ミリタリー発祥の野営感が魅力の軍幕テント(パップテント)。
数あるテントの種類のなかでもワイルドで無骨な雰囲気がキャンプを盛り上げてくれます。
ソロキャンプやデュオキャンプで使ってみたいな……
寝るときはどうしたらいい?
本記事では、軍幕テント(パップテント)の選び方や各ブランドの人気おすすめ10モデルを紹介します。
特徴やメリット・デメリットまで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください!
いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
- 軍幕テント(パップテント)とは?
- 軍幕テント(パップテント)のメリット・デメリット
- 軍幕テント(パップテント)の選び方のポイント
- 軍幕テント(パップテント)のおすすめ人気13選
- 使いやすさで注目のモデル!バンドック「ソロベース」
- 炎幕TCがバージョンアップした テンマクデザイン「炎幕TC DX」
- サイドウォール・インナーテント付き キャプテンスタッグ「トレッカー ソロベースUV」
- メッシュパネルで開放感ありのワンティグリス「スーパーシェルター BLACK ORCA 2.0」
- サイドウォールが自由自在!8tail「ゴッドパップ OD」
- コンパクトさ重視なら FIELDOOR「パップテント320」
- 遮光性と通風性を兼ね備えた EKEXON「無骨パップテント」
- 隠れ家テントなら Unafreely二峰テント「屋外サバイバルテント」
- 難燃性に優れ、4シーズン活躍する 山善「難燃TC素材採用パップテント」
- 安価ながら高さ・広さ文句なし Kaitou「パップテント インナーテント付」
- 煙突穴付きで年中使える!TOMOUNT「パップテント TC軍幕」
- キャンプスタイルに合わせて変幻自在!Soomloom「ミリタリーテント X-large専用」
- ヴァストランド「TCパップテント ソロ」
- 軍幕テント(パップテント)の評判・口コミを徹底調査
- 軍幕テント(パップテント)のよくある質問(Q&A)
- 軍幕テントのおすすめまとめ
軍幕テント(パップテント)とは?
軍幕テント(パップテント)とは、ミリタリー発祥の無骨でワイルドな雰囲気がたまらないテントのこと。
野営感たっぷりのテイストで、キャンパーの注目を集めています。
以前は軍隊払い下げのテントを入手する必要がありましたが、今ではアウトドアメーカーも軍幕テントの取り扱いを開始しており、手に入れやすくなりました。
軍幕テント(パップテント)のメリット・デメリット
キャンパー大注目の軍幕テント(パップテント)のメリット・デメリットをまとめました。
- 設営&撤収が簡単
- 手軽でコンパクト
- 持ち運びやすい
- 耐久性に優れている
- 基本1〜2人用で大型サイズがない
- ファミリーキャンプに不向き
- 寝る時はコットやマットが必要になる
軍幕テント(パップテント)はソロ・デュオキャンプ用が基本。
コンパクトさと設営のしやすさに重きをおいているため、サイズ展開が少ないのが選ぶときのデメリットです。
しかし、バイクでキャンプをするときやデイキャンプでシェルター代わりにつかうことができます。
コットなど大きなギアを入れるなら横幅が大きめ、荷物を軽くするなら小さめのパップテントがおすすめです。
2人用で使える大きめをお探しなら、テンマクデザイン「炎幕TC DX」がW190×D94×H8.5cm サイズのグランドシート付きで広々つかえますよ。
軍幕テント(パップテント)の選び方のポイント
軍幕テント(パップテント)の選び方のポイントを紹介します。
コットンやポリエステルなど、生地で選ぶ
生地によって使い勝手が違うため、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶのがおすすめ。
軍幕テントは主に、コットン・TC・ポリエステル素材で作られています。
それぞれ素材の特徴は下記のとおり。
- コットン:風合いがよく、夏は涼しく冬は暖かい。重量があり、カビやすいので濡れたままはNG。
- TC:コットンとポリエステルの混紡材で両方のいいとこどり。コットンと同じでカビに注意。
- ポリエステル:軽くて手入れも楽。火に弱いため、焚き火するときは注意。
テント近くで焚き火をするなら、TC素材が安心!
ソロキャンプで軽量化重視ならポリエステル素材がおすすめです。
インナー付き、サイドウォール付きなど機能選ぶ
シンプルなモデルが多いですが、より使いやすくなる機能を備えたものもあります。
インナー付きモデルや、夏に爽やかな風が通るメッシュパネルモデルなど、用途に合わせた機能的パップテントも増えてきました。
シーンによっては必要ない機能もありますが、ヘビーユースを考えるとは風を防ぐサイドウォール付きは要チェック。
キャプテンスタッグのソロベースは、サイドウォール付きで風を防いでくれる!
サイズで選ぶ
軍幕テント(パップテント)は、基本的に1〜2人用がほとんど。
ソロキャンプでコットなどの大型ギアを中に入れたい場合は、横幅のあるものを選ぶのがおすすめです。
バイクや徒歩キャンパーで、荷物をできるだけ軽くしたいのであれば、小さめサイズを選びましょう。
軍幕テント(パップテント)のおすすめ人気13選
軍幕テント(パップテント)おすすめの人気モデルを13種類紹介します!
使いやすさで注目のモデル!バンドック「ソロベース」
使い勝手と価格のバランスのよさで、キャンプ初心者にも人気なバンドック「ソロベース」。
温度変化に強いTC素材が使われており、焚き火をする際も安心。
シンプルな仕様がミリタリーな雰囲気とマッチします!
炎幕TCがバージョンアップした テンマクデザイン「炎幕TC DX」
テンマクデザインの人気モデル「炎幕TC」をさらに改良したのが「炎幕TC DX」。
風対策のスカートと目隠しにもなるサイドフラップが付き、使いやすさがグンとアップしました!
本体はテントの近くで焚き火をしても破れにくいTC素材など、細部にこだわりを感じます。
下記の記事では、炎幕TC DXを実際に愛用する私がレビューしているので、ぜひチェックしてください!
サイドウォール・インナーテント付き キャプテンスタッグ「トレッカー ソロベースUV」
キャプテンスタッグ「トレッカー ソロベースUV」は、サイドウォールやインナーテントがついている快適モデル。
380cmの横幅で、ゆったりとしたソロキャンプを楽しめますよ!
側面からもインナーテントにアクセスできるなどパネルの自由度が高く、使い勝手がいいです。
メッシュパネルで開放感ありのワンティグリス「スーパーシェルター BLACK ORCA 2.0」
メッシュパネルで自然を満喫できるワンティグリス「スーパーシェルター BLACK ORCA 2.0」。
メッシュになっていることで、虫などを気にせずにゆっくりくつろげます。
パネルをロールアップすれば、開放感のある軍幕テントにも!
付属するポールは4本なので、跳ね上げフラップのために買い足す必要もありません。
サイドウォールが自由自在!8tail「ゴッドパップ OD」
8tail「ゴッドパップ OD」は、自分のキャンプスタイルに合わせてサイドウォールが自由自在な軍幕テント!
視界を遮りたいときは立てて、景色を楽しみたいときは取り外して収納することもできます。
テント本体は、コットンの断熱性と難燃性、ポリエステルの軽さと撥水性を兼ね備えたTC素材。
焚き火も楽しめて、突然の雨でも安心です。
ほかにも、
- フルクローズでもロールアップするだけで空気の入れ替えができるベンチレーション付き
- スカート付きで巻き上げも自在にできる
など2万円以下とは思えない充実した仕様になっています。
コンパクトさ重視なら FIELDOOR「パップテント320」
FIELDOOR 「パップテント320」は、ソロキャンパー向けのコンパクトな軍幕テント。
フライシートに遮光性・難燃性・耐久性に優れたT/C素材を使用し、焚き火近くでも火の粉で穴があく心配の少ない素材です。
パップテントにはインナーテントが付属しており、吊り下げるだけでとっても簡単に設営できます◎
二股ポールなので空間を最大限に使える点も嬉しいですよね!
遮光性と通風性を兼ね備えた EKEXON「無骨パップテント」
T/C素材で耐摩耗性・難燃性に優れたEKEXON「無骨パップテント」は、メッシュインナーも付属したモデル。
オープン・クローズ・シェルターと多機能にアレンジできます。
サブテントと合わせて、フライシートとして使っても◎
隠れ家テントなら Unafreely二峰テント「屋外サバイバルテント」
Unafreely二峰テント「屋外サバイバルテント」は、取り外し可能なメッシュテントとタープがセットになったタイプ。
アウターテントは300Dナイロン素材で強度も抜群。
野外フェスやピクニックなど簡易的に使いたいときにも活躍するモデルです。
難燃性に優れ、4シーズン活躍する 山善「難燃TC素材採用パップテント」
山善の「難燃TC素材採用パップテント」は、難燃性に優れたTC素材。
遮光性や通気性も抜群なので、焚き火をする秋冬だけではなく春夏のキャンプでも快適です。
付属のポール4本をすべて立てればタープとしても使えます。
安価ながら高さ・広さ文句なし Kaitou「パップテント インナーテント付」
お手頃な値段でありながら、1500mmと充分な高さと広さのKaitou「パップテント インナーテント付」。
インナーテント・キャノピーポールもついているので、これひとつですぐに軍幕テントキャンプが始められます。
サブのテントとして使うのもおすすめです。
煙突穴付きで年中使える!TOMOUNT「パップテント TC軍幕」
サイドウォールと煙突穴つきで、自由自在に変換可能なTOMOUNT「パップテント TC軍幕」。
煙突穴は自由にDIY可能なので、煙突の太さに合わせて調節して薪ストーブを使えます。
また、幅が360cmと広々とした設計になっており、コットなども入れることができる!
年中使える軍幕テントを探している方におすすめです。
キャンプスタイルに合わせて変幻自在!Soomloom「ミリタリーテント X-large専用」
Soomloom「ミリタリーテント X-large専用」は、多機能フロントフラップで多彩な使い方を楽しめる!
チャックで連結するようになっていて、簡単に設置することができます。
本体はT/C素材で、生地表面はカビ防止加工されているためカビも生えにくく、耐久性も抜群。
左右にはメッシュパネルもついており、蚊や虫の侵入を防いで快適に過ごせますよ。
ヴァストランド「TCパップテント ソロ」
前後と片側にメッシュパネルがついており、風通し抜群なヴァストランド「TCパップテント ソロ」。
後ろのメッシュパネルにはサイドパネルも付いていいるため、ベンチレーションとしても使える!
さらに、インナーテントのドア部分にはTC生地のカーテンがついており、万が一火の粉が飛んでも燃え広がりにくい構造になっています。
ほかにも巻き上げ可能なスカートや消灯後もファスナーの位置がわかりやすい蓄光タブがついていたりと、細部までこだわりを感じます。
軍幕テント(パップテント)の評判・口コミを徹底調査
軍幕テントの口コミを調査しました。
良い口コミ
これらの良い口コミをまとめると、
- 雰囲気がいい
- 軽くて設営がカンタン
- ソロで焚き火にぴったり
雰囲気がいい・軽くて設営がカンタン・ソロの焚き火にぴったりなど、雰囲気と使い勝手のよさが評価されていました。
とくに男性のソロキャンパーに人気があるようです。
悪い口コミ
悪い口コミをまとめると、
- ロースタイルで腰が痛い
- 椅子の高さに注意
- インナー付けるのが手間
天井が低い軍幕テントはロースタイルが基本で、腰がツラいと感じる方もいますよね……。
残念ですが、腰痛持ちの方にはハイスタイルにも対応できるテントの方が使いやすくてストレスないかと思います。
跳ね上げたフラップの下で過ごすのはかっこいいですが、チェアの高さに注意。
このような座面の低いチェアを用意すると快適です。
また、インナーを付けるのが手間といった声もありました。
虫が少なく過ごしやすい時期は軍幕テント、そうでない時期は別のテントを使うのもアリです。
軍幕テント(パップテント)のよくある質問(Q&A)
軍幕テントのよくある質問に回答します。
冬でも使えますか?薪ストーブはOK?
寒さに強いコットン素材やインナー付きの軍幕テントなら、冬でもある程度対応できます。
ただ、フロアマットを防寒性の高い素材にするなど工夫が必要。
フルクローズにした室内は広くないことが多く、ストーブの使用はおすすめできません。
軽量で安い軍幕テント、寝る時もつかえる?
軍幕テントで寝る時は、グランドシートの上にスリーピングマットを敷きましょう。
また、お昼寝にコットを活用するのもおすすめです!
コットは軍幕テントとの相性も抜群!
軍幕テントのおすすめまとめ
野営感たっぷりなテイストは軍幕テントならでは。
アンティーク系のギアとコーディネイトするのも楽しいですね。
- ワイルドで無骨な雰囲気がたまらない
- ソロ・デュオ用が基本
- コットを入れるなら横幅広めがおすすめ
- スカートやメッシュパネルがあると使えるシーンが増える
- ロースタイルのため腰痛注意
- ソロで焚き火を楽しむのにぴったり!
フラップの下でする焚き火は雰囲気たっぷりです。
軍幕テントでワイルドなキャンプを始めてみましょう。