キャンプテーブルは食事のためだけではなく、キャンプサイトのレイアウトを決めるうえで重要なアイテムのひとつです。
おしゃれな木製、軽量なアルミ製、タフな鉄やステンレス製など、各社からさまざまなモデルが販売されています。

自分のキャンプスタイルに合った最適なテーブルを選びたいけど、種類が多すぎて選ぶのが難しい…
そこで本記事では、キャンプテーブルの魅力と選び方、おすすめモデルをご紹介!
なかなかお気に入りのテーブルが見つからないという方は、ぜひ購入する際の参考にしてください。

いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
キャンプテーブルの魅力
キャンプテーブルは、キャンプや登山、バーベキューなど屋外で使用することを想定して作られています。
自宅で使う一般的なテーブルとは違い、天板や脚を折り畳めて、コンパクトに収納することができ、持ち運びやすいように設計されているのが特徴。
さらに、持ち運ぶ前提のため、軽量なアイテムが多いのも魅力です。
できるだけキャンプギアをコンパクトにまとめたい、軽量なモデルを探している方は、携行性や素材に注目してみましょう。
キャンプテーブルの種類と選び方のポイント
アウトドア用品の店舗やネットショップを見ても、アウトドアテーブルの商品数はかなり多いです。
流行のロースタイルに合わせた低めのテーブルも増えていますし、リビングスペースの雰囲気を決めるデザイン性の高いおしゃれなモデルも続々と発売されています。
選ぶのが楽しい半面、お気に入りの一点を選ぶのはかなり悩ましいところですよね。
ここからは、必ずおさえておきたいキャンプテーブルの選び方を解説します。
ハイスタイルかロースタイルかで選ぶ
一般的に高さが70cm前後のハイスタイルと、30~40cmほどのロースタイルに分かれ、脚の高さを調節できる2WAYタイプもあります。
最近はソロキャンプの流行もあり、ロータイプが人気。
ロースタイルのテーブルはテントの外でも中でも使え、目線が低くなるので圧迫感を感じにくいのがメリットです。
もともと床に座る文化のある日本人に馴染むスタイルなのかもしれませんね。
一方、ハイタイプは調理や食事がしやすく、大人数で使うのに適しています。
簡単に立ち座りができ、動きやすいのもメリットです。
2wayタイプのものを選べば、調理や食事はハイテーブルで、リラックスタイムはローテーブルで、といったように2種類を使い分けることもできますよ。
サイズと収納方法で選ぶ
テーブルのサイズは使用人数に応じて選びましょう。
テーブルの幅 | |
---|---|
ソロ | 30cm〜 |
2〜3人 | 60cm〜 |
4人以上 | 120cm〜 |
一般的にソロなら30cm~、2人なら60cm~、4人なら120cm~の幅が目安です。
とはいえテーブルの上は、お皿やコップを置くとすぐいっぱいになってしまうもの。
迷ったら少し大きめを選ぶか、メインテーブルとサブテーブルを組み合わせて使うのがおすすめです。
また、持ち運ぶときのコンパクトさや重さも確認しましょう。
アウトドアテーブルの収納方法には、天板を折りたたんで中に脚を収納するフォールディングタイプや、天板を丸めて細長く収納するロールタイプなどがあります。
持ち運びしやすいか、組立てや撤収は簡単にできるかも確認してくださいね。
素材で選ぶ
アウトドアテーブルの天板に使われる素材は、ステンレス・木・アルミ・布などがあります。
アルミ製 | 布製 | 木製 | ステンレス製 |
---|---|---|---|
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ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめ | ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめ | おしゃれなキャンプサイトにしたい方におすすめ | キャンプでもしっかり調理をしたい方におすすめ |
アルミ製や布製のテーブルはロールタイプでコンパクトに収納でき、ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめ。
キャンプサイトの雰囲気重視なら、デザイン性が高く、ナチュラルな雰囲気が出せる木製テーブルが合います。
ステンレス製は焚き火のそばで、ダッチオーブンやスキレットなど熱いものを置くのに最適。
アルミや布など軽いほうが持ち運びには便利ですが、ステンレスや鉄などの重いテーブルは安定感があり、頑丈で長く使えます。

キャンプテーブルのおすすめ5選【ソロ〜デュオ向け】
ここからは、ソロやデュオキャンプ向けのコンパクトで持ち運びやすいキャンプテーブルを紹介します。
さまざまな素材の天板や、ロースタイルのものからハイスタイルのものまで取り上げているので、購入前の参考にしてくださいね。
アルミニウムローリングテーブル
わずか700gととっても軽量でコンパクトなローリングテーブル。
折りたたみ式でコンパクトに収納でき、収納バックもついているので持ち運びも楽ちん!
少人数の食器や調理器具などを置くのに十分の広さで、サイドテーブルとして使うのもおすすめです。
また、カラーもシルバーとブラックの2色展開なのでキャンプサイトやお持ちのギアに合わせて選べます。



焚き火テーブル
ステンレス天板でタフに使えるユニフレームの「焚き火テーブル」。



天板は丈夫なステンレス製で、熱いままのスキレットやダッチオーブンをそのまま乗せてもびくともしません。
熱を気にせず焚き火のそばに置けますし、汚れてもガシガシ拭くだけでいいのでハードに使いたい人にぴったり!
組立ても脚を開いて天板に固定するだけで簡単なのも魅力です。
さらに詳しい焚き火テーブルのレビューを知りたい方はこちら!


テーブルワン
重量625gと超軽量なテーブルワンは、とにかく携行性を重視する人におすすめです。
軽さの秘密は、アルミの脚とメッシュ素材の天板。
布製の天板は安定感が心配かもしれませんが、テーブルワンの天板はしっかりテンションがかかっていて、カップホルダーも2つ付いているので、安心して食事ができますよ。



ロールウッドテーブル
デュオテーブルとしてぴったりなサイズ感のローテーブル。
天然竹とアルミのコントラストがおしゃれで、キャンプサイトを彩ること間違いなし!
中央耐熱アルミはスキレットも直置き可なので、使い勝手も抜群です。
そして一番注目したいのが、変幻自在な作りになっていることなんです!
別売りの拡張パーツを使用すれば、ロングテーブルに変身したり、2段重ねて収納棚や調理台としても使用可能。



もちろん持ち帰るときは、付属の丈夫な帆布素材の専用ケースにコンパクトにまとめて収納できるので持ち運びも簡単ですよ。
ウッドロールトップテーブル
木目が美しいナチュラルなデザインが、キャンプサイトをおしゃれに彩ってくれるFIELDOORの「ウッドロールトップテーブル」。
しっかりとした造りで、ガタつくこともなく安心して使用できるのがポイント。
天板の高さも40cmとロースタイルにちょうどいい高さ設定。
さらに天板はロール式で、フレームも組み立て式なので付属の収納バッグに入れて持ち運ぶことができますよ。



キャンプテーブルのおすすめ5選【ファミリー向け】
続いては、ファミリーキャンプやグループキャンプをすることが多い方におすすめのモデルをご紹介!
大人数で使えるサイズなのにコンパクトに収納できるものや、丸洗いできて清潔に保てるものまで、幅広く取り上げています。
自分のスタイルにぴったりのモデルを見つけてみてくださいね。
ナチュラルウッドロールテーブル
ナチュラルな雰囲気のサイトが好きな方におすすめな木の天板のテーブル。
スギの天然木を使用した天板は、ひとつひとつ木目が異なり、味わいがあります。



軽量なアルミ製の脚は、高さを40cmと70cmの2段階に設定可能。
ハイ&ローの2Way仕様なので、どんなキャンプスタイルの方でも使いやすいです。
また、天板はロール式で筒状に収納でき、コンパクトに持ち運べますよ。
テキーラテーブル
鉄製のクールな外観がおしゃれなテキーラテーブル。
スチール製の天板は、焚き火の上に置いて調理も可能です。
テキーラテーブルの最大の魅力はカスタマイズ性の高さ!
細長い天板3枚と2本の脚を自在に組み合わせて囲炉裏テーブルにしたり、2段のラックにしたりとアイデア次第でさまざまな使い方ができます。
さらに、市販のワンバイ規格の木材がぴったりのサイズなので、リーズナブルにカスタマイズも可能。



ヘキサテーブル
アカシアの天然木を使用したヘキサゴン(六角形)のローテーブル。
組立ては木の板を組み合わせるだけで、ネジや金具は不要です。
六角形に組むだけではなく、長テーブルにしたり、ベンツマークのような形にしたりと自由に組め、一辺を単体で小さなテーブルとしても使用できます。
同じキャプテンスタッグの「ヘキサ ステンレスファイアグリル」とも相性バッチリ!
重量はありますが、カスタマイズ性が高く、大人数で焚き火を囲むのにおすすめです。



グランベーシック 丸洗い4FDスリムテーブル
質感や高級感を重視しているグランベーシックラインの丸洗いテーブル。
その名の通りホースの水で勢いよく丸洗いできるので、汚れを気にせずアクティブに使用できます。
大人数で使用できるワイドな設計になっているので、大きめのチェアでも8〜10脚使用可能。
また、ワイドな設計ですが4枚の天板が2枚分の厚みに格納できるので、保管スペースも取りません。



汚れを気にせず使いたい!コンパクトに収納できるテーブルが欲しい!という方におすすめです。
バタフライテーブル/120
2018年に発売されグッドデザイン賞も受賞した、キャンパーの間で人気が高いコールマンの「バタフライテーブル」。
組み立てると天板がつながるため、掃除しやすくゴミが詰まりにくいのが魅力です。
すべての高さに対応する土汚れを予防する脚キャップも付属しているのも嬉しいポイント。
さらに、約100℃のダッチオーブンを直接置いても熱による変色や変形が起こらないので、調理した鍋やフライパンなどを直接置くことができます。
飽きのこないシンプルなデザインで、長く使い続けられるテーブルを探している方におすすめです!
ニトリやワークマンでもキャンプテーブルは買える?
ここからは、ニトリやワークマンで買えるキャンプテーブルを紹介します。
比較的低価格で手に入るので、使用頻度が少ない方や、一度キャンプテーブルを使ってみてどんな感じなのか知りたいという方は参考にしてください。
材質や耐久性などはアウトドアブランドの製品には劣るため、頻繁に使う方や長く使い続けたい方は、先ほど紹介したモデルを選ぶことをおすすめします!
使わないときは、スリムに収納できる!
天板耐熱温度約300℃。熱した鍋を直置き可能!
アルミ製で軽量!ファミリーやグループキャンプにぴったり!
キャンプテーブルのよくある質問(Q&A)
キャンプテーブルに関するよくある質問をまとめました。
サイドテーブルはあった方がいい?
食事をするメインテーブルのほかにサイドテーブルがあると便利です。
ちょっとした飲み物やスマホを置くのにも使えますし、ウォータージャグやクーラーボックスを置くなど、地面にモノを置きたくないときにも重宝します。
コンパクトなサブテーブルを複数並べてメインテーブルのように使い、持ち物を軽量化する方法もありますよ。
ソロキャンプならテーブルはいらない?
ソロキャンプなどで持ち物を減らしたいとき、テントサイトの辺りにある大きな石などをテーブル代わりにする方法もありますが、どんなキャンプ場にもあるわけではありません。
調理や食事をするのであれば、ソロであってもコンパクトなソロ用テーブルをひとつ用意するのがおすすめです。
SOTOのフィールドホッパーは重量わずか395gなので、ミニマルなキャンプや登山にも気軽に持っていけますよ。
テーブルは他のアイテムで代用できる?
収納ボックスやコンテナをテーブルとして代用する方法がありますが、中のものを取り出しにくいという難点があります。
DIY好きのキャンパーに人気なのは、ホームセンターで買えるすのこや木箱をテーブル代わりにする方法です。
また、アウトドアワゴンに専用の天板をはめ込んでテーブルにできる「FIELDOOR ワイルドマルチキャリー用 ウッドロールテーブル」のようなモデルも販売しています。
工夫次第でいろいろなアイテムをテーブルとして代用可能ですよ。
おすすめのキャンプテーブルまとめ
キャンプテーブルはサイトの中心になるアイテムなので、使い勝手とデザイン性の両方を重視して選びたいですね。
- アウトドアテーブルは、ハイタイプ・ロータイプ・2Wayタイプがある
- チェアとテーブルの高さのバランスが重要
- 人数に合わせたサイズを選ぶ
- サイドテーブルあると便利
- ソロには軽量でコンパクトなテーブルがおすすめ
同じブランドでテイストを合わせるもよし、木製や鉄製など素材で雰囲気を出すのもよし。
キャンプサイトのレイアウトを考えるのも楽しくなりますね!
本記事でおすすめしたモデルを参考に、長く使えるお気に入りのキャンプテーブルを見つけてみてくださいね。