テントが重くて運搬が大変!
テントの設営や撤収がひと苦労……
そう思ったことはありませんか?
ソロキャンプやミニマムキャンプが注目され、それにともない軽くてコンパクトに持ち運べるテントの人気が高まってきています。
軽くて丈夫で設営が簡単、しかも見た目がおしゃれなテントがほしい!
そんな願望を叶えてくれるのがMSRのテントです。
本記事では、山岳テントで支持されているMSRのテントのおすすめモデルやMSRの魅力、使用者の口コミを紹介します。
いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
MSRテントの魅力
MSRはアメリカのシアトル発祥のメーカーです。
社名は「Mountain Safety Research」の頭文字を取ったもの。
過酷な登山環境でも安全に使える商品を開発したいというメーカーの情熱が感じられます。
そんなMSRテントが選ばれている理由や魅力を紹介します。
軽量でコンパクトに持ち運べる
MSRのテントは登山で使うことを想定しているため、驚くほど軽量でコンパクトです。
素材に、薄くて丈夫なリップストップナイロンやメッシュ素材を使用することで軽量化しています。
ソロ用のテントではなんと1kg以下のモデルも!
ツーリングキャンプや電車キャンプなど、車を使わないミニマルなキャンプスタイルにもフィットしますよ。
初心者でも設営・撤収が簡単
キャンプ初心者が最初につまずくのがテントの設営ではないでしょうか。
MSRのテントはポールを通す箇所が色分けされているので直感的でわかりやすく、ポールの本数も少なくシンプル。
初心者でも短時間で設営と撤収ができます。
キャンプの場所や季節で選べる幅広いモデル
MSRのテントは5つのカテゴリーに分かれています。
それぞれのモデルも1人用・2人用とサイズ展開が豊富で、好みに合ったサイズを選べます。
- CAMPING/FRONTCOUNTRY
ファミリーキャンプ向けモデル
- BACKPACKING TENTS
春~秋の3シーズン対応モデル
- MINIMALIST SHELTERS & WINGS
UL(ウルトラライト)やミニマリスト向けの超軽量モデル
- ALL-SEASON TENTS
雪山登山に対応したモデル
- PROFESSIONAL SERIES
プロの登山家からの直接の意見をもとに作られたアルピニストのための究極モデル
独特のフレーム形状で広くて快適
MSRのテントはフレームワークが独特の形状をしています。
少ないポールで広い居住空間を生み出せる構造なので、ソロキャンプでも広めの空間でゆったり寝ることができます。
更に、MSRのテントは広い前室があるのも特徴の1つ。
広い前室付きのモデルならタープいらずで、持ち物を更に軽量化することができます。
登山で使える堅牢な設計
MSRのテントを実際に見ると「こんな細いポールと薄いナイロンで大丈夫?」と心配になるかもしれません。
しかし、見た目よりもかなり頑丈です。
登山シーンを想定して作られているので、足場が悪い場所や天候が悪化しても耐えられる素材でできています。
実際に多くの登山家が愛用しており、MSRテントは堅牢な設計で有名です。
MSRの評判を徹底調査
MSRのテントを使っている人の評判を調査しました。
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
良い口コミ
<実際の口コミ>
- ソロキャンプには最高。軽いし、設営は簡単だし、中も想像したより広かった!!
- インナーテントの入口の開き方、メッシュの位置、バスタブの高さなど絶妙に良い。前室広いのが特に気に入ってる。
- 天井が広く、また前室も広い!なによりカッコいいテントでした。
- 通気性抜群で結露の心配なし。あまり見かけないのも良い。
- 雪に埋まっても強風に吹かれても日光に曝されても壊れない。
設営のしやすさと居住空間の広さが高評価。
見た目のかっこよさについての口コミも多かったです。
キャンプ場でも見栄えがよく一目置かれそうですよね!
悪い口コミ
MSRのテントに関しての悪い口コミはほとんど見つかりませんでした。
強いて挙げるなら、MSRのテントは本格的な登山に使われるほど機能性重視なので、値段が高いことが唯一のネックです。
ただ、思い切って購入してしまえば満足度が高いことがわかります。
MSRの2024年新作テントを紹介
ここからはMSRの2024年新作テントを紹介していきます。
2024年の春夏シーズンに日本展開が始まったばかりの2商品となるので、要チェックです!
ティンハイム2
ヨーロッパ限定で販売されていた、軽量でコンパクトな「ティンハイム」がついに日本上陸!
厳しい自然の中で使うことが考慮された、春〜秋に対応しているトンネル型テントです。
フロアが長方形に近い形なのでデッドスペースが少なく、天上高が1mもあり閉塞感のない空間が魅力。
メッシュポケットやランドリーラインがついているので、ランタンやタオルを吊るすことができるなど機能性にも優れています。
収納サイズ | 56×20cm |
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総重量 | 3200g |
ティンハイム2<定員2名>
ティンハイム3<定員3名>
ハバハバ バイクパック1
サイクリストのために作られた「ハバハバ バイクパックシリーズ」
圧倒的な軽さと圧迫感のない居住空間が魅力で奥行き76㎝の前室付き。
収納すると「36×17×11cm」と超コンパクト。
ポールは折りたたむと30cmになるので持ち運びもラクラクです。
スタッフサックは、付属のステイとベルトを使ってハンドルバーに取り付けることができるのも嬉しいポイント。
フライの上にはロープがついており、衣類やシュラフを干すことができるのも便利で魅力的です。
収納サイズ | 36×17×11cm |
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総重量 | 1380g |
ハバハバ バイクパック1<定員1名>
ハバハバ バイクパック2<定員2名>
MSRのテントおすすめ6選
MSRのおすすめのテントを6つ紹介します。
人数・居住性・重さ・価格などの基準で、ぴったりのモデルを選んでみてくださいね。
ダブルウォールとしては最軽量「フリーライト2」
居住性はそのまま更に軽量されたフリーライトシリーズ。
ダブルウォールとしては最軽量クラスのテントです。
インナーテントはマイクロメッシュ仕様で通気性に優れているのも嬉しいポイント。
結露を軽減したり虫の侵入防いでくれるので快適に過ごすことができます。
前室も確保でき、春〜秋のキャンプや登山などで大活躍してくれること間違いなし!
収納サイズ | 46×11cm |
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総重量 | 1060g |
室内最大高185cmのファミリーテント「ハビチュード4」
山岳テントのノウハウを詰め込んだMSR初のファミリーテントです。
6人用と4人用の2種類があり、4人用の「ハビチュード4」の総重量は5,750gと、ファミリーテントのなかでもかなり軽量です。
驚くべきは天井の高さ!
室内最大高185cmなので、大人の男性でも立って着替えができるほどです。
フライシートの水色とMSRらしい赤のカラーの組み合わせもおしゃれで、キャンプ場でも目を引きます。
収納サイズ | 58×23cm |
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総重量 | 5750g |
居住性と重量のバランスがいい「ハバハバNX」
MSRのテントのベストセラー「ハバシリーズ」の2人用モデルです。
「軽量だけど狭い、広いけど重すぎる」そんな悩みを解決するバランスの取れた設計が人気の秘密。
最軽量とまではいきませんが、ソロでもゆったりとした空間がほしい場合にぴったりのサイズ感です。
航空機グレードの複合素材のポールは折れにくく頑丈で、フライシートも新しいコーティング技術が使われているため、耐久性もあって長く使えます。
収納サイズ | 46×15cm |
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総重量 | 1720g |
究極のミニマルテント「スルーハイカーメッシュハウス2」
「MINIMALIST SHELTERS & WINGS」に分類される、軽さとコンパクトさを追求したモデルです。
トレッキングポールや立木を利用して一辺を立ち上げ、四隅をペグダウンすることで2人分の居住空間を作ります。
その重量は本体のみでわずか410g。
とにかく軽くしたい、寝られるスペースだけ欲しいという方におすすめです。
収納サイズ | 25×10cm |
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総重量 | 480g |
オールマイティーな新モデル「ゾイック2」
「BACKPACKING TENTS」シリーズに新たに登場したゾイック。
クロスポールの上に短いポールを1本通すことでサイドウォールが立ち上がり、室内容積を大きくしたのが特徴。
新しいコーティング技術を採用しシームテープをなくしたことで、MSRテントの弱点とされてきた経年劣化によるベタつきを軽減し長持ちします。
スタイリッシュなフォルムでオールマイティーに使えるモデルです。
収納サイズ | 53×13cm |
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総重量 | 2190g |
コスパ抜群の定番モデル「エリクサー2」
エリクサーシリーズはソロ用~4人用までバリエーションがあり、コストパフォーマンスに優れた定番モデル。
生地が厚手なので重量はその分増えますが、ハバシリーズやゾイックシリーズに比べてかなり値段が抑えられています。
そこまで重量にシビアにならないのであれば、コスパがよくおすすめです。
収納サイズ | 51×17cm |
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総重量 | 2770g |
おすすめのMSRテント比較一覧表
ここまで紹介した新作テントとおすすめのテント6選をあわせた比較一覧表です。
自分のキャンプスタイルにあったものを選べるよう参考にしてみてください。
製品名 | ||||||||
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特徴 | 軽量でコンパクトなトンネル型テント。厳しい自然のなかで使うことを前提にされており耐風性も高い。 | サイクリストのために作られた「ハバハバ バイクパックシリーズ」圧倒的な軽さと広い居住空間が魅力。 | 居住性はそのまま更に軽量されたフリーライトシリーズ。ダブルウォールとしては最軽量のテントです。 | 室内最大高185cmのファミリーテント。 | ソロでもゆったり。重量と居住性のバランスがいい。 | メッシュ地の超軽量シェルター。夏におすすめ。 | 快適な居住空間で耐久性が高いニューモデル。 | 居住性と耐久性があり、コストパフォーマンスが抜群 |
カテゴリー | BACKPACKING TENTS | BACKPACKING TENTS | BACKPACKING TENTS | CAMPING/FRONTCOUNTRY | BACKPACKING TENTS | MINIMALIST SHELTERS & WINGS | BACKPACKING TENTS | BACKPACKING TENTS |
最大人数 | 2名 | 1名 | 2名 | 4名 | 2名 | 2名 | 2名 | 2名 |
MSRのテントのよくある質問(Q&A)
MSRのテントのよくある質問に答えていきます。
MSRのテントは加水分解しやすい?
加水分解とは…テント生地の裏面のポリウレタンコーティングと水分が反応して、ベタついた状態になること。
初期のMSRのテントは加水分解が起きやすかったのですが、近年はアップデートにより改善してきています。
そのため他社のテントよりも加水分解が起きやすいということはありません。
ただしテントは濡れたままにしておくと劣化が早まってしまいます。
使ったあとは水分を拭き取り、天日干ししてから保管しましょう。
ヨーロッパ限定カラーはどこで買える?
MSRのテントといえば、白っぽいグレーとレッドの組み合わせが思い浮かびますが、実はヨーロッパ限定カラーのグリーンも販売されています。
北欧では白夜があり、明るいグレーでは光を遮ることができません。
そのため、外が明るくても安眠できるよう暗いグリーンをヨーロッパ限定のカラーとして販売しています。
日本でもヨーロッパ限定モデルを扱う店舗が一部ありますので、くわしくはMSRを取り扱う株式会社モチヅキの公式サイトを確認してみてください。
壊れたときにアフターサービスは受けられる?
MSRの日本の正規代理店「株式会社モチヅキ」にて保証修理が受けられます。
保証修理の対象は、MSR正規販売店から購入されたMSR製品で、購入日から3年間です。
正規品には株式会社モチヅキの日本語による正規取扱説明書、ユーザー登録ハガキが添付されているので、Web上で購入する場合は確認してみてください。
MSRのテントまとめ
MSRのテントはこれまで、軽量でコンパクトなソロ向けの登山用モデルがラインナップされてきました。
ですが、最近は大人数で使えるファミリー用テントも発売され、キャンプ場での人気もさらに高まりそうです。
- 軽量コンパクトで、設営が簡単
- 独自のフレームワークで高い居住性を生み出している
- ソロからファミリーまで幅広いラインナップから選べる
- 気軽なソロキャンプやミニマムキャンプにおすすめ!
MSRのテントは高価ですが、使ってみると価格以上の価値を実感できます。
一度手に入れると手放せなくなるファンが多いのも納得です。
MSRのテントで気になったモデルがあったら、ぜひチェックしてみてくださいね。