冬のアウトドアの必需品である、「ダウンジャケット」。
ダウンは軽くて温かいのが魅力的ですが、濡れると保温力が落ちてしまうのが難点ですよね。
濡れると羽毛が傷むので、雨や雪の際にダウンジャケットを着るのはためらってしまう…。
突然の雨で濡れてしまい、ダウンを着てる意味がなくなった…。
こんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを解決してくれる、今大注目の人気ブランド「水沢ダウン」について紹介していきます。
カナダグースやモンクレールに名を連ねるほど大人気の「水沢ダウン」!
おすすめ商品とともに、水沢ダウンの魅力や性能についても詳しく解説していくので、水沢ダウンが気になっている方は是非チェックしてください!
リリー
趣味はアウトドアウェアを集めること。おしゃれで機能的なアウトドアウェアをこよなく愛するキャンパーです。タウンユースできるウェアにもこだわりたくて勉強中。愛用しているグッズや流行先取りのグッズなども紹介していきます!
Index
水沢ダウンとは
スポーツウェアブランドのデサントがオルテラインから発売している「水沢ダウン」。
岩手県奥州市にある水沢工場で生産されています。
最先端の特殊な技術とノウハウを駆使し、経験豊富な職人の手によって作られた、日本製のダウンジャケットです。
もともとはオリンピックの日本選手団のためにダウンジャケットを開発したのが始まりでした。
保温性や耐水性に優れた高機能ダウンジャケットで、2008年に誕生して以来、世界中の人々から愛され続けています。
水沢ダウンの魅力
ユニークなデザインやハイテクな機能で、毎年発売されるたびに人気を集める水沢ダウン。
従来のダウンジャケットが持つ弱みを克服した、高機能・高品質が水沢ダウンの魅力です。
詳しくみていきましょう。
①高い耐水性と保温性
従来のキルトステッチのダウンジャケットは、縫い目から水が浸入して羽毛が濡れてしまうと、保温性が低下してしまうことが難点でした。
それを解決するために、水沢ダウンで採用されているのが熱接着ノンキルト加工※とシームテープ加工※です。
ステッチを最小にとどめる熱圧着ノンキルト加工と、袖など縫製が必要な箇所に撥水用テープを接着したシームテープ加工。
この2つの技術を採用し、ダウンの弱点であった水濡れを克服しました。
さらに水沢ダウンの裏地にはデサントが独自に開発した光を熱に変える保温素材、HEAT NAVI®(ヒートナビ)※を使用することで、保温性能を確保しています。
②体温調節が可能なベンチレーションシステム
保温力の優れたダウンジャケットは、暖房がきいた室内や電車などに入ると暑く、汗をかいてしまうこともありますよね。
水沢ダウンは、フロントジッパー部分にデュアルジップベンチレーション※が採用され、簡単に体温調節が可能です。
デュアルジップベンチレーションのジッパーは、水の浸入を防ぐ止水ジッパーと、衣服内に外気を取り込みこもった熱や湿気を逃がすメッシュ素材の2列構造。
どちらでジッパーを閉めるかによって好みの温度に調節できます。
③職人の手作り
「水沢」の名の通り、岩手県奥州市の水沢地区にあるデサントの自社工場で作られている水沢ダウン。
生地の裁断・ダウンパックの形成・熱による圧着加工・ダウン詰めまで、すべての工程を1つの工場で行っています。
熟練の職人が1着1着丁寧に仕上げることにより、日本の「モノづくりの神髄」とも言える品質の高さが保たれています。
高品質のアウターは、何年も着ているうちに愛着が湧いて、宝物のような1着になるものですよね。
無駄なものはそぎ落としつつも、日本の職人の技術やデザインへのこだわりが詰まった、ハイスペックなダウンジャケットです。
④デザイン性
水沢ダウンは、一般的なダウンジャケットよりダウン量が少なくても、耐水性と保温性の高い作りとなっています。
そのため、細身のデザインで美しいシルエットが実現可能。
流行に左右されない近未来でハイテクな雰囲気が特徴で、高い機能性を持つ洗練されたデザインが水沢ダウンの魅力です。
従来のダウンにはなかった雰囲気も醸し出す、言わば異彩なダウンジャケット。
街中で着用していたら洗練されたおしゃれな雰囲気を醸し出すことができますよ!
水沢ダウンの優れた機能一覧
ここからはより詳しく「水沢ダウンの優れた機能」を紹介していきます。
一般的なダウンには搭載されていない革新的な機能ばかりなので、要チェックです!
機能名 | 特徴 |
熱圧着ノンキルト加工 |
|
防水仕様 |
|
デュアルジップベンチレーション |
|
ピットジップベンチレーション |
|
パラフードシステム |
|
ヒートナビ® |
|
止水ファスナー |
|
ディタッチャブルフード |
|
DOWNPASS規格 |
|
〈メンズ〉水沢ダウンのおすすめ5選
ここからは、水沢ダウンのおすすめモデルを紹介していきます。
最新モデルの改善点なども要チェックです!
デサント オルテライン マウンテニア(MOUNTAINEER)
水沢ダウンジャケットの代表モデルといえば、こちらの「マウンテニア」。
ポイントは、熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工による高い耐水性。
なんと20,000mmの耐水性があり嵐にも耐えることが可能です。
また、フード部分に水や雪がたまるのを防ぐ独自の「パラフードシステム」を搭載。
フロントには2列のジッパーを採用しているほか、間にメッシュを配置しているため衣服内の通気性も良好に保てます。
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内ポケットに取り外し可能なキーチェーンを搭載
- 袖口や内襟仕様も変更し、より肌触りの良い素材を使用
- 基本的に見た目は2023年モデルと同じ
デサント オルテライン「オーバーサイズジャケット マウンテニア」
先ほど紹介した水沢ダウンジャケットの高機能モデル「マウンテニア」のオーバーサイズモデルです。
リラックスしたシルエットは、インナーに大きめシルエットのアイテムを着用することも可能。
トレンド感のあるメンズコーデができ、カジュアルやストリートファッションに向いています。
2024年モデルから両胸の内側にポケットを追加し、取り外し式のキーチェーンを追加して収納性を向上。
袖口や内襟仕様も変更してより肌触りが良くなり着心地の良さがアップしています。
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内ポケットに取り外し可能なキーチェーンを搭載
- 袖口や内襟仕様も変更し、より肌触りの良い素材を使用
- 基本的に見た目は2023年モデルと同じ
デサント オルテライン「アンカー (ANCHOR)」
水沢ダウンの人気を支えてきたロングセラーモデルの「アンカー」。
初期モデルらしいシンプルなデザインが魅力です。
カジュアルダウンした雰囲気が特徴で、着こなしや着る人を選ばずに使うことができるのがポイント!
フードはジッパーにより取り外し可能なため、コーデに応じて仕様を変更して楽しめます。
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内ポケットに取り外し可能なキーチェーンを搭載
- 袖口や内襟仕様も変更し、より肌触りの良い素材を使用
- 基本的に見た目は2023年モデルと同じ
デサント オルテライン「バーテックス2(VERTEX-2)」
2023年に発売直後瞬く間に完売した人気商品「バーテックス」の進化版。
機能とデザインをアップデートさせ、空気をまとうかのような着心地とこれまでにない暖かさが人気の理由です。
軽量ながら高い保温性を発揮する1000フィルパワーのダウンを使用した「バーテックス2」。
表地には、軽量かつ強度と耐久撥水性を兼ね備えた「DERMIZAX 30d NYLON TAFFETA」を採用!
また、熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工による高い耐水性も兼ね備えています。
アウトドアシーンでアクティブに活動する際に重宝する一着です。
デサント オルテライン「エンフォルド(GORE-TEX ENFOLD)」
高い防水透湿性と耐久性を持つゴアテックスを採用した「エンフォルド」。
ゴアテックスのなかでも、軽量でコンパクトな「GORE-TEX 50d SOFT PLAIN WEAVE」を使っているのが特徴です。
防風性や丈夫さを持つゴアテックスの機能性に加えて、高い防水性能も備えており、アウトドアなどの過酷な環境下でも対応できるアイテム。
フードと下部に付いたスノーカフは取り外し可能で、シーンによって仕様を変更できます。
- 肩幅とアームホールにゆとりを持たせ突っぱり感を軽減
- 腕の上げやすさを調整し、着用感を改善
- 袖丈を短くして全体のバランスを調整
〈レディース〉水沢ダウンのおすすめ5選
レディースモデルも充実している水沢ダウン。
女性におすすめの、おしゃれなレディースダウンを紹介していきます。
デサント オルテライン「マウンテニア(MOUNTAINEER)」
水沢ダウンジャケットの高性能モデル「マウンテニア」のレディースモデルです。
メンズアイテム同様、ブランドの定番であり、高い人気を集めています。
熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工による高い耐水性や、フード部分に水や雪だまりを防ぐ「パラフードシステム」を搭載。
裏地には保温素材「HEAT NAVI」を使用し、衣服内を快適な温度に保ちます。
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内ポケットに取り外し可能なキーチェーンを搭載
- 袖口や内襟仕様も変更し、より肌触りの良い素材を使用
- 基本的に見た目は2023年モデルと同じ
スッキリとしたデザインが特徴の、ロングタイプのダウンジャケットです。
熱接着ノンキルト加工やその他ディテールを全て製品の内側に潜めてつくっています。
ダウン量を従来の約70%に抑え、都市生活でのさらなる快適性を追求した軽量モデル。
同素材のダウンマフラー付きで、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで着用可能です。
デサント オルテライン「アンカー L」
水沢ダウンの人気を支えてきたロングセラーモデルの「アンカー」。
初期モデルらしいベーシックなデザインが魅力です。
カジュアルダウンした雰囲気が特徴で、着こなしや着る人を選ばずに使うことができるのがポイント!
フードはジッパーにより取り外し可能なため、コーデに応じて仕様を変更して楽しめます。
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内ポケットに取り外し可能なキーチェーンを搭載
- 内襟には汚れが付着しにくく、かつ洗濯で汚れを落ちやすくする加工を施した素材を新たに採用
デサント オルテライン「アンカー ハーフコート(ANCHOR-HC)」
水沢ダウンジャケットの初期モデル「アンカー」を、やや長めのシルエットに仕上げたハーフコート。
高い耐水性と通気性を装備し、機能性もバッチリです。
表地にはストレッチ素材を、裏地には保温性を発揮する「HEAT NAVI」を採用。
ヒップが程よく隠れる長めのサイズ感と、高い機能性を持つ水沢ダウンジャケットを探している方におすすめです!
- 両胸の内側にポケットが追加され収納力UP!
- 内襟には汚れが付着しにくく、かつ洗濯で汚れを落ちやすくする加工を施した素材を新たに採用
デサント オルテライン「エレメント(ELEMENT)」
水沢ダウンジャケットの定番のひとつであるロングコートモデル「エレメント」。
足元まで覆うコートタイプなので、テーマパークやスポーツ観戦など、屋外で長時間過ごすときに最適です!
高い耐水性やウォータープルーフ性を備えつつ、ソフトな着心地を実現しているのがポイント。
裏地には、光を熱へと変換し保温性を発揮する「HEAT NAVI」を採用しており、あたたかく着用できます。
おすすめ水沢ダウンジャケット比較一覧
水沢ダウンの使用感をレビュー
CAMP ON編集部でキャンプインストラクターの資格を持つ「てっさん」。
ベテランキャンパーの彼も水沢ダウンのユーザーだったので、実際の使用感等を聞いてみました。
てっさん
友人に誘われて参加したキャンプが楽しく趣味の一環になり、都会ではあまり見ることができない星空を見ながら、コーヒーを飲んで一服する時間が至福と感じるエンジョイキャンパー。キャンプ初心者からベテランの方まで使える、低価格でクオリティの高いアイテムを紹介していきます!
水沢ダウン着用感想
僕が使用しているのは、2018FWの水沢ダウンジャケット「TRAVERSE」復刻モデルです。
このモデルは珍しいプルオーバータイプなのですが、ジャケットサイドには大きく開くパラジップ※があるので簡単に着脱可能なんです。
機能性が高いのはもちろんのこと、デザインが特に気に入り購入しました!
てっさん愛用アイテム
実際の使用感【メリット】
水沢ダウンジャケットを実際に使用して感じた「メリット」を紹介します。
- ものすごく暖かい
- ものすごく軽い
- 撥水性が高い
- デザインが良い
- 専用のクリーニングがある
ものすごく暖かい
ものすごい保温性でとにかく暖かい水沢ダウン。
インナーが半袖のTシャツ1枚なのに、少し動き回ると汗をかいてしまうくらいのレベルです!
アウトドアで着用する場合も、関東なら日が落ちてからでも5,6時間は余裕。
ヒートテック等のあったかインナーを着ていたら、上半身は問題なしですよ!
ものすごく軽い
着用してみて一番に思ったのは「思ったより軽い!」でした。
重さがないのでずっと着ていても疲れないところも大事なポイントですね。
ダウンジャケットは、ダウン自体の重さがあればあるほど、長時間着ていると疲れてきます。
撥水性が高い
撥水性が素晴らしいので、雨や雪の日に大活躍しています!
レインコート並みの高い耐水性で、ダウンでここまで撥水してくれるジャケットはなかなかないと思います。
デザインが良い
何よりデザインがオシャレなのが、魅力!
暖かさを重視するアイテムなのにとてもカジュアルで気に入ってます。
僕は身長165cmで水沢ダウンのサイズはOにしました!
インナーでパーカーとか着たいなって方はO、中は薄着で良いという方はワンサイズ小さめをおすすめします!
専用のクリーニングがある
水沢ダウンは、老舗クリーニング会社「白洋舍」にて、規定のクリーニング方法においた専用のクリーニングができるんです!
※一部対象外となる商品あり
縫い目のない製法で作られたダウンなので一般のクリーニング店では断られてしまうことも…。
それを改善するべくこのサービスが生まれました!
実際の使用感【デメリット】
実際に使ってみないとわからない「デメリット」もしっかり紹介していきます。
これを読んで購入時の参考にしてみてください!
- パラジップは慣れるまで扱いづらい
- そこそこ値が張る
パラジップは慣れるまで扱いづらい
水沢ダウンのオリジナル技術であるパラジップですが、最初のうちは慣れるまで扱いづらさを感じる場合があります。
僕も実際はじめのうちは手こずりました(^_^;)
しかし、難しくないのですぐに慣れます!笑
パラジップ…緊急時や素早い対応が必要なときに従来のように下までスライダーを下げなくても開けられる新製品のファスナー。スライダーを一番下まで引き上げ、テープを左右に引っることで簡単に開くことができます。 |
そこそこ値が張る
水沢ダウンは安いものでも税込8万円、高いもので10万円を超える価格設定です。
と感じる方もいるかと思います。
しかし、雨でも着れて、暖かくて、最新技術を取り入れた最高品質のダウンとなれば、価格に納得がいきますね。
というか、「むしろ安い!」とまで感じてしまうほどの使い心地です。
長く使い続けることを考えたら、品質の高い製品を選ぶというのもおすすめですよ!
水沢ダウンを他のハイブランドダウンと比較!
さまざまなダウンを所有しているてっさんに、水沢ダウンとハイブランドの有名ダウンを比較してもらいました!
モンクレール、カナダグースと性能を比較
ダウン性能比較表 | |||
モンクレール | カナダグース | 水沢ダウン | |
保温力 | ◎ | ◎ | ◎ |
軽さ | ◎ | △ | ◎ |
耐久性 | ◯ | ◎ | ◎ |
コスパ | △ | △ | ◎ |
ブランド力 | ◎ | ◎ | ◯ |
モンクレールの暖かさは段違いで、重さも驚くほど軽いのが特徴。
カナダグースは重さは少しありますが、重装備で確実な暖かさと、耐久性を誇ります。
水沢ダウンは、驚きの暖かさと最新技術の撥水性、デザイン性が魅力です。
結論:ハイブランドのダウンと肩を並べられる◎
モンクレールと、カナダグースは、どちらも極寒地用なので性能も最強だと思います。
しかし、同じ様な性能で金額が3分の1程度って考えると、水沢ダウンのコスパは最高!
デザイン面でもかなりイケてるし、総合的な評価はかなり高いです!
ハイブランドダウンと並んでも性能の面で引けず劣らず、良いライバルだと思います!
水沢ダウン おすすめコーデ
レビューまとめ
今回は水沢ダウンジャケット「TRAVERSE」の使用感についてレビューしました。
保温性がどれだけ優れているか、また、撥水機能など便利な面についても紹介したので、購入時の参考にしていただければと思います。
てっさん愛用アイテム
また、僕が購入に迷ったもう一つのイチオシアイテムはこちら!
「デサント オルテライン マウンテニア(MOUNTAINEER)」
水沢ダウンといえばやっぱりこれ。
高い人気を集めているこちらのモデルも要チェックです!
水沢ダウンの代表作
コスパ良く、それでいてハイブランドに肩を並べる性能を持つ水沢ダウン。
デザインもかっこよくてどんなコーディネートにも合わせやすいので、とってもおすすめです!
水沢ダウンまとめ
ハイテク技術を駆使した、超高性能な水沢ダウン。
ハイブランドのダウンジャケットに負けず劣らず人気な理由がわかりますね。
ブランドの主張が強すぎず、さりげなく着用できる高級ダウンジャケットが欲しい方には特におすすめ!
1つ持っていれば長く着用できるので、気になった方はぜひゲットして、水沢ダウンの着心地を体感してみてください。