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サーマレストのウルトラライトコットをレビュー!オススメな軽量ローコット

キャンプの寝心地の悪さに苦しんだ経験、一度はありますよね?

  • マットの下の小石が腰に当たって痛い
  • 地面に体温を奪われて寒い
  • 湿気で不快な思いをした

快適な眠りが妨げられると、最悪な気分になります。

キャンプで快眠したい…

そこで考えるのはコットの導入。
地面から浮いているコットなら、地面の影響を受けずに快適に眠れる!

コットを導入したいけどサイズや重量がネック…

そんな方におすすめなのが
「サーマレスト ウルトラライトコット」です。

実際に使用して感じたメリットやデメリットをレビューします!

この記事のライター
荻野保宏のプロフィール画像

いちろー

キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。

軽量!コンパクト!サーマレスト ウルトラライトコット

名称 THERM-A-REST(サーマレスト)ウルトラライトコット
価格 30,800円(税込)
重量 1195g
サイズ(展開時) 約61cm×183cm
サイズ(収納時) 約41cm×13cm
素材 リップストップポリエステルサーマキャプチャーコーティング、アルミ、プラスチック
耐荷重 147.5kg

 

コットの中ではトップクラスの軽量!コンパクト!
「市場最軽量」なんて謳い文句があるほどです。

大人が一人横になれる、コットなのにキャンプマットよりも小さいサイズなのは驚きですよね。
ギアの重量やサイズを厳選しながら寝心地にもこだわりたい人にオススメです。

軽量な分、寝心地が悪いのでは?
と気になる方も多いかと思います。

実際に使用してみた

寝心地、組み立て、メリット・デメリットなどを実際に使用した上で解説していきます。

外観やパーツ

開封するとパーツはこんな感じです。

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脚部パーツにアルミポールを通せる仕組みになっています。

無駄のない収納に惚れ惚れします。

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収納袋には結構ゆとりがあります。
エマージェンシーシートとsea to summitのエアロウルトラライトピローも同梱しても、もうちょっとなら何か入りそうです。

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気になる寝心地は?

軽量でコンパクトでも、快適に寝られなかったら意味がないですよね。
ですが、心配は不要。

結論から言うと寝心地は良いです。
コットの寝心地を知ったら、もうキャンプマットに戻れないと思います。

流石、アウトドア用スリープギアを多く出しているサーマレストの製品。

寝心地についてより詳しく説明します。

まず、実際に横になって一番最初に感じるのはグッと沈み込む感覚です。
「えっ大丈夫?」と不安になるほど沈み込みます。

高さは缶コーヒー1本分くらい。
沈み込むと地面とスレスレになりますが、地面につくことはないです。
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裏面がサーマキャプチャーという熱を逃さない銀マットのようになっています。
例えるなら保冷バッグのような素材です。

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寝返りを出来るようなスペースはないですが沈み込んで安定感が出るので個人的にはそこまで気にならないです。
自分は身長170cm、体重が72kgほどですが全くストレスなく快眠できました。

大柄な人はラージサイズを選ぶのがおすすめです。
レギュラーサイズとレギュラーサイズの耐荷重はどちらも147.5kgなので、その点は注意が必要です。

冬キャンプでも快眠

初めて使用したタイミングは2月の千葉のキャンプ場。
最高気温10度、最低気温4度。

インナーなしのテントに入れて使用しましたが、ぐっすりと眠ることができました。

シュラフはワークマンのフュージョンダウンシュラフ
快適使用温度は4度でスペック的にギリギリな懸念があったのでエマージェンシーシートも合わせて持っていきました。

シートの裏面が銀マットのようになっているためか、地面からの冷気はほぼ感じませんでした。
夏はまだ使用していないですが、オールシーズン使って問題ないと思います。

組み立てはコツを掴むまで結構大変

サーマレストの国内輸入代理店の株式会社モチヅキのチャンネルで組み立て方法が動画で解説されています。

動画では女性が軽々と組み立てています。

実際に組み立ててみると結構大変でした。
ウルトラライトコットはポールを取り付けた脚に弓形のポールを取り付けてテンションをかける構造になっています。

力が必要というよりはコツが必要なイメージです。
コツを掴んでいない状態だとかなり力任せな組み立てになってしまいます。

シングルボウ(1本)の取り付けは比較的やりやすいです。
ツイストボウ(2本)は力任せに取り付けるのは厳しいです。

組み立てが不安な方も日本語の取扱説明書も同封されているので安心です。

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また、シンプルに手順が多いので設営、撤収に少し手間がかかります。
組み立てや撤収を楽にしたい方は組み立てが容易なコットやインフレーターの方がオススメかもしれません。

加えて、パーツが多いので無くすリスクが高い点も注意が必要です。
夜に設営する際には注意が必要です。

初回使用で致命的なミスで部品が破損

初回使用の際、組み立てをミスって脚が一つ壊れてしまいました・・・。
いい加減な組み立ては厳禁です。

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6脚の取り付け箇所のうち、5脚で使用しましたが問題なく寝ることができました。
本体に付属している説明書にも軽量セットアップは4脚で表記されていたので多少寝心地は落ちるものの問題なく使用できると思います。

ちなみに三日月型の脚部パーツと取り付けるポールに関しては輸入代理店のモチヅキのオンラインショップで別途購入できます。
破損の可能性が高いパーツなので別途購入できるのは安心ですね。

株式会社モチヅキ公式WEBサイト

ウルトラライトコットの気になるポイント、デメリット

実際に使ってみて、少し不安に感じるポイントがありました。

大きなポイントは3つです。

  • 全体的に耐久性に懸念がある
  • 設営時に汚れる可能性がある
  • 値段が高い

それぞれ解説します。

全体的に耐久性に懸念がある

徹底的に軽量化されているので全てのパーツが無駄のない構造になっています。

特に気になるのは下記3つです。

  • シートの脚をセットする箇所
  • プラスチックの脚部パーツ
  • 脚部を支えるポール

特に脚部パーツに関しては徹底的に軽量化されているので穴がたくさん開いています。
ミニ四駆の肉抜きみたいですね。

軽量化されている分、耐久性は下がっています。

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初回使用で壊している自分が言っても説得力はないと思いますが、正しく使えばまず大丈夫なはずです。

あとは長期使用をした際の耐用年数も気になっているところです。

特にシートの耐久性に関しては気になります。
脚部パーツの爪が直接触れ合っている箇所はダメージが多そうです。

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数回使った程度であればそこまで気にならないです。
ですが、年単位で使用するとガタが来る箇所が多いのでは?と少し不安です。

設営時に汚れる可能性がある

シートに脚を取り付ける際に、足で押さえながらアルミポールを弓形に引っ張る必要があります。
靴を履いた状態でしっかりと固定しないとアルミポールの取り付けは難しいのでしっかりと踏んで固定する必要があります。

実際に自分が寝る表の面を地面にベタっとつけてしっかりと固定する必要があります。
雨が降ったり霜が降りていて地面の状態が悪い時の設営には若干の抵抗があります。

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シートの表面はツルツルとした素材なのでサッと拭けば汚れは簡単に落とせます。
グランドシートなどを併用するなどの工夫をすれば問題はないですが、少し気を使う必要があります。

値段が高い

軽くてコンパクトなギアは高価。
市場最軽量なウルトラライトコットも例に漏れず高価です。

サーマレストのウルトラライトコットの2024年3月の価格は下記です

レギュラーサイズで30,800円
ラージサイズで34,100円

スクリーンショット 2024-03-11 17.37.48

即決するには抵抗のある値段です。
ただ、中途半端なスペックのものを買うよりも満足度は高いと思います。

とにかく軽いコットならウルトラライトコット一択

サーマレストのウルトラライトコットをレビューしました。

多少気になる部分はありますが、個人的には買ってよかったギアです。

  • 軽量
  • コンパクト
  • 包まれるような寝心地

と高額ながら値段に対して満足できるクオリティのキャンプギアです。

ちなみにコピー品も出回っていますが壊れやすいという口コミが非常に多いです。

正規品でも組み立てをミスると簡単に壊れてしまうほど繊細な作りです。
粗悪なコピー品を選ぶくらいなら、最初から本物を買った方が結果的に経済的だと思います。

軽量でコンパクトなコットを探している方はぜひ!サーマレストのウルトラライトコットを検討してみてはいかがでしょうか?

当サイトではコットの情報をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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