冬キャンプで失敗したくないのが、シュラフ選び。
テント泊はワクワクする一方で「いつもと違う環境だと寝られないかも」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
シュラフ選びは、アウトドアで快適に寝られるかを左右する重要な要素のひとつです。
とはいえ、形状や機能性が幅広いため、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
本記事では、そんな悩めるキャンパーさんに向け、最強の冬用シュラフおすすめ10選を紹介いたします!
のん
ゆるきゃんにハマり、キャンプを始めた女性キャンパーで、CAMP ONではキャンプギアやウェアのレビュー記事を担当。穴場のキャンプ場や、キャンプ場ならではの楽しみ方をコラムで執筆予定。
シュラフ選びのポイント
シュラフはキャンプで快適に眠るために欠かせないアイテム。
多くのメーカーから様々なモデルが販売され、価格も数千円~10万円近くするものまでと幅広くなっています。
特に、寒い時期のキャンプではシュラフの保温性が重要。
きちんと選ばないと寒さで寝られなかったりテントで過ごせないなんてことも少なくありません。
形状
シュラフの形状は主に「マミー型」と「封筒型」の2種類に分かれます。
マミー型 |
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封筒型(レクタングラー型) |
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それぞれにメリットがあるので、キャンプスタイルに合わせて選ぶようにしてください。
キャンプ初心者の方は、布団と近い感覚で眠れる封筒型がおすすめです!
素材
中綿の種類には「ダウン」と「化繊」があります。
こちらもそれぞれにメリット・デメリットがあるので、しっかりと確認するようにしましょう。
また、ダウンと化繊混合のダウンシュラフでも、ダウンが入っていると「ダウンシュラフ」と表記されていることが多くなります。
気になる方は製品表示をきちんと確認するのがおすすめです。
▼ダウン
- 空気を多く溜め込むことができるので保温性が高い
- 軽量でコンパクトに収納できる
- 濡れに弱いことが難点、高価格。
▼化繊
- 濡れに強く低価格
- 洗濯機で丸洗いが可能
- ダウンに比べると重く嵩張る
使用温度
シュラフには、保温力を表す基準として快適使用温度(コンフォート温度)と限界使用温度(リミット温度)があります。
▼快適使用温度(コンフォート温度)
- 一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています。
▼限界使用温度(リミット温度)
- 一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます。
- これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
この2つの温度を基準として、キャンプをする季節や最低気温に合ったモデルを選びましょう。
最強の冬用シュラフおすすめ10選
ここからは、最強の冬用シュラフを紹介していきます。
寒い季節に心強いアイテムをピックアップしているので、参考にしてくださいね。
ナンガ「オーロラテックスライト600DX」
国産ブランドで、ダウンシュラフは永久保証付きという品質の高さが人気のナンガ。
ダウンは水に弱いのが難点ですが、このモデルはナンガ独自開発の防水透湿素材「AURORALIGHT」を採用。
シュラフカバーなしでもダウンが濡れてしまう心配がないのが特徴です。
また保温性が高いだけでなく、とても軽くコンパクトに収納することができるので、荷物を減らしたいキャンパーさんにおすすめ。
ネイチャーハイク「ダウン寝袋」
中国のアウトドアブランド「ネイチャーハイク」のダウン寝袋。
ダウンのふっくら感を高めたことにより、保温性能も大幅にアップしています。
マイクロファイバーで織られた生地は、軽量で柔らかく持ち運びもラクラク。
足元にゆとりを持たせていることにより窮屈感がないので、リラックスして眠ることができるのも魅力です。
スノーピーク「バクー550」
悪夢を食べる伝説の動物「バク」から名付けられたダウンシュラフ「バクー550」。
たっぷりのダックダウンで保温性も高く、首元を包み込むデザインで暖気を逃さないのが魅力。
水の侵入を防ぎ内部の湿気を放出するスノーピークの独自構造で、結露からダウンを守ってくれるのも嬉しいポイントです。
キャプテンスタッグ「フォルス スリーピングバッグ3」
軽量で保温力抜群の「フォルス スリーピングバッグ3」。
2層構造にすることで保温力がアップ、足にフィットする3D形状で暖気を逃さず快適な暖かさが続きます。
更に、首元を調節するドラフトチューブのコードを使用することで保温力を高めることができるのも魅力。
小物入れにぴったりのポケットや、温度調節のための足元ファスナーなど細かな部分までこだわられています。
イスカ「ダウンプラス ニルギリ EX」
イスカ(ISUKA)は日本のシュラフ専門ブランド。
「ダウンプラス ニルギリ EX」はしなやかな生地と720FPダックダウンを兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたダウンシリーズ。
マフラー部分のショルダーウォーマーとファスナーの内側にドラフトチューブを装備しているので、寒い季節も快適に過ごすことができます。
モンベル「ダウンハガー650#3」
独自の「スーパースパイラルストレッチシステム」により縦横に伸びるので、頻繁に寝返りを打つ人におすすめ。
ダウンハガー800シリーズには、対応温度によってEXP・#1~#5までラインナップがあります。
#3は快適使用温度4℃/限界使用温度-1℃なので、3シーズン使えて汎用性が高いモデルです。
コールマン「マルチレイヤースリーピングバッグ」
3つのレイヤーからなるシュラフで、組み合わせによって4シーズン使えるコスパの高いモデル。
アウターレイヤー・ミッドレイヤー・フリースをすべて重ねると、快適温度-5℃/使用下限温度-11℃と、冬キャンプに使えるのはもちろん、薄手のミッドレイヤーとフリースのみだと夏場も使用することができます。
ゆったりとしたサイズ感で広々と使うことができ、キャンプだけでなく災害時の備えとして持っておくのもおすすめです。
ロゴス「丸洗いソフトタッチシュラフ・-4」
適正温度-4℃までの封筒型シュラフ。
肌面にフランネル素材を使い、なめらかな肌触りなので、寝心地重視のキャンパーにおすすめです!
同じシュラフを連結させれば親子で使用も可能。
大型洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔でふわふわな状態で使えるのも嬉しいポイントです。
DOD「わがやのシュラフ」
1枚で4人が寝られる特大サイズのシュラフで、推奨使用温度は5℃以上最低使用温度はマイナス5℃です。
家族全員が一緒に寝られるよう幅が230cmと他に類を見ないサイズですが、3つに折って巻くだけで簡単に収納できるのが嬉しいですよね。
コットン100%なので、ナイロンのようにシャカシャカと音がしないのもおすすめポイントです。
ベアーズロック「封筒型寝袋-30℃ FX-503W」
大きめに作られているので寝返りをうつことができ、ゆったり眠れるシュラフです。
ベアーズロックの封筒型シュラフの中では1番の暖かさ。
ふわふわの柔らかな触り心地で寝心地も抜群です!
吸水性ふわさら®ポリエステルを使用しているので、汗をかいても蒸れにくく快適な寝心地が続きます。
シュラフに関するよくある質問(Q&A)
シュラフに関するよくある質問を紹介します。
シュラフのメンテナンス方法は?
シュラフは使ったあとは中綿に湿気が溜まっているので、そのまま収納してしまうと臭いやカビが発生する危険があります。
シュラフ自体の保温性も低下し劣化が進んでしまうので、使ったあとは日陰でしっかり乾燥させましょう。
また、保管するときは圧縮せずに保管袋に入れると中綿のふくらみを損ないません。
シュラフは自分で洗える?
シュラフは自宅で手洗いできますが、中綿の素材と洗濯表示によって洗い方が違います。
ダウンの場合は、ダウン専用洗剤を使用し手洗いが基本。
メーカーによっては、手洗いよりクリーニングを推奨していることもあるので、購入したシュラフの公式サイトを確認するようにしてください。
化繊は中性洗剤を使用して手洗いできますが、脱水や絞ったりすると中綿が劣化するのでNGです。
シュラフを上から押して脱水し、バスタオルなどに挟んで吸い取りましょう。
化繊シュラフには丸洗いOKのモデルもあるので、選ぶときにはぜひチェックしてみてください。
シュラフと一緒にそろえておきたいグッズは?
シュラフの下に敷くマットやコット(キャンプ用ベッド)は、地面からの冷えを遮断するための必須アイテム。
また、シュラフだけでは寒い場合を考えて、厚手のウェア、体を温めるためのカイロや湯たんぽ、毛布などを用意しておくのもおすすめです。
折りたたみ式マット
コットは寝るとき以外ベンチとしても使えます。
くり返し使えるハクキンカイロ!
最強の冬用シュラフまとめ
ここまで最強の冬用シュラフおすすめ10選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
シュラフは、泊まりがけのキャンプに欠かせない必需品です。
性能によって価格もかなり幅がありますが、自宅の布団と同じように朝までぐっすり寝られるシュラフを選びたいですよね。
本記事で紹介した選び方とおすすめモデルを参考に、快適に眠ることができるアイテムを探してみてくださいね!