デザインと機能性の高さから、おしゃれキャンパーに大人気のパタゴニアのフリース。
キャンプ場でも、街中でも、パタゴニアのフリースを着た人を見かける機会も多いですよね。
そこで今回は、冬に大人気のパタゴニアのフリースを詳しく解説!
おすすめの着用シーンや定番アイテムの最新情報なども合わせて紹介していきます。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
リリー
趣味はアウトドアウェアを集めること。おしゃれで機能的なアウトドアウェアをこよなく愛するキャンパーです。タウンユースできるウェアにもこだわりたくて勉強中。愛用しているグッズや流行先取りのグッズなども紹介していきます!
Index
パタゴニアのフリースが人気の理由
パタゴニアは、アメリカ発祥のアウトドアファッションブランド。
環境保護活動にも積極的で、機能性高くエコな素材を採用したアパレルを多く展開しています。
パタゴニアのフリースが、人気であり続ける理由にはどういった部分があるのでしょうか。
ここからはパタゴニアのフリースがユーザーに選ばれる理由を詳しく紹介していきます。
人気の理由①元祖のフリース
みなさんの生活に当たり前のように馴染みのあるフリース。
実はそのフリースの原点は「パタゴニア」であることをご存知でしたか?
創業者であるイヴォン・シュイナード氏は、繊維メーカーのポーラテック社(旧モルデン・ミルズ社)とともに、フリースを開発しました。
1977年に世界初のフリースである「パイルジャケット」が誕生!
パタゴニアのフリースは、高い保温性や速乾性からたくさんの人に支持されました。
しかし、当時は「毛玉の起こりやすさ」や「色のでにくさ」などの弱点も。
その後フリースの人気はさらに加速!
開発者のイヴォン・シュイナード氏は、当時「特許を敢えて取らない」選択をしたことも、フリースがこれだけ人気となっている理由でもあります。
人気の理由②最強の暖かさ
フリースってどれも同じでしょ?と思っている方もいるのではないでしょうか。
ズバリ、一般の安価なフリースとパタゴニアのフリースとでは性能に大きな違いがあるんです!
パタゴニアのフリースは軽くて温かく蒸れにくいのが特徴!
外側と内側の生地の間に挟んだ軽量な透湿性や防風性バリヤーが風を遮断。
しっかりと暖かさが保てる構造になっています。
実際に着てみるとその差は一目瞭然で、キャンパーが太鼓判を押すのも納得の暖かさ!
人気の理由③メンテナンスのしやすさ
パタゴニアのフリースは、どのモデルも水分に強い特性があり、家庭用の洗濯機で洗濯が可能!
ただしモデルや種類によっては乾燥機が使用不可のものや、手洗いのみ可能のものがありますので、必ず洗濯タグを確認するようにしましょう。
人気の理由④サスティナブルな取り組み
環境に対する意識も非常に強いパタゴニア。
衣料業界から排出される二酸化炭素を減らすため、100%再生可能かつリサイクル済みの原料への切り替えに積極的に取り組んでいます。
開発したフリースの原料はポリエステルですが、これらはペットボトルから再生したポリエステルを使用!
こうした昨今注目されているサスティナブルな取り組みを、いち早く取り入れていることで、外見的な部分だけでなく内面的な部分でも支持されています。
修理サービス
さらに、パタゴニアは、アパレル企業であるにもかかわらず、消費者に「できるだけリペアして長く使い、新商品を買わないでほしい」と呼びかけたこともあります。
修理サービスにも大変優れており、製品開発の際に修理ができることを必須条件としています。
こうした充実のアフターサービスが整っているおかげで、パタゴニアの製品を長く愛用することができ、より良い循環を生んでいます。
人気の理由⑤デザイン
アパレルを選ぶときに重要なのはデザインですよね!
機能性だけではなくデザイン性の高いパタゴニアのフリースは、おしゃれに敏感な人にも大人気。
ジャケットタイプやベストタイプのものなど種類展開が豊富なパタゴニアなら、多くのアイテムの中から気に入ったものを選べます。
また最近のレトロブームやアウトドアブームによって、ビビットカラーやレトロなアウトドアアイテムが大人気に!
パタゴニアのフリースを羽織るだけで、トレンドを取り入れたコーディネートが完成します。
パタゴニア人気フリースの種類
パタゴニアのフリースは、大きく分けて2種類のシリーズがあります。
■テクニカルシリーズ
アウトドアやスポーツシーンで着用するアパレル商品。
変わりやすい山の天候と激しいアクティビティに対応できるフリースです。
■カジュアルシリーズ
デザイン性が高く、タウンユース向け。
テクニカルシリーズよりラフに着用できるアイテム。
テクニカルシリーズ
アウトドアユースで重要視したいのはやはり保温性と動きやすさですよね。
そこにおいて抜群な機能性があり、ライトキャンパーからアウトドアのプロまで絶大な支持を得ているのが「Rジャケットシリーズ」です。
R2テックフェイス・ジャケット
この「Rシリーズ」には、R1~R4までの保温性がありますが、この「R2テックフェイス・ジャケット」は、そのバランスが最も優れていると言われています。
特徴として、裏地にフリース素材、表地に防水加工が付いているので、保温性と通気性を提供しながら、状況の変わりやすい山での使用に最適!
フリースなのに、突然の雨にも対応できちゃいます!※小雨程度
防風性のあるアウターの中に着込むことで、ダウン並みの暖かさを実現できることから、”究極の中間着”とも呼ばれ、世界中のクライマーたちからも厚い信頼と支持を得ています。
・保温性、通気性、速乾性が高バランスである
・起毛がなくフリースっぽくない見た目
・フィット感があり、動きやすい
・コンパクトに持ち運び可能
・撥水加工で、小雨程度の雨に対応できる
R1ジャケット
「R1シリーズ」はテクニカルシリーズのなかで最も薄手なフリースです。
通気性や伸縮性に優れているので、アクティブに動くアウトドアスポーツやハードに動くシーンに最適な一着となっています。
・薄手で軽くコンパクト
・起毛がなくフリースっぽくない見た目
・フードやプルオーバーなどデザインの種類が豊富
カジュアルシリーズ
カジュアルシリーズは、その名の通り日常的に気軽に着られるタイプ。
デザイン性が高く、タウンユース向けのアイテムが豊富です。
普段着にアウトドアファッションを取り入れたい方や、おしゃれにアウトドアを楽しみたい方におすすめです。
シンチラシリーズ
パタゴニアのフリースの元祖、「シンチラシリーズ」。
「シンチラ」とは、商標をもつフリース素材のことを指します。
保温性、速乾性に優れていて、ゆったりとしたシルエットとふんわり滑らかな肌ざわりが特徴!
スナップボタンで開閉可能なプルオーバーデザインは、どこかレトロな雰囲気を醸し出していて、パタゴニアのロングセラーアイテムの1つです。
・温度調節がしやすい
・柔らかい肌触りの起毛感で、着心地抜群
・生地が厚すぎず、中に着込めるのでインナーで服装がコントロールできる
・部屋着にもおすすめ
レトロXシリーズ
パタゴニアを代表する名品で、特に人気を評している「レトロXシリーズ」。
90年代のファッションがしっくりくるアイテムで、ボリュームのあるデザインが魅力。
フリースの原点とも言えるレトロなデザインが、多くの人に愛されています。
また、厚手のフリース生地に防風バリアを貼り合わせているため、冷たい風が遮ることが可能。
防風性が高いため、アウターとして使えます。
・一枚羽織るだけでサマになる
・防風性が高いため冬のメインアウターとして着れる
旧型R2ジャケット廃盤に
定番の人気を誇り、テクニカルシリーズの中でもタウンユース寄りだった旧型のR2ジャケット。
多くのキャンパーに愛されていましたが、惜しくも2021年秋冬に廃盤となっています。
先ほど紹介した「R2テックフェイス・ジャケット」と「旧型R2ジャケット」はかなり別物の仕様。
新しく登場した「R2テックフェイス・ジャケット」は、より登山やアウトドア向けの商品となって改良され、山登りやスポーツに対応できる機能が向上しました。
R2ジャケットの後継?
R2ジャケットの復刻版を待ち望んでいた方に朗報です。
2023秋冬に、どことなくR2ジャケットを彷彿とさせるフーリースジャケットが登場!
リツール・ジャケット
毛布の様な肌触りと暖かさは、かつてのR2を想い起こさせると口コミでも話題になり、大注目の商品です。
旧型のR2ジャケットのファンだった方はぜひチェックしてみてください!
パタゴニアの人気フリース10選
ここからは、パタゴニアの人気フリース10選をご紹介します!
R2テックフェイス・ジャケット
アウトドアやフィールド向けに改良されたR2テックフェイス・ジャケットは、裏地にフリース素材、表地に防水加工が付きました。
保温性と通気性を提供しながら、悪天候と摩耗に耐えるつくりで、状況の変わりやすい山での使用に最適!
表地には毛が使われていないので、フリース特有の悩みである、毛抜けや毛玉になる心配もありません。
R1エア・フルジップ・フーディ
独自のジグザグ構造で仕上げたリサイクル・ポリエステル100%素材のジャカード・フリース。
メッシュ地の上に起毛したフリースがジグザグに配置されたデザインで、通気性と保温性を兼ね備えています。
吸湿発散性・速乾性・通気性に優れているので、激しい運動に最適!
ポケットは全部で5つ付いていて収納力もバツグンです。
R1エア・クルー
フリースっぽくない見た目で街中でも着やすいデザインが特徴。
激しい運動中も吸湿発散性と速乾性と優れた通気性を発揮します。
襟がなく首元がスッキリしているので、重ね着やマフラーを巻く際に煩わしさがありません!
釣り、ドライブ、街着、部屋着と、とにかく出番が多いと大人気の商品です。
クラシック・レトロX・ジャケット
着てみた人が口を揃えて言うセリフは、「とにかく温かい」!
表地のフリース生地と裏地のメッシュのあいだには防風性バリヤーが貼ってあるので、風を防ぎ熱を逃さない構造になっています。
また、中がメッシュ地であることによって、暑いときはポケットを開けてベンチレーションのように換気をすることが可能!
デザインの人気だけでなく、機能性にも優れているのが、長年人気の理由ですね!
クラシック・レトロX・ベスト
先ほど紹介した「クラシック・レトロX・ジャケット」のベストバージョン。
と思う人もいるかも知れませんが、心配ご無用!
クラシック・レトロX・ジャケットと同様に、防風性バリヤーが貼ってあるので、風を防ぎ熱を逃さない構造になっています。
袖がない分温度調節がしやすく、動きやすいのでアウトドアでの作業時にピッタリ!
左右のポケットには500mlのペットボトルが2本ずつ入る収納スペックがあるので、カバンを持たなくても手ぶらで出歩けますね。
シンチラ・スナップT・プルオーバー
「シンチラ」とは、商標をもつフリース素材のことを指します。
スナップボタンで開閉可能なプルオーバーデザインは、どこかレトロな雰囲気を醸し出していて、パタゴニアのロングセラーアイテムの1つ!
ほかのフリースより少し厚めの生地になっていて、保温性、速乾性に優れ、柔らかい肌触りが特徴です!
アメカジなどのカジュアルにも合わせられ、おしゃれを楽しめそうですね。
ロス・ガトス・クルー
軽くて柔らかい肌触りは、着る毛布として人気を評しています。
両サイドのポケットは、中がメッシュ地になっているので、暑いときはベンチレーションとして換気可能!
スウェット感覚でアウターの下に着たり、ゆったりサイズで購入すればアウターとして着れたりと、様々なシーンで活躍します。
ベター・セーター・ジャケット
さまざまなシーンで着やすいベストセラー商品。
リサイクル・ポリエステル100%素材のニット・フリースは、内側を起毛させたタイプのジャケットになっています。
テクニカルでも、カジュアルでも使用可能なシンプルなデザインが大人気。
肩に切り返しがないので、腕を上げてもお腹が見えることがなく、動きやすいのが特徴!
この腕周りのデザイン(ラグランスリーブ)で、腕が動かしやすく、バックパック着用時も快適な運動を楽しめます。
リバーシブル・シェルド・マイクロディニ・ジャケット
片側がナイロン、片側がフリースになっているリバーシブル・ジャケット!
リブニットの袖口と裾は伸縮性に優れていて、冷気と水分の浸入を防止します。
雨の日はシェル側を上にしたり、晴れた日はフリース側を上にしたりと、その日の気温や気分で着方の変更が可能!
ニット地のインナーを着ている場合は、裏地をナイロンにして着ると、着脱がスムーズに行なえますよ。
シンチラ・アノラック
定番シンチラフリースの端切れをうまく継いで形作られた「シンチラ・アノラック」。
パタゴニアの人気ウインドブレーカー、アノラックシリーズのデザインをフリースで再現!
環境にやさしい思想もさることながら、定番フリースが新鮮に生まれ変わっています。
軽くて肌触りもフワフワで、保温性も十二分。
パタゴニアのほかのフリース製品よりもゆったりとしたカットで、今っぽい雰囲気が人気です。
パタゴニアの人気おすすめフリース比較一覧
モデル |
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特徴 | フリースなのに防水加工!性能面がさらに向上した新しいR2ジャケット! | 寒冷な状況での激しいアクティビティに最適なテクニカル・フリース! | スッキリした襟元でセーターのように着れるR1エア・クルー! | パタゴニアのフリースの中でも、1、2を争う代表モデル!風を防ぎ熱を逃さないフリース! | 暖かくて収納量バツグン!人気デザインのおしゃれベスト! | パタゴニアのフリースの元祖ともいえる、「シンチラ スナップT」! | 寒い時期にぴったり!厚手で温かいふかふかなフリース! | セーターニットの装いとフリースの扱いやすさを組み合わせた、温かいフルジップジャケット! | 片側がナイロン、片側がフリースになっているリバーシブル・ジャケット! | フリースの端切れを再利用!環境に優しい斬新なデザイン! |
カテゴリー | テクニカル | テクニカル | テクニカル | カジュアル | カジュアル | カジュアル | カジュアル | カジュアル | カジュアル | カジュアル |
フィット | スリム・フィット | スリム・フィット | スリム・フィット | レギュラー・フィット | レギュラー・フィット | リラックス・フィット | レギュラー・フィット | レギュラー・フィット | レギュラー・フィット | レギュラー・フィット |
素材 | 7.9オンス・リサイクル・ポリエステル92%/ポリウレタン8% | 5.7オンス・リサイクル・ポリエステル100% | 5.7オンス・リサイクル・ポリエステル100% | 13オンス・ポリエステル100% | 13オンス・ポリエステル100% | 10.3オンス・リサイクル・ポリエステル100% | 8.6オンス・リサイクル・ポリエステル100% | 10オンス・リサイクル・ポリエステル100% | (シェル面):1.2オンス・リサイクル・ナイロン100% (裏面):5.7オンス・リサイクル・ポリエステル100% |
7.5オンス・リサイクル・ポリエステル・フリース100% |
重さ | 480 g | 366 g | 275 g | 774 g | 507 g | 530 g | 380 g | 638 g | 462 g | 488 g |
サイズ感に注意!
メンズフリースの種類はXXSからXXLまで全7サイズ展開。
パタゴニア製品は米国サイズを基準に作られているため日本人には少し大きいかもしれません。
サイズをよく確認して購入しましょう。
胸囲 | ウエスト | ウエスト | 裄丈 | 首回り | 身長 | |
XXS | 79-84 | 26 | 66 | 79 | 34-36 | – |
XS | 86-89 | 28 | 71 | 81 | 36-37 | 165-173 |
S | 89-94 | 29-30 | 74-76 | 84 | 38-39 | 167-178 |
M | 97-102 | 31-33 | 79-84 | 86 | 39-41 | 173-183 |
L | 107-112 | 34-36 | 86-91 | 89 | 42-43 | 175-185 |
XL | 117-122 | 38-40 | 97-102 | 91 | 43-44 | 175-185 |
XXL | 127-132 | 42-44 | 107-112 | 94 | 44-46 | 175-185 |
パタゴニアのフリースは何年使える?
パタゴニアの製品は、耐久性が高いことでも有名。
しっかりメンテナンスしていれば10年ほど使えると言われています。
購入する際に少々価格は高くなりますが、一度購入すれば長く使えるためコスパのいいアイテムと言えるでしょう。
パタゴニア フリースまとめ
- パタゴニアはフリースの元祖
- 「アウトドア用のテクニカル」と、「街着用のカジュアル」の2種類がある
- 他のメーカーより暖かく、通気性も良いのが特徴
- デザインがおしゃれで、人気がある
- 手入れ次第で10年以上持つアイテム
- 値段は若干張るが、その分の価値がある
パタゴニアのフリースは、機能性が高く、デザインもおしゃれなのが魅力的ですね。
ファストファッションブランドに比べると、お値段は上がりますが、その分しっかりとした性能で、長く愛用できる優れたアイテムです。
一着あればさまざまなシーンに活用できるフリース。
ぜひ今年の秋冬の注目商品をゲットして、快適なアウトドアライフを楽しんでくださいね!