キャンプの醍醐味と言っても過言ではない焚き火。
暖をとるだけでなく、揺らめく炎を眺めながら過ごす時間は、普段は感じられない癒しがあります。
そのため、グルキャンだけでなく、ソロでも焚き火を楽しみたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
近年、軽くてコンパクトなソロキャンプ用の焚き火台の種類は増えており、1kg以下の焚き火台もさまざまなメーカーから販売されています。
本記事では、そんなソロキャンプにおすすめの焚き火台10選を紹介していきます。
1kg以下のコンパクトなアイテムを厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

さち
キャンプ好きの友達の話を聞いて興味を持ち、情報収集をしている初心者キャンパー。
初心者ならではの目線で、キャンプだけでなくいろいろなアウトドアシーンで使えるコスパ重視でおしゃれなウェアーやキャンプギアを紹介します。
コンパクトな焚き火台の魅力とは
ソロキャンプ用の焚き火台は、コンパクトで持ち運びやすくコスパも良いことがほとんど!
暖を取れるのはもちろん、リラックス効果や防虫機能、さらにキャンプ飯のバリエーションが広がるのも大きなメリットです。
- 軽量・コンパクトで持ち運びやすい
- ソロキャンやツーリング、登山などに持っていきやすい
- 焚き火以外にも料理や暖とりなどさまざまな用途に使える
- 小さい分、後片付けも楽
- 大きいサイズに比べて値段が安いことが多い
また、大きな焚き火台に比べて、座ったまま火の調節がしやすいのも特徴。
サイズが小さいと本当に暖かいのか不安な方もいるかと思いますが、ソロキャンプであれば十分に暖をとることができます。
ソロキャンプ用の焚き火台を選ぶポイントを紹介
ここからはソロキャンプ初心者の方にも分かりやすく、焚き火台を選ぶ際のポイントを解説していきます。
重さ・コンパクトさ
まずは最も大事なポイントである携行性をチェック!
ソロキャンプを楽しむ際は、移動手段がバイクや電車のことも多いですよね。
そんな時に重要視したいのが、重さと収納時のコンパクトさです。
バックパックに入れたい場合は、厚さ2cm・重量500g以下のモデルがおすすめ。
荷物が多くなりがちなキャンプでは、できるだけ荷物を軽くしたいもの。
バックパックに収まりやすいコンパクトなアイテムを選ぶことで、体への負担も減らすことができます。

組み立てやすさ
焚き火台には、「バラバラのパーツを組み立てるタイプ」と「パッと開くタイプ」の2種類があります。
▼組み立てタイプ
メリット:収納サイズがコンパクト
デメリット:組み立てに時間がかかる
▼パッと開くタイプ
メリット:一瞬で設営可能
デメリット:収納サイズのコンパクトさに欠ける
サイトの設営や準備をすべて1人で行う必要があるソロキャンプ。
なるべく時間をかけないで、焚き火の準備をしたいですよね。
そこでおすすめなのが「パッと開くタイプ」の焚き火台。
組み立て不要で簡単に設営できるので、初心者キャンパーにもおすすめです。



薪のくべやすさ
焚き火台のコンパクトさだけを追求してしまうと「薪が入らない」なんてことも。
そうなると薪割りに時間を取られたり、すぐに燃え尽きて薪をくべるのが慌ただしくなってしまうことがあります。
手間をかけずに薪をセットしたいなら、火床が広めの焚き火台を選ぶのがおすすめです!
キャンプ場やホームセンターで販売されている薪の長さは、およそ30〜40cm!
焚き火台を展開したときのサイズが30cm以上あれば、市販の薪はほとんどそのまま入ります◎
素材
焚き火台に使用される素材は、基本的にはステンレス・スチール・チタンの3種類。
ステンレス | チタン | スチール(鉄) | |
---|---|---|---|
画像 | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
|
|
ステンレスは軽量で錆びにくく、さらにはコストパフォーマンスにも優れる万能な素材です。
最も軽量なチタンは、ウルトラライトなソロキャンプには理想的!
しかし、その分価格が高めなのがネックです。
スチール製の焚き火台は重量があるため、軽量化を図りたいソロキャンプにはあまり向いてません。
耐荷重・付属品
焚き火台で調理をしたいなら、フライパンや鍋を置くための「ゴトク・焼き網」がついているものを選びましょう。
また「耐荷重」も忘れずに確認してください。
調理器具や食材の重さが加わり、最終的には予想以上の重量になります。



ソロキャンプ用焚き火台10選を紹介!1kg以下のおすすめは?
ここからはおすすめのソロ焚き火台を紹介していきます!
一人で持ち運びがしやすい、本体重量が1kg以下のアイテムを選出しました。
【東京クラフト】マクライト2
- 収納すると薄くて軽量なのに、展開すると火床が広くて大きめの薪でも余裕で入る。
- 見た目が無骨でかっこいい
- 特になし
コンパクトに収納可能なのに火床が広いという特徴はそのまま、更に便利になって登場したマクライト2。
40cmくらいの薪であれば自由にくべることができ、焚火が消えかかっても「山型」で薪を組めば簡単に炎が復活します。
焼き台の取り外しができるようになったことで、薪をくべる際も更に快適になりました。
ゴトクの高さは3段階調整でき、料理によって火の強さも自由自在に調整可能です。
【東京キャンプ】焚き火台
- 総合的なスペックが高くコスパが良い。
- 薪床となる天板がペラペラせず安定感もバツグン。
- 洗うときに手を切りやすいので注意が必要。
ソロキャンパーに大人気な東京キャンプの焚き火台です。
収納時はA4サイズに折りたたむことができ、バックパックにも容易に収納可能!
コンパクト収納ながら火床が広いので、市販サイズの薪を切らずにそのまま置くことができるのが特徴です。
厚みのある金属なので変形しにくく、耐久性にも優れています。



【PICOGRILL】ピコグリル398
- 燃焼効率が良い。
- 薄いのでザックの背の隙間にすっと入り、重さも感じられないほど軽い。
- 薪を横方向にしか焚べられない。
- 粉炭が溜まりすぎると重さで板同士が外れる可能性がある。
本体のみの重量はなんと398gと、とても軽量なこちらの焚き火台。
A4サイズに畳んで収納できるので、バックパックで持ち運ぶのもラクラクです◎
空気の通りやすい構造で、着火しやすく、火力調整がしやすいのも特徴。
薪の調整に追われることなく、ゆったりとした時間を過ごすことができるのも嬉しいポイントです。
2枚のプレートを組み合わせた美しいデザインも、多くのキャンパーから人気を集めています。
【笑’s】コンパクト焚き火グリルB-6君
- ソロキャンプで炭火調理をするのに最適。
- 収納はコンパクトで耐久性も高い。
- 最初にグリルプレートのシーズニングをしなければ行けない点が少々面倒。
ソロキャンプにおすすめの一人用サイズの焚き火台です。
一人で焼き鳥を焼いて食べたり、ちょっとしたプレートを置いておつまみを焼いたりするのに最適。
収納時の厚さも18mmと超薄型なので、荷物の間に差し込んで持ち運び可能!
他の焚き火台と併用して、テーブル料理用として使うのもおすすめです。
オプションのプレートも充実していて、コスパ抜群なアイテムです◎
【ベルモント】焚き火台TABI グリルエクステンション付き
- シンプルで軽量、使う程に味も出て愛着が湧く仕様。
- 焼き網が固定できるので安定して調理可能。
- 調理をするには焼き網が火に近い。
- 収納時は膨らんで収まりが悪くなる。
軽量でコンパクトながら、側板を外せば大きな薪も使うことができるソロ焚き火台。
空気が通りやすいので燃焼効率も良く、焼き網は固定できるので安定して調理が可能です。
付属のグリルエクステンションを使えば、全面にクッカーなどを乗せることができ焚き火調理の幅も広がります。
メスティンで炊飯しながらスキレットで肉を焼く、なんて使い方もできますよ◎
【テンマクデザイン】男前ファイアグリル
- 軽くて、小さくて、使いやすい。
- 安定感があり、調理もしやすい。
- 熱による変形がある。
チタン製ゴトクが標準装備で調理もしやすいソロ焚き火台です。
サポートバーを外せば、大きめの薪を燃やすことも可能。
軽いボディに加え収納時は1.5cmの薄さになり、ザックでの持ち運びもラクラクです。
両側の板にスリットなどの通気口がないため、火を育てていく過程を楽しめる玄人キャンパーにおすすめです!
【DOD】秘密のグリルちゃん Q1-506
- 折りたたむのではなくロールして収納できるので、リュックの中で横幅を取らない。
- 徒歩キャンプ向きの携行性。
- 長い薪ははみだすので薪の組み方に工夫が必要。
バッグや手荷物に忍ばせておけば、いつでもBBQが楽しめるDODの秘密のグリルちゃん
火床が大きいうえにメッシュ構造なので、空気を大量に取り込むことができ、燃焼効率バツグン◎
細長く収納できるキャリーバッグ付きなので、バックパックの底に差し込んで持ち運びできます。
長い薪ははみだすので、薪の組み方には工夫が必要ですが、携行性を重視する方には超おすすめのアイテムです。
【コールマン】ファイアーディスクソロ
- 組み立て不要、足を広げるだけで直ぐに使える。
- 掃除、収納も楽にできる。
- 五徳がないと火が近すぎて調理には向いていない。
収納に関しては大きめサイズになりますが、袋から出して足を広げるだけと一瞬で設営できるのが魅力のアイテム。
誰でも簡単に組み立てることができるので、組み立て作業が苦手という方にぴったりのアイテム。
焚き火台の底が浅いので、調理をする際には別でゴトクを用意するなどして、火との距離を離すのがおすすめ◎
焚火中でも足を持って移動可能で、そのまま灰を捨てに行けば片付けも簡単にできちゃいます。
【Solo Stove】キャンプファイヤー
- 二次燃焼が凄く、灰が残りにくい。
- 風の影響をあまり受けない。
- 他のウッドストーブのように分割できないため、冷却までちょっと時間がかかる。
ガスを使わず、小枝などの自然素材でも簡単に燃焼させることが可能な焚き火台。
濡れた枝や湿った薪を入れても、しっかり燃える高火力が特徴です。
火が上に強く燃え上がるのでBBQのような料理にはあまり向いていませんが、ダッチオーブンやフライパン、鍋を使った料理にはぴったり◎
完全燃焼するのでわずかな灰しか残らず、後片付けも簡単です!
【ユニフレーム】ネイチャーストーブ
- 拾った枝とティッシュなどですぐに燃える。
- 燃焼効率が良い。
- 火が消えやすく、絶えず薪を補給しなければならない。
燃焼効率、携帯性、利便性のすべてがハイレベルな焚き火台。
小枝や松ぼっくりなどをの自然素材を燃料にして焚き火が楽しめます。
X字のゴトクが吹き込む風を取り込み、煙突効果で効率的に燃焼。
本体にハンドルが付いているので燃焼中でも移動でき、そのまま灰を捨てられるので片付けも簡単です◎
焚き火台のお手入れ方法は?
焚き火台は使い終わった後に毎回お手入れをすることで、十分きれいな状態を保つことができます。
逆に、毎回水などで入念に洗ってしまうと、素材を傷めてしまうこともあるので要注意!
柔らかなブラシと雑巾を使用し、下記の3ステップでお手入れ完了です。
- 焚き火台に残った灰や炭をキャンプ場のルールに従い、捨てる
- パーツをできるだけバラし、表面の灰をブラシで払う
- 水に濡らした雑巾を硬く絞り、更に表面を拭く
少し面倒かもしれませんが、毎回のケアで大切な焚き火台をできるだけ長く使えるようにしましょう!
まとめ
- 徒歩/バイク/車など、スタイル別に焚き火台の重さを選ぼう
- 30〜40cmの薪がそのまま入るタイプがおすすめ
- 軽量タイプは歪みやすいのでメリット・デメリットを把握して選ぼう
- 軽量なステンレス製かチタン製の焚き火台がおすすめ
コンパクトで軽量なソロキャンプ用の焚き火台。
本記事で紹介した1kg以下のアイテムであれば、徒歩やバイクツーリングなどのキャンプに活躍すること間違いなしです。
ソロキャンプ以外でも、料理用にしたり、テーブル用にしたり、さまざまな使い方ができるので持っていて損はありません◎
ぜひ、お気に入りのソロ焚き火台をゲットして、自分だけの焚き火時間を楽しんでくださいね!

