません。
ストレッチ性のある生地ではないものの、脱ぎ着するときも腕が引っ張られる感覚はなく、動きも制限されないのでストレスなく着られます。
立体構造のフードで頭まで保温できる
フード部分は立体的で大きめに作られています。
これは、登山シーンでヘルメットの上からでもフードを被れるようにしたため、フードも中綿がしっかり詰まっていてポカポカです。
顔の周りのコードを絞れば頭の形に沿って密着するので、冷たい空気をしっかり遮断。
テントで寝るときにフードをすっぽりかぶれば暖かく寝られますね。
裾の部分もしぼれるので、外の冷気をしっかりシャットアウトしてくれます。
中綿がほんのり透けるカラーがおしゃれ
冬は暗い色の服装になりがちなので、明るい色のダウンが欲しかったのですが、真っ白だと汚れが気になりそうです。
その点、このライトブルーカラーは真っ白すぎず、中綿がほんのりと透けてマーブル模様になっているところがお気に入り。
他に探しても、同じようなカラーリングのダウンは見つかりませんでした。
やはりマムートのデザインやカラーリングは、アウトドアブランドのなかでもトップクラスだと感じます。
マムート Meron IN Hooded Jacketのデメリット
マムート Meron IN Hooded Jacketは良い商品ですが、デメリットもあるので紹介します。
内ポケットに収納しにくい
内ポケットを裏返すとスタッフサックのようになっており、コンパクトに収納できます。
収納サイズは29cm×11cmほどで、かなり小さくなり持ち運びも便利です。
私が実際に収納してみたところ、かなりギュッと押し込まないといけないので時間がかかりました。
力を入れて押し込むと、丈夫なリップストップナイロンとはいえ破れそうでこわかったです。
しかも、グシャグシャと丸めて押し込むので、広げてすぐはシワシワの状態に。
私は内ポケットへの収納が面倒だと感じたので、別の収納袋を用意して収納しています。
3Lくらいのスタッフバッグが入れやすいですよ。
タウンユースにはオーバースペックかも
マイナス温度にも適した900フィルパワーのダウンなので、街で着るにはオーバースペックかもしれません。
実際、気温8度の日にカットソーの上にダウンを着て外を歩いてみましたが、すぐに汗ばんできました。
また、室内や電車の中では暑すぎて着ていられません。
Meron IN Hooded Jacketは標高の高い山や冬のキャンプ場など、気温がマイナスになるようなシーンで真価を発揮します。
タウンユースのみの利用であれば、750フィルパワー程度の「セラック IN フーデッド ジャケット」などのモデルがおすすめです。
マムート Meron IN Hooded Jacketと似たアイテムを比較
Meron IN Hooded Jacketを他のダウンジャケットと比較しました。
- 着丈の長さで「THE NORTH FACE サンダーフーディ」と比較
- シルエットとカラー展開で「mont-bell アルパインダウンパーカ」と比較
- フィルパワーでユニクロ「ウルトラライトダウンコクーンパーカ」と比較
着丈の長さで「THE NORTH FACE サンダーフーディ」と比較
ダウンと化繊綿を組み合わせたハイブリッドダウンを使用した保温性の高いダウンジャケットです。
私はこのダウンも気になっていたので、スポーツ用品店で試着をしてみました。
軽くしなやかで体にフィットするので、モコモコ感がなくてスッキリと着られます。
カラー展開も大人っぽくてキャンプでも街でも馴染みそうです。
ひとつだけ気になったのは丈の長さ。
サンダーフーディは丈が腰の上くらいで短めです。
それがスッキリとした印象を与えているのですが、ちょっと腰やおしりが寒そう。
Meron IN Hooded Jacketは丈が長めでおしりまでカバーできるところが気に入りました。
シルエットとカラー展開で「mont-bell アルパインダウンパーカ」と比較
800フィルパワーで平均重量372gの高スペックダウン。
冬期登山の防寒着として使用できるほどの保温性を持ち、Meron IN Hooded Jacketとほぼ同じレベルといえます。
しかもこのスペックで17,500円(2021年2月時点)は驚きのコスパです。
マムートとmont-bellのダウンジャケットの違いはシルエット。
mont-bellはストレートシルエットを採用しているので、ウエストがゆったりしています。
着てみるとシルエットがかなり違います。
私の場合はヨーロッパブランドのスッキリとしたシルエットが好みだったので、マムートを選びました。
また、mont-bellのカラー展開は「ダークフューシャ」や「パロットグリーン」など派手なカラーだったので、私の好みではありませんでした。
フィルパワーでユニクロ「ウルトラライトダウンコクーンパーカ」と比較
従来のユニクロのウルトラライトダウンシリーズといえば、薄くてペラペラなイメージがあり、値段は安いけど保温性が低いイメージがありました。
しかしこの「ウルトラライトダウンコクーンパーカ」はダウンの量が多く、腰までカバーする丈の長さもちょうどよさそうです。
価格は7,990円とリーズナブルで、アウトドアブランドでは考えられないほど!
重量は製品によって異なるとのことで明記されていませんが、ダウンを使用しているのでそこまで重くはなく、付属の収納袋に入れてコンパクトにもなります。
ただしフィルパワーは640と街着のレベルなので、真冬はこれだけだと寒いかもしれません。
またレビューを読んでみると、コクーンシルエットなので体にフィットせず寒い空気が入ってくる、袖が短いという感想がありました。
価格は魅力的ですが、冬でもアウトドアシーンでガンガン使いたい私にとってはやや頼りない印象です。
マムート Meron IN Hooded Jacketレビューまとめ
マムート Meron IN Hooded Jacketは、冬でもアクティブに過ごしたい私にぴったりのダウンジャケットでした。
- 900フィルパワーの高品質ダウンで0℃以下にも対応
- 腰までの丈がちょうどいい
- 軽量でコンパクトに持ち運べる
- スッキリとしたシルエット
- ほんのり透けるカラーがおしゃれ
- 収納袋は別に用意するほうがいい
軽くてコンパクトなので、登山やキャンプの防寒用に1枚あると安心です。
ふわふわでしっかりダウンが詰まっているのに、着ぶくれせずスッキリ見えるのもうれしいところ。
デザインも好みなので長く愛用できる1着だと思います。
高品質のダウンジャケットを探している人はぜひチェックしてみてください。