おしゃれキャンパーの間で人気の「コットンテント」。
白やベージュなどのナチュラルカラーと、ひと際目立つデザインが魅力のテントです。
通気性と保温性に優れたコットンテントは、一年中アウトドアを満喫したい本格キャンパーの味方。
丈夫で寿命が長く、テントの中で焚火ができるアイテムもあります。
本記事では、コットンテントの機能性や魅力、おすすめアイテムを紹介します。
いちろー
キャンプ歴10年のベテランキャンパー。泳げないのに海キャン・川キャンが大好きでギアへのこだわりは非常に強く、ブランドや価格帯にこだわらず、使い勝手の良いギア・コスパの良いギアを好む。
Index
コットンテントの魅力とアイテム選びのポイント
コットンテントが人気な理由と選び方のポイントを紹介します。
綿だけではない?コットンテントの素材
コットンテントの生地は、100%コットンのほかにTC素材があります。
100%コットンのテントは、断熱性が高い綿に撥水加工がしてある生地。
TC素材は、柔らかい肌ざわりの綿に速乾性に優れたポリエステルを混紡したハイブリッド繊維のことです。
特に、コットンとポリエステルの良いとこどりをしたTCは、コットンテントの主流。
TC素材が使われているテントは下記の記事も参考にしてくださいね!
結露しにくいオールシーズン対応
コットンテントは、季節に関係なく1年中キャンプをしたい人におすすめ。
通気性と断熱性の良さから、夏は涼しく冬は中の熱を逃さず、あたたかい環境づくりをしてくれます。
内部の風通しを良くするとクールに、中に暖炉を置くとホカホカ温まれる優秀さ!
テント生地が水分を吸収するので、お泊りキャンプでありがちなテント内部の結露も起きにくいです。
寿命が長いコットンテント
コットンテントは丈夫なので長く使えます!
例えば、コアなキャンパーに人気のヨーロッパ発ビンテージテントは、2〜30年前に作られたコットンテントがほとんど。
特に有名な仏マルシャル社製のビンテージ物は、今は製造されていませんが健在です。
徹底した管理が、コットンテントの寿命を延ばすポイントといえるでしょう。
おしゃれで幅広い形状デザイン
「コットンテントといえばティピテント!」と思っている人が多いかもしれません。
アメリカ先住民の移動用住居が元になっているワンポール型ティピテントは、エキゾチックで独特の雰囲気がありますよね。
コットンテントの形状は、ティピに限らずおしゃれな形状が多い!
他にもベル型、ロッジ型、Aフレーム型と幅広いので、選択肢が多いです。
何人用?重さで選ぼう
コットンテントを買うなら重さは要チェック。
ポリエステルやナイロン製のテントに比べて厚みのあるコットンは、格段に重くなります。
さらにキャンプ場では、テント生地が湿気を吸ってもっと重くなるので注意!
重さを考えて、できるだけ使用人数にあわせたサイズを選びましょう。
コットンテントのおすすめ人気5選
コットンテントのおすすめ人気アイテムを紹介します。
- 人気のベル型!ノルディスクの定番「アスガルド12.6」
- 手頃に楽しめる!TENT FACTORY「TCワンポールテント180V」
- ワンタッチで簡単設営!快適なDOD「カンガルーテントS」
- Tentipiの売れ筋人気のティピ「ジルコン 15 CP」
- コットンテントらしさ満喫!tent-Mark DESIGNS「サーカスコットンバージョン」
人気のベル型!ノルディスクの定番「アスガルド12.6」
北欧ブランドNordisk(ノルディスク)のワンポール型テント「アスガルド12.6」。
コットン(35%)とポリエステル(65%)のテクニカルコットン素材で、季節に関係なく心地よい居住性が魅力のテントです。
ノルディスクの中で1番の売れ筋で、コットンテントデビューしたい人におすすめ。
アスガルドシリーズは、ほかに1〜3人用と3〜8人用がありますが、アスガルド12.6はちょうど中間の2〜6人用。
天井の高い内部は快適な解放感が魅力!
こちらの記事では「ノルディスクのおすすめテント」を紹介しています。
手頃に楽しめる!TENT FACTORY「TCワンポールテント180V」
「機能的だけど、海外製のコットンテントは高い!」と思っている人におすすめのTENT FACTORY(テントファクトリー)「TCワンポールテント180V」。
2万円台から買えてしまうコスパ抜群のコットンテントです。
人気のTC素材で快適性にすぐれ、雨にも強い耐水圧2000㎜。
耐水圧とは、繊維の防水性を見る目安で、こちらのテントの耐水圧なら、多少の雨で水がしみでることはありません。
ワンポールで設営が簡単なため、カップルや夫婦でサクッとキャンプしたい人にも最適です。
こちらの記事では「TENT FACTORYのおすすめテント」を紹介しています。
ワンタッチで簡単設営!快適なDOD「カンガルーテントS」
DOD(ディーオーディー)「カンガルーテントS」は、紹介アイテムの中で最も異色の設計。
「カンガルー」という名前のごとく、大型テントの中にはる就寝スペースとしてインナーテントの役割を果たします。
ワンタッチで簡単に設営はもちろん、コットンテントらしい通気性と保温性を求めている人に最適。
コットン100%なので、冬でも結露をできるだけ抑えてテント内で快適に過ごせます。
フライシート(別売)をつければ単体でも使えるので、クールなサマーキャンプにも。
こちらの記事では「DODのおすすめテント」を紹介しています。
Tentipiの売れ筋人気のテンティピ「ジルコン 15 CP」
最大16人収容できる大型ティピテント「ジルコン 15 CP」。
スウェーデンのテントメーカーTentipi(テンティピ)のワンポール型テントです。
コットンとポリエステル混紡素材を使い、雨風に強く秋冬のキャンプでも結露しにくくなっています。
テント内部はとても広く、直径はなんと6m!
中で焚火が可能で、家族親戚との団らんやサークルやクラブの集まりにおすすめです。
天井や下部のベンチレーションシステムがあるので、空気の入れ替えがしやすいのもGOOD。
こちらの記事では「Tentipiのおすすめテント」を紹介しています。
コットンテントらしさ満喫!tent-Mark DESIGNS「サーカスコットンバージョン」
撥水加工済みのコットン100%の風合いと、通気性の良さが魅力の「サーカスコットンバージョン」。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)の人気のワンポール型テント「サーカスTC」の姉妹品です。
おしゃれなデザインはそのままで、快適性の高い100%コットン生地をとりいれているため、デザインも機能性も両方満喫したい人におすすめです。
通気性がよく夏はクールに、冬は断熱性のよさで暖をとりながらあたたかく過ごせます。
外国製のコットンテントよりリーズナブルなのも魅力。
こちらの記事ではtent-Mark DESIGNSのおすすめテントを紹介しています。
コットンテントのおすすめ人気アイテム一覧表
コットンテントのおすすめ人気アイテムを比較しました。
製品名 | アスガルド12.6 |
TCワンポールテント180V |
カンガルーテントS |
ジルコン 15 CP (画像引用:Pharus 公式) |
サーカスコットンバージョン |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | 季節に関係なく心地よい居住性が魅力のワンポールテント | 2万円台から買えるコスパ抜群のコットンテント | 就寝用スペースに最適なコットンテント | 焚火可能!イベントや家族親戚との団らん用に最適 | 人気のワンポール型テント「サーカスTC」の姉妹品 |
素材 | テクニカルコットン(コットン35%、ポリエステル65%) | TC(コットン65%・ポリエステル35%) | コットン100% | コットン・ポリエステル混紡素材(CP) | コットン100%(表面撥水加工) |
重量 | 21kg | 9.3kg | 約4.3kg | 約21.7kg | 約13.5kg |
人数 | 2~6人 | 1~2人 | 2人 | ~16人 | 2人 |
コットンテントの評判口コミを徹底調査
コットンテントの評判口コミを調査してみました。
良い口コミ
コットンテントの中で、薪ストーブが使えて暖かいことが高評価。
冬キャンプのために購入したという人もいました。
デザイン性もすばらしく、キャンプ好きな女子に「かわいい」とも。
家のようなおしゃれな外観と、快適な居住性が支持されています。
悪い口コミ
重量を気にするコメントが見られました。
確かにコットンテントが重いことは否めず、100%ポリエステル素材のテントと比べるとずっしり。
また、値段が高いという意見も。
しかし、コットンテントは寿命が長いので、長期間活用すれば決して高い買い物にはならないでしょう。
キャンプ場で乾燥が難しいというコメントもありました。
コットンに限らず、テント生地は使用後に良く乾かさないとカビやすいので、メンテナンスが大切です。
コットンテントによくある質問(Q&A)
コットンテントについてよく聞かれる質問をまとめました。
コットンテント使用後のメンテナンス方法は?
コットンテントは、使用後に汚れをふきとって完全に乾かしてください。
できれば、キャンプ場でテントを組み立てた状態で乾燥させるのが理想的。
雨や湿気でぬれてしまい、乾燥が間に合わない場合でも、使用後2~3日以内に乾かすことをおすすめします。
そして、完全に乾いた状態で収納袋にしまいましょう。
雨の日でも使えますか?
使用できます。
多くのコットンテントには撥水処理がされているので、台風や豪雨の中数日宿泊するような極端な環境でないかぎり、布が水を通してしまうことはまずありません。
それでも心配な人は、購入するときにテント生地の耐水圧を参考にしてください。
耐水圧350㎜から2000㎜くらいのアイテムが多いです。
ちなみに一般的な傘の耐水圧は500㎜ほどです。
コットンテントの寿命はどれくらいですか?
コットンテントの耐久年数はメーカーによって異なりますが、15年位を目安に考えましょう。
実際は、テント生地の素材や使用頻度、保管状態によって変わってきます。
耐水・撥水機能が低下したら対応が必要ですが、使用後に管理を徹底し適切な保管方法をとれば長く使用可能です。
テントが壊れたら修理できますか?
コットンテントの部品が破損したり壊れたりしたら、購入した販売店に修理依頼をしてみてください。
メーカーによっては、保証期間があるアイテムもあります。
ほとんどのメーカーは、販売店を通して部品販売や修理対応をしています。
おすすめ人気のコットンテントまとめ
通気性・断熱性にすぐれ、オールシーズン活躍するだけでなく、キャンプサイトで映えるおしゃれなコットンテント。
- おしゃれなデザイン
- 優れた通気性と断熱性
- 焚火可能なモデルもある
- オールシーズン使える
- 快適な居住空間
- きちんとメンテナンスすれば長く使える
ぜひお気に入りのコットンテントを見つけてみてください。
ワンランク上のキャンプライフを満喫しましょう!