キャンプで絶対に必要なギアといえば「テント」。
必需品であるテント選びでは失敗したくありませんよね。
初心者だけど、どのテントを選べばいい?
設営に自信がない!簡単なテントはどれ?
さまざまなメーカーが多種多様なテントを発売し、その種類は膨大。
初心者は「どれを買えばいいのだろう?」と迷ってしまうことも多いはず。
本記事では、初心者がテントを選ぶときのポイントとおすすめのテントを紹介します。

いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
初心者向けのテントとは?魅力と選び方のポイント
初心者が知っておくべきポイントを1つずつ説明していきます。
テントの種類

テントの代表的な種類は以下の3つ。
それぞれの特徴を紹介します。
ドーム型テント
ポールを2本交差させてドーム状の骨組みを作って組み上げるのがドーム型テント。
自立させるのも簡単で、キャンプ場などで多く見かける、一般的なテントのイメージに最も近いといえるでしょう。
荷物がかさばらず持ち運びやすく、初心者でも簡単に設営できます。

ロッジ型テント
数日間滞在する場合に人気なのがロッジ型テント。
家族全員が入れるほど広さが確保され、四角い形が居住性にすぐれているのが特徴です。
骨組みの数が多いため、設営に多少時間がかかりますが、グループで設営を行えば初心者でも問題なく使えます。

ワンポールテント
設営に自信がない方や女性にも人気なのがワンポールテント。
中心のポールを1本立てるだけで簡単に設営できるので、作業時間を大幅に短縮して設営できます。
ソロキャンプや日帰りキャンプにもぴったりで、気軽に使えるテントとして注目されています!

テント選び方のポイント
初心者がテントを選ぶときのポイントを紹介します。
2〜3万円前後の価格帯がおすすめ
初心者だと、どれくらいの頻度でキャンプするか分からないですよね。
道具にコストをあまりかけたくないという方もいるでしょう。
しかし、あまりにも安いテントは耐久性や使い勝手に問題が起きやすくおすすめできません。
初心者ならワンポール型テントドーム型テント
初心者にワンポールテントとドーム型テントをおすすめする理由は、どちらも設営が簡単という点。
ドーム型テントは、ペグを使って地面に固定する「ペグダウン」をするのも、ポールを立ち上げてテントの形にしてからでも可能です。
またワンポール型テントは、床面をペグダウンして固定し、中心にあるポールを立ち上げれば設営が完了するので、初心者にもやさしいといえます。
通気性がよく、耐水圧が高いテント
初心者は、通気性が良いテントがおすすめです。
通気性のほかに、雨が心配なときにそなえ、フロアの耐水圧が高めのものを選ぶと安心です。
初心者向けテントのおすすめ人気10選

初心者向けテントのおすすめテントを紹介します。
- Snow Peak「アメニティドーム」
- Coleman「タフシリーズ」
- DOD「ワンタッチテント」
- THE NORTH FACE「ストームブレイク 1、2」
- ロゴス「Tradcanvas Tepee&タープ350-BJ」
- ライペン(アライテント)「オニドーム2」
- mont-bell「レラドーム」
- 小川テント「アポロン」
- テンマクデザイン「サーカスTC」
- テンマクデザイン「炎幕DX」
Snow Peak(スノーピーク)「アメニティドーム」
スノーピークのテントが、初心者から上級者まで幅広い層に支持されている理由は、豊富なラインナップと使いやすさ。
ユーザーのレベルに合ったモデルを用意しているので「どれを選んでいいのか分からない」という初心者も安心!
初心者に特におすすめなのが「アメニティドーム」シリーズです。
アメニティドームは、その名の通りドーム型のテントで、一般的なドーム型テントと比べて前室部分のスペースが広めになっていることが特徴です。

Coleman(コールマン)「タフシリーズ」
安定した人気をほこり、信頼性が高いテントとして人気があるコールマンのテントは、耐久性と撥水性の高さが魅力。
特に「タフシリーズ」のテントは、従来のテントに多かった「設営のときにピンとポールが外れやすい弱点を解消する構造」になっています。
外れにくいアシストクリップを使用するよう改良されており、誰でも超簡単な設営が可能です。
そのため、初心者でも設営に心配がありません。

DOD「ワンタッチテント」
初心者でも設営が簡単にでき、なおかつソロキャンプや子供専用テントとして使えるのが、DOD の「ワンタッチテント」です。
ワンタッチで設営できる簡単さでありながら、室内が2人用のスペースを確保!
ソロキャンプでもストレスなく使用でき、子供用テントとして複数人でも使用できる点も利便性が高いです。
また、折りたたんでキャリーバッグに収納した状態の寸法が「長さ約70cm、直径約19cm」とコンパクトなので、持ち運びやすいのもメリット。

THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)「ストームブレイク 1、2」
ノースフェイスの「ストームブレイク」テントは、入門用テントとして初心者でも扱いやすいように開発したエントリーモデル。
重量は約1.4kgと非常に軽く、女性でも持ち運べる重さなので、車やバイクなどを使わずに公共交通機関で移動する際にも助かります。
設営も非常に簡単で使い勝手が良く、慣れれば10〜15分程度で設営を完了させることが可能。
耐風性にも優れているので、春先など風が強い時期のキャンプでも安心!
ロゴス「Tradcanvas Tepee&タープ350-BJ」
ロゴスTradcanvas Tepee&タープ350-BJは、テントとタープのセットで4万円台と非常にコスパがいいモデルです。
ちなみにロゴスの同程度のサイズのツールームテントの価格は6万円~なので、ティピー&タープのほうが価格が抑えられていますよね。
また、ツールームテントにはないメリットとして単体利用が可能なところもポイントです。

ライペン(アライテント) 「オニドーム2」
日本屈指の老舗テントメーカーアライテントの「オニドーム2」。
パックパックに入れて移動し、山での使用を想定した山岳テントです。
透湿素材のインナーテントと防水素材のフライシートの2層構造(ダブルウォール)タイプなので、1層構造(シングルウォール)よりも結露に強く、冷たい外気を遮断できます。
下記では、実際にオニドーム2を愛用してわかったメリット・デメリットを詳しくレビューしています。

mont-bell「レラドーム」
夏キャンプを涼しく楽しむなら、mont-bell「レラドーム」で決まり!
全面のメッシュとレインフライの前後にあるベンチレーションで、気持ちよく風が循環します。
軽めの4人用テントなので、室内をゆったり使いたいバイクキャンパーにもいいですね。
こちらの記事では「mont-bellのおすすめテント」を紹介しています。

小川テント「アポロン」
「アポロン」はファミリーにぴったりの5人用トンネル型テント。
横幅435cm・奥行き320cmで正方形に近い形状で、区画サイトでも設営しやすい程よい大きさがうれしいですね。
天井高も205cmあり圧迫感はありません。
総重量23.0kgと運ぶのが大変であるものの信頼できるしっかりとした作りで、慣れれば設営もスムーズになります。

テンマクデザイン「サーカスTC」
定番ではなく数量限定商品ですが、販売は継続されています。
コットン混紡生地のため通年使用でき、ソロ~親子4人までに対応。
通年使えるテントは、他メーカーでもだいたい4万円〜ですが、サーカスTCは3万円代!
人気ブランドでコスパの良さ重視ならこれ!

テンマクデザイン「炎幕DX ver.2」
キャッチフレーズは「炎と生きる孤島のオールソロテント」。
こちらはコットン100%のため、火にも強く通年使用可能。
まさに、野営を楽しむためのテントです。

おすすめの人気ドームテント比較一覧表
製品名 | アメニティドーム![]() |
タフシリーズ![]() |
ワンタッチテント![]() |
ストームブレイク![]() |
ロゴスTradcanvas Tepee&タープ350-BJ![]() |
オニドーム2![]() |
レラドーム![]() |
アポロン![]() |
サーカスTC DX![]() |
炎幕DX ver.2![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | 一般的なドーム型テントと比べて前室部分のスペースが広め。 | 軽従来のテントに多い弱点を解消する構造。 外れにくいアシストクリップを使用するよう改良されていて誰でも超簡単な設営が可能。 |
ワンタッチで設営でき、2人用のスペースを確保。 子供用のテントとしてなら複数人でも使用可能。 |
入門用テントとして初心者でも扱いやすいように開発したエントリーモデル。 慣れれば10〜15分程度で設営可能。 |
ロゴスの同程度のサイズのツールームテントの価格は6万円~なので、ティピー&タープのほうが価格が抑えられています。 | 軽くてコンパクトなので徒歩やツーリングキャンプにおすすめ | 風通しのいい全面メッシュのテント。夏キャンプにイチオシ | ファミリーにぴったりサイズのガッシリとした5人用トンネル型テント。 | コットン混紡生地で通年使用可能。コスパが良い。 | コットン100%で火に強く、野営を楽しめる。 |
形状 | ドーム型 | ドーム型 | ワンタッチ型 | ドーム型 |
ティピー型/タープ付属 | ドーム型 | ドーム型 | トンネル型 | ティピ型 | シェルター型 |
人数 | 4〜5人 | 5人 | 2人 | 1人 | 6人 | 1人 | 4人 | 5人 | 2名 | 1人 |
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初心者におすすめテントの評判・口コミを徹底調査
初心者向けテントに関する口コミを調査してみました。
良い口コミ
ワンタッチの使いやすさは、やはり格別のようですね。
設営したあとのスタイルがかっこいいという声もありますし、初心者向けとしてもおすすめなのは確かです。
悪い口コミ
収納時の大きさは、人によって使いにくいと感じることもあるようです。
「通気性確保のための通気孔が欲しい」という意見もありました。
キャンプに慣れてくると初心者向けテントを卒業し、もっと上のカテゴリーが欲しくなるようです。
初心者向けのテントよくある質問と回答(Q&A)

初心者が気になるテントに関する質問と回答を紹介します。
Q:テントのメンテナンスはどうすればいいの?
テントの使用後は、汚れをしっかり落とすことが大切です。
湿気が残っていると生地がカビてしまったり、嫌なニオイが残るので、洗ったあとはよく乾燥させることも重要です。
Q:テントが壊れてしまった場合はどうすればいいの?
まずはメーカーの公式サイトやカスタマーサービスに問い合わせましょう。
メーカーごとに異なる場合もありますが、ほとんどは一定期間の保証期間が設けられています。
Q:本当に1人でもテントの設営はできるの?
本記事で紹介したドームテントやワンタッチテントは、1人で設営ができるように設計されています。
ドーム型テントは、初心者でもキレイに設営できるように工夫されているものが多く、ワンポール式のテントであれば、真ん中のポールを立てるだけで設営が完了します。
初心者向けテントまとめ
本記事では、これからアウトドアを始める方でも使いやすい、初心者向けテントについて紹介しました。
- ドーム型やワンタッチ型のテントがおすすめ
- 価格帯は最低でも2〜3万円のものが安心
- 通気性や耐水性、耐風性を確認する
以上の3点を抑えて選べば、きっと自分にあったテントを見つけることができます。
迷っても、ショップのスタッフが気軽に相談に乗ってくれるはずです。
自分に合った最適なテントを見つけましょう!