寒い冬キャンプでも朝までぐっすり眠りたいですよね。
そこでおすすめなのがシュラフを覆うシュラフカバーです。
シュラフカバーを使うとシュラフだけよりも快適に眠れ、翌日に疲れを持ち越しません。
シュラフがあるのにシュラフカバーって必要なの?
シュラフカバーって代用できる?
シュラフだけでは足りないのか、ほかのアイテムで代用できないかなど気になるキャンパーも多いはず。
本記事では、シュラフカバーの選び方、おすすめの7モデルを紹介します。
口コミも調査したので、シュラフカバー導入を検討している方は参考にしてください。
のん
ゆるきゃんにハマり、キャンプを始めた女性キャンパーで、CAMP ONではキャンプギアやウェアのレビュー記事を担当。穴場のキャンプ場や、キャンプ場ならではの楽しみ方をコラムで執筆予定。
Index
シュラフカバーとは?選び方のポイント
まずはシュラフカバーの選び方のポイントを紹介します。
冬キャンの快眠を手助けするアイテム
寒い冬のキャンプでは寝具が大切です。
あたたかいシュラフはもちろん、シュラフの性能を発揮するためにもシュラフカバーが頼りになります。
とくに結露で保温性が落ちるダウンのシュラフは、シュラフカバーとの相性バッチリ!
シュラフのヨゴレも防げるので愛用のギアを長持ちさせるのにも役立ちます。
シュラフそのものをお探しの方は、下記の記事も参考にしてくださいね。
サイズ感で選ぶ
シュラフを覆うシュラフカバーはサイズを確認して選びましょう。
小さめのサイズでもシュラフは入りますが、窮屈で寝心地が悪くなります。
シュラフの伸縮性を活かし少し余裕あるサイズがおすすめです。
レイヤーで選ぶ
春〜秋の3シーズンであまり保温性能を求めないなら2レイヤー、冬キャンプでも使うなら3レイヤーがおすすめです。
ただ、レイヤーが多いほど寒さに強くなるものの、重たくなり折りたたみにくいので注意しましょう。
- 春、夏、秋→2レイヤー
- 春、夏、秋、冬→3レイヤー
結露しにくい素材を選ぶ
ゴアテックスなど透湿性能が高く結露しにくい素材のシュラフカバーは使い勝手よしです。
身体から発生した水分を外に逃してくれ、シュラフが濡れず身体も冷えません。
睡眠時でも人は汗や呼気などで500〜600mlの水分を放出するため、しっかりシュラフカバーの外に逃す必要があります。
とくにシュラフの内外で温度差が発生しやすいシーズンは結露しやすく注意です。
ゴアテックス…防水・透湿・防風に優れた素材。内部に細かな孔を無数にもつ膜のような素材に表地・裏地を貼り合わせたもの。靴やアウターなどによく使われる
ジッパーの位置や開き具合で選ぶ
ジッパーの位置や開き具合で使用感が違います。
シュラフを覆って使うため、シュラフカバーのジッパーによってはシュラフまで使いにくくなってしまいます。
ジッパーの位置がシュラフと同じだとスマートでまとまりがいいです。
また、あまり開かないジッパーだと中に入るのが大変なので気をつけてください。
身体が固い人は、ジッパーが大きく開くモデルがいいですね!
持ちはこびやすさで選ぶ
シュラフカバーの収納サイズや重量をチェックしましょう。
車移動なら気にしなくていいですが、トレッキングなど徒歩移動だとできるだけ荷物を軽くしたいですよね。
2レイヤーでコンパクト収納できるものを選ぶ、シュラフカバーだけで使うなど工夫次第で軽装キャンプに使えます。
シュラフカバーのおすすめ人気7選
ここからは、厳選したおすすめのシュラフカバーを7つ紹介します。
- 高い透湿防水性のイスカ「ゴアテックス インフィニアム シュラフカバー UL」
- コスパで選ぶなら、イスカ「ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト」
- エマージェンシーグッズの専門ブランド、ソル「エスケープヴィヴィ」
- シンプル形状ファイントラック「エバーブレススリーピングバッグカバーUL」
- 結露対策にオクトス「タフシュラフカバー レギュラー」
- ゆったりサイズで快眠!オクトス「タフシュラフカバー ワイドロング」
- 防災用品として常備もできる Yundxi「シュラフカバー 封筒型」
高い透湿防水性のイスカ「ゴアテックス インフィニアム シュラフカバー UL」
本格的なシュラフカバーなら、イスカの「ゴアテックス インフィニアム シュラフカバー UL」は要チェック。
透湿防水性が高いゴアテックスで寒いテント内でも結露しにくく安心して就寝できます。
また、顔まわりの圧迫感を抑える立体カットのフードも嬉しいです。
頑丈な3レイヤーなのでシュラフカバー単体で使うのもあり!
コスパで選ぶなら、イスカ「ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト」
上で紹介したものよりお手頃なのが、イスカ「ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト」。
春〜秋などあまりハードな環境で使わないなら、ウェザーテック素材のこちらが約半額とコスパよしです。
服装やマット、コットなどほかのアイテムとの合わせ方によっては冬でも使えます。
ゴアテックスではないけど、3レイヤーだから安心感ある!
エマージェンシーグッズの専門ブランド、ソル「エスケープヴィヴィ」
エマージェンシーグッズの専門ブランド・ソルが作った「エスケープヴィヴィ」はシュラフカバーにも使えます。
用途が決まっているアイテムではないものの、ファスナーが付いたマミー型でシュラフがすっぽり入ります。
内側にアルミを蒸着させた特殊な素材は体熱の約70%を反射するためあたたかく、シーズンによってはこれ1枚でOKです。
保温重視ならこれ!
シンプル形状 ファイントラック「エバーブレススリーピングバッグカバーUL」
シンプルなディティールが印象的なファイントラック「エバーブレススリーピングバッグカバーUL」。
素材はブランドが独自開発したエバーブレス®3Dで、内側からの蒸気をしっかり排出します。
ファスナーなしで、クルクルっと丸められ、持ち運びやすいです。
結露対策にオクトス「タフシュラフカバー レギュラー」
オクトス「タフシュラフカバー レギュラー」は、どちらかといえば結露対策を目的としたモデルです。
とはいえ、上面2レイヤー下面2.5レイヤーの構造で軽さと快適さのバランスがよく3シーズンいつでも活躍します。
寒さだけではく、結露にも対応できる万能タイプ!
ゆったりサイズで快眠!オクトス「タフシュラフカバー ワイドロング」
大きめなシュラフが入るシュラフカバーをお探しの方におすすめなのが、オクトス「タフシュラフカバー ワイドロング」。
全長220cm・肩口幅94cmなので無理せずシュラフを入れられ、さらに広めのジッパー開口部でスムーズに入れます。
ゆとりのあるシュラフは寝心地よし!
防災用品として常備もできるYundxi「シュラフカバー 封筒型」
コスパを重視するならYundxi「シュラフカバー 封筒型」。
1万円前後するモデルが多い中、このシュラフカバーは5千円せず格安です。
「シュラフカバーって本当にあたたかいの?」と疑問に思う方は、まずは試しに使ってみてください。
コンパクトにたためるので、サブや防災グッズにも向きます。
おすすめ人気シュラフカバー比較一覧表
製品名 | ゴアテックス インフィニアム シュラフカバー UL |
ウェザーテック シュラフカバー スーパーライト |
エスケープヴィヴィ |
エバーブレススリーピングバッグカバーUL |
タフシュラフカバー レギュラー |
タフシュラフカバー ワイドロング |
シュラフカバー 封筒型 |
特徴 | 冬キャンでも心強いゴアテックス製。迷ったらコレ。 | イスカのお手頃モデル。あまり保温が必要ない方に。 | 透湿より保温を重視。エマージェンシーグッズの専門ブランドがデザイン。 | ファスナーなしでコンパクト収納が可能。 | 薄い上面と少し厚めの下面の理にかなった構造。 | 身体が大きいキャンパーに。寝返りがうてる気持ちよさ。 | コスパ重視の封筒型モデル。サブや防災用途にもぴったり。 |
使用サイズ | 209(全長)×87(肩幅)cm | 209(全長)×84(肩幅)cm | 213(全長)×81(肩幅)cm | – | 202(全長)cm×83(肩幅)cm×53(底部幅)cm | 220(全長)cm×94(肩幅)cm×54(底部幅)cm | 210(全長)x72(肩幅)cm |
収納サイズ | 7×8×22cm | 8×8×22cm | Φ11×17cm | Φ8.5×15cm | 17×11×5cm | 18×11×5cm | – |
ジッパー開口部 | 60cm | 60cm | – | – | 148cm | 148cm | – |
重量 | 360g | 410g | 241g | 222g(袋込み) | 約268g(袋込み) | 約303g(袋込み) | 130g |
材質 | ゴアテックス | ウェザーテック | ポリエチレン不織布 (アルミ蒸着加工) |
エバーブレス®3D | ナイロン | ナイロン | ナイロン |
レイヤー | 3 | 3 | – | 2.5 | 上面:2 下面:2.5 |
上面:2 下面:2.5 |
– |
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シュラフカバーの評判・口コミを徹底調査
シュラフカバーに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
これらの良い口コミをまとめると、
- 心許ないテントにはシュラフカバーがあると安心
- 結露対策と保温に便利
- シュラフが長持ちする
- シュラフカバーだけにして軽量化できる
気持ちよく寝るならシュラフカバーがあるといいですね。
ぐっすり寝たら翌日のキャンプをもっと楽しめる!
結露に弱いダウンのシュラフや3シーズン用のシュラフを通年使うのにシュラフカバーが便利です。
軽量化のためにシュラフを持っていかず、シュラフカバーで寝るキャンパーもいます。
悪い口コミ
シュラフカバーの悪い口コミはあまり見つからなかったものの目立ったのは、
- シュラフよりシュラフカバーが高い
- 安全のためだけどいい値段する
値段の高さについて話題となりがちで、導入を悩むキャンパーもいました。
シュラフ本体よりカバーの方が高いのか……。
シュラフカバーのよくある質問(Q&A)
シュラフカバーに関するよくある質問をまとめました。
そもそもシュラフカバーは必要?
マストではないものの、冬キャンだとシュラフカバーがあると快適でほかのシーズンでも便利に使えます。
撥水加工や透湿防水機能がしっかりしていればシュラフカバーなしでもOKなので、愛用しているシュラフのスペックをチェックしてみてくださいね。
古いシュラフを新調せず、シュラフカバーと併用するのもおすすめ!
シュラフカバーって代用できるの?
シュラフと一緒に使ってストレスないのはシュラフカバーですが、透湿ジャケットなどでも代用できます。
ただ、専用ではないのでシュラフカバーがないよりはいいくらいの感覚です。
内側からの湿気を通さない防寒ジャケットなどは結露が発生するためおすすめできません。
シュラフカバーのお手入れ方法がしりたい
ヨゴレたシュラフカバーは手洗いできます。
柔軟成分が入っていない洗濯洗剤をたっぷりの水で薄めて押し洗いし、風通しのいい日陰に干しましょう。
「前より水が浸みる……」と感じたら市販の撥水スプレーを使うといいですよ。
おすすめのシュラフカバーまとめ
冬キャンプを快適にするシュラフカバーの選び方やおすすめモデルを紹介しました。
- ゴアテックスなど透湿性能が高い素材がおすすめ
- 多少余裕あるサイズを選ぶ
- シュラフ代わりにも使える
- シュラフよりシュラフカバーの値段が高いケースもある
- 心許ないテントでもシュラフ+シュラフカバーで安心
- 愛用のシュラフを長持ちさせられる
シュラフがあればOKと考えがちですが、シーズンによってはシュラフカバーがあるともっと快眠できますよ。
翌日に疲れを持ち越さないためにも自分にぴったりのシュラフカバーを選んでみてください。
シュラフカバーで結露やヨゴレを防げるので、お気に入りのシュラフを長持ちさせるためにも、持っておきたいアイテムです。