キャンプを快適に過ごすためのマストアイテムといえば、「アウトドアチェア」ですよね!
しかし、ハイチェアやローチェア、ベンチシートといった豊富な種類から、シーンやスタイルに最適なものを見つけるのはなかなか大変です。
そこで、本記事ではキャンプで使える最強のアウトドアチェア10選を紹介!
定番モデルから最新モデルまで、2024年大注目のアイテムをピックアップしました。
それぞれのサイズや機能性、収納方法など詳しく解説しているので、ぜひアウトドアチェア選びの参考にしてください。
いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
アウトドアチェアの種類とキャンプスタイル
アウトドアチェアは、ハイチェア、ローチェア、ベンチシート、座椅子、スツールの5種類に分類することができます。
それぞれの種類ごとに、特徴とおすすめキャンプスタイルをチェックしていきましょう。
ハイチェア
ハイチェアとは、基本的に座面の高さが40cm以上あるものを指します。
普段の生活と同じように利用できるので、食事やバーベキューを楽しむのにぴったり。
立ち座りしやすく会話や食事にも最適なハイチェアは、グループキャンプやファミリーキャンプに使いやすいチェアです。
- ダイニングテーブルの高さと同じくらいで食事や作業がしやすい
- 腰や膝に大きく負担をかけることなく立ち座りできる
- 会話するときも目線が合うため話しやすい
- 傾斜がある地面などではバランスが取れず不安定になる
- サイズが大きいものが多く、重くなってしまいがち
- 持ち運びしにくく荷物になりやすい
ローチェア
座面の高さが30cm程度、またはそれ以下のものがローチェアです。
深く腰を下ろして足を伸ばせるので、焚き火やグリルを囲むのに適しています。
またローチェアは軽量でコンパクトに持ち運びやすいのが特徴。
荷物を少なめにしたいソロキャンプにぴったりです!
- 座面の高さが焚き火にちょうどいい
- 足を前に伸ばしたり背もたれに寄りかかったりくつろげる
- 軽量でコンパクトに持ち運びやすい
- 立ち上がるときに足腰に少し力を入れる必要がある
- 頻繁に動くシーンには向いていない
- 食事も前傾姿勢になるため腰を痛める可能性がある
ベンチチェア
ベンチシートは、2人以上が並んで座ることができるタイプです。
家族や友達と一緒に利用できるうえに、荷物置きのスペースや簡易テーブルとしても兼用できます。
安定感もあり複数人で使えるベンチシートは、カップルキャンプやグループキャンプなどに最適!
- 小さな子供と一緒にバーベキューのようなアウトドアを楽しみやすい
- 複数人で座れるので、大人数でのアウトドアシーンにもおすすめ
- 荷物置き場としても使える
- 立ち上がるときに足腰に少し力を入れる必要がある
- 頻繁に動くシーンには向いていない
- 食事も前傾姿勢になるため腰を痛める可能性がある
座椅子
低い位置で背中を預けてもたれるタイプのものを、座椅子といいます。
地面からの距離が近く高さがないので、テント内での使用にも最適。
荷物の軽量化を図りたい、ツーリングキャンプやソロキャンプにおすすめのチェアです。
- 長時間座るときに使いやすい
- サイドベルトやワイヤーで角度を調節して寝転べる
- 布製で錆びにくく軽量で持ち運びやすい
- 前傾姿勢になりやすく腰を痛めてしまう可能性がある
- 使用場所によっては砂や土の感覚が気になってしまう
- 湿気などで表面が濡れることがある
スツール
スツールとは、背もたれがなく座面のみのシンプルな椅子のことをいいます。
折りたたみ式のものが多く、簡易テーブル代わりやギアを置くスタンドとしてマルチに活用できます。
組み立ても簡単で非常にコンパクトなので、釣りやソロキャンプで活躍します。
- サイズが小さく持ち運びしやすい
- 組み立てが簡単なため使いたいときにすぐ用意できる
- オットマンとして使用することも可能
- 軽くて安定性に欠ける
- 背もたれがないためリラックスしにくい
- 長時間座るシーンには向いていない
選ぶ際に素材と収納方法は重要!
ここからは、アウトドアチェアを選ぶ際に注目したい「素材」と「収納方法」について詳しく解説していきます。
素材によっては非常に重いチェアもありますし、一人暮らしのソロキャンパーの方にとって収納方法はとても重要なポイントです。
アウトドアチェアの素材
アウトドアチェアは、座面や背もたれなどのシート部分と、脚や骨格の役目を持つフレーム部分で作られています。
シートの素材
シートはポリエステル、コットン、メッシュなどが使われています。
シートの素材 | 特徴 |
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ポリエステル |
|
コットン |
|
メッシュ |
|
ポリエステルは、アウトドアチェアに最も多く使用されています。
良心的な価格の商品が取り揃えられており、耐久性に優れていて手入れもしやすく、とても使い勝手が良いです。
コットンは火に強く燃え広がりにくいため、焚き火やバーベキューの近くで使うときにおすすめ。
暑い夏でも通気性や速乾性があるメッシュのチェアを使えば、濡れてもすぐに乾くので便利でしょう。
フレームの素材
アルミニウム、スチール、木製など様々な素材が使用されています。
フレームの素材 | 特徴 |
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アルミニウム |
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スチール |
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木製 |
|
軽量でコンパクトなアルミニウムは、持ち運びしやすいのが特徴。
水に濡れても錆びにくいため、手入れも簡単です。
スチールは頑丈で壊れにくく、耐久性の高さがメリットである一方、重さがあるため扱いにくいというデメリットもあります。
おしゃれな雰囲気が魅力の木製も、温かみがありインテリアに馴染むでしょう。
収納方法の種類
アウトドアチェアの収納方法は、組み立て式、折りたたみ式、収束式の3種類に分けられます。
収納方法 | 特徴 |
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組み立て式 |
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折りたたみ式 |
|
収束式 |
|
荷物に制限がある、身軽にキャンプがしたい場合は、コンパクトに持ち運べる組み立て式がぴったり。
長時間座るシーンが多いなら、座り心地の良さを重視した折りたたみ式が向いているでしょう。
収束式は短時間で組み立てられるので、現地ですぐに椅子を使いたい人やキャンプ初心者におすすめです!
キャンプチェア座り心地ランキングTOP3
ここからは、キャンプチェア座り心地ランキングTOP3を詳しく紹介していきます!
インフィニティチェア(コールマン)
ハイバックの背もたれと足の先まで伸ばして最強にくつろげるリクライニングチェアです。
生地は固めで体にほどよくフィットし、宙に浮いたような座り心地を味わえます。
座ったまま無段階にリクライニング可能なうえ、メッシュタイプなため通気性の良さも抜群。
設営や収納がしやすい仕様で、小さくコンパクトに収まり持ち運びも簡単です。
種類 | ハイチェア |
---|---|
使用時サイズ | W92×D69×H110cm |
収納時サイズ | W15×D69×H90cm |
座面高 | 約50cm |
重量 | 約8.8kg |
耐荷重 | 約100kg |
収納方法 | 組み立て式 |
カラー | オリーブ、カモ、ベージュ |
素材 | シート:ポリエステル フレーム:スチール |
Tradcanvas キングあぐらチェア(ロゴス)
ロースタイルに最適な座面の低さで、腰回りはあぐらが組めるほど広々としているのが特徴です。
極厚の難燃BRICK素材を使用しているため、焚き火やバーベキューの火の粉が飛んでも燃え広がることがありません。
背面には大型サイズのポケットを配置しており、本や雑誌が入れることも可能です。
種類 | ローチェア |
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使用時サイズ | W60×D74×H80cm |
収納時サイズ | W94×D19×H19cm |
座面高 | 22cm |
重量 | 約3.5kg |
耐荷重 | 約120kg |
収納方法 | 折りたたみ式 |
カラー | オレンジ |
素材 | シート:ポリエステルフォーム フレーム:スチール |
グッドラックソファ(DOD)
安定性と耐久性がしっかりしているベンチシートで、2人でも快適に座れるよう工夫されています。
取り外して丸洗いできるクッションカバー付きなので、汚してしまっても安心。
車の荷台に横向きで入れるため座面幅を小さく設定しており、ソファを荷台の棚として使うことも可能。
クーラーボックスやコンテナボックスなど、積み込みにくい荷物も置きやすいのが魅力です。
種類 | ベンチシート |
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使用時サイズ | W100×D50×H74cm |
収納時サイズ | W100×D13×H67cm |
座面高 | 33cm |
重量 | 5.5kg |
耐荷重 | 160kg |
収納方法 | 組み立て式 |
カラー | タン、カーキ、ブラック、カーキ/ベージュ、グレー/ネイビー |
素材 | シート:ポリエステル フレーム:アルミニウム合金、スチール 肘掛け:木 |
アウトドアチェアコスパ最強TOP3
ここからは、コスパ最強のアウトドアチェアTOP3を詳しく紹介していきます!
グラシアフィールド座椅子(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグの超軽量でコンパクトで扱いやすい座椅子です。
ペットボトルとほぼ同じ重さなので、公共交通機関で移動する場合も持ち運びに困りません。
フレームを生地の樹脂パーツに差し込んで組み立てるタイプで安定感があり、安心して体重を背中に預けられます。
また、座面にウレタンのクッション材が入っているため、長時間快適に座り続けることが可能です。
種類 | 座椅子 |
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使用時サイズ | W40×D68×H39cm |
収納時サイズ | W12×D11×H4cm |
座面高 | ― |
重量 | 530g |
耐荷重 | 80kg |
収納方法 | 組み立て式 |
カラー | ブラック |
素材 | シート:ポリエステル、ウレタンフォーム フレーム:アルミニウム合金 |
エクスギアロースタイルリクライニングチェア(キャプテンスタッグ)
4段階リクライニング機能付きのハイクオリティなロースタイルチェアです。
食事や昼寝、星空観察など、色々な用途に合わせて背もたれの角度を調節できるのが強みとなっています。
自然に馴染む落ち着いたブラウン色のシートに、天然木の肘掛けがアクセントとなっていておしゃれ。
バックポケットも付いているので、小物を保管するときに利用することもできます。
種類 | ローチェア |
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使用時サイズ | W58×D59/60/70/80×H71/68/62/52cm |
収納時サイズ | W58×D63×H8cm |
座面高 | 18cm |
重量 | 2.5kg |
耐荷重 | 80kg |
収納方法 | 折りたたみ式 |
カラー | ブラウン |
素材 | シート:ポリエステル、ウレタンフォーム フレーム:アルミニウム合金 肘掛け:天然木 |
ファンチェアダブル(コールマン)
ゆったり2人で座れるユニークなデザインのローチェアです。
背面にはブランドを象徴するロゴが大きく表示されており、小物を入れられるポケットも付いていて便利。
デザイン展開も豊富で、定番のオリーブカラーやポップなドット柄など、インテリアと合わせられるのも魅力でしょう。
コンパクトで軽量な収束式のアウトドアチェアなので、組み立てや収納も簡単にできます。
種類 | ベンチシート |
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使用時サイズ | W89×D54×H66cm |
収納時サイズ | W23×D16×H68cm |
座面高 | 33cm |
重量 | 3.7kg |
耐荷重 | 140kg |
収納方法 | 収束式 |
カラー | オリーブ、ブルードット、フリーン、ピンク |
素材 | シート:ポリエステル フレーム:スチール |
ソロキャンプにおすすめチェアTOP3
ソロキャンプにおすすめチェアTOP3を紹介していきます!
ヒーリングチェア ネクスト(コールマン)
ヒーリングチェアという名前のとおり、ハンモックに包み込まれるような最強のフィット感が魅力!
座面はメッシュなので通気性に優れており、夏の暑さや汗の蒸れを軽減してくれます。
サイドには大きめサイズのポケットが付いており、色々な物を入れることが可能。
軽量でコンパクトなため設置&撤収が簡単で、場所を選ばず気軽にセットすることができます。
種類 | ローチェア |
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使用時サイズ | W53×D63×H76cm |
収納時サイズ | W25×D14×H65cm |
座面高 | 約41cm |
重量 | 約2.5kg |
耐荷重 | 約100kg |
収納方法 | 収束式 |
カラー | オリーブ、グレージュ |
素材 | シート:ポリエステル フレーム:スチール |
秋冬限定モデルのベロア生地が登場!
チェアワン(ヘリノックス)
ヘリノックスが長年培った技術力を活かして開発した最強のコンパクトチェア。
高いデザイン性と快適性を実現しており、驚きの座り心地を体験することができます。
頑丈な座面に加え超高力なアルミフレームを使用しており、耐久性もばっちり。
とても軽いため持ち運びやすく、組み立てが簡単なのも優れたポイントです。
種類 | ローチェア |
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使用時サイズ | W52×D53×H67cm |
収納時サイズ | W35×D10×H12cm |
座面高 | 35cm |
重量 | 1.1kg |
耐荷重 | 145kg |
収納方法 | 収束式 |
カラー | オールブラック、カモ、グリーンブロック、 ブラウン、ダークネイビー、パプリカ、 ブラック、ブルーストライプ、レッドブロック マルチカム/ブラウン、マルチブロック |
素材 | シート:ポリエステル フレーム:アルミニウム合金、樹脂、ヒンジ |
スゴイッス(DOD)
7パターンの高さ・角度調節機能が搭載されている、ゆったりワイドサイズのハイチェア。
生地素材にはコットンを採用しており、焚き火の近くでも穴が空きにくいです。
嬉しいサイド&バックポケット付きで、スマホや財布などの小物を入れることができます。
部品がコードでつながっているため、簡単に組み立てられるのも特徴となっています。
種類 | ハイチェア |
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使用時サイズ | W60×D66×H69/86/90/94cm |
収納時サイズ | W39×D46×H11cm |
座面高 | 18〜42cm |
重量 | 約2.3kg |
耐荷重 | 100kg |
収納方法 | 組み立て式 |
カラー | タン、ブラック、カーキ |
素材 | シート:コットン フレーム:アルミニウム合金、ナイロン |
【番外編】ニトリのアウトドアベンチは重い?比較検証!
ファミリーキャンプやグループキャンプでは、ローチェアよりもアウトドアベンチのほうが使うという方も一定数いらっしゃるでしょう。
とはいえ、値段も高くニトリのようなホームセンターで売っているもので済ませてしまう方も多いのではないでしょうか?
チェア同様、アウトドアベンチも各ブランドごとに様々な特徴があります。
そこで今回は、人気アウトドアベンチ3選を比較検証していきます。
比較するアウトドアベンチはこちらの3つ!
- アウトドアベンチ O(ニトリ)
- ファンチェアダブル(コールマン)
- グッドラックソファ(DOD)
それでは表をもとに見ていきましょう。
ニトリ アウトドアベンチ O |
コールマン ファンチェアダブル |
DOD グッドラックソファ |
|
重さ | 6.3kg | 3.7kg | 5.5kg |
持ち運びやすさ | ✕ | ◎ | △ |
安定感 | ◎ | ◯ | ◎ |
座り心地 | ◯ | ◯ | ◎ |
検証の結果、一番重量があるのはニトリのアウトドアベンチ Oということが分かります。
重量はありますが、体格が大きい方でもゆとりをもって座れるワイドな作りが魅力のため、安定感には優れています。
一方で、重さのあるベンチは持ち運びには不向きです。
持ち運びやすさを重視する方にはコールマンのファンチェアダブルがおすすめ!
軽くて耐久性の高いコールマンのファンチェアダブルは、収納時もとてもコンパクトになり、キャンプにおすすめです。
座り心地重視の方はDODのグッドラックソファなら、ふかふかした座り心地を楽しめます。
クッションカバーは取り外し・丸洗いできるので、キャンプで汚れてしまっても安心して使えますよ。
何を優先するかは人それぞれですが、私は荷物の多いキャンプで重いベンチは選択しません。
ニトリのアウトドアベンチも決して悪いモノではないですが、お値段を妥協したことで、後に痛い目をみることも・・。
よく考えてから購入するようにしましょう。
アウトドアチェアのまとめ
- 普段の生活と同じように利用したいなら、ハイチェアがおすすめ
- コットン素材のシートは、焚き火やバーベキューでも安心して使える
- 軽量でコンパクトな組み立て式タイプだと持ち運びやすい
アウトドアチェアは、スタイルやシーンに合わせて、様々な種類が販売されています。
デザインや素材に加え、安定性・耐久性を重視しているものもたくさん取り揃えられていました。
選ぶときは機能性だけではなく、収納方法や持ち運びやすさなど、それぞれの特徴に注目してみるのもおすすめ。
今回紹介したアイテムを参考に、ぜひ自分にぴったりのアウトドアチェアを探してみてください!