キャンプで寝袋を使うとき、結露でへたってしまった、土で汚れてしまった経験はありませんか?
そんなアウトドアシーンであると便利なのが、シュラフカバーです。
しかし、具体的にどのような種類や機能のものを選べば良いのか、迷ってしまいますよね。
今回は、シュラフカバーのおすすめ10選と選び方を詳しく紹介!
おすすめのメーカーをもとに、冬に使える人気アイテムを中心にピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。
ひろ
新しいキャンプグッズに目がなく、商品を購入した週末には予定を立ててしまうくらいのキャンプ好きで、公共交通機関で行けるキャンプ場を探すのが得意とする、旅好きの女性ソロキャンパー。
シュラフカバーとは?必要性はある?
シュラフカバーとは、キャンプなどのアウトドアアクティビティで使用するために設計された寝具カバーです。
シュラフをカバーすることで、結露で濡れたり土で汚れるのを防いだりといった役割を果たしてくれます。
キャンプなどの野外活動は環境が厳しいことがあるため、耐久性や耐摩耗性に特化した素材で作られているのがポイント。
また、軽量でコンパクトに収納できるため、寝袋と合わせて運びやすいのも魅力です。
基本的にシュラフだけでも寝ることはできるので、シュラフカバーはいらないのではという意見もあります。
しかし、冬は保温効果を高め、夏はシュラフカバーのみを寝袋として使用することも可能なため、あるととっても便利!
特に、冬キャンプで暖かさを求めている方や、頻繁に連泊する方の快適な睡眠を手助けしてくれるのでおすすめです。
シュラフカバーのメリット・デメリット
シュラフカバーを使うメリットとデメリットをそれぞれ確認していきましょう。
メリット
なんといっても、シュラフを結露や汚れから守ってくれる役割を持っている点が一番のメリットです!
寝袋は水に濡れると保温性が低くなってしまいますが、カバーで保護することにより空気の層が生まれ、温かい空気を含むことができます。
そのため、寒い冬のキャンプや登山では防寒対策として使用することも可能です。
また、寝具を摩擦や破損から保護し、長期的に使えるようサポートしてくれるのもポイント。
万が一汚れてしまっても、カバーをしていれば外すだけで簡単に洗えるため、メンテナンスの手間を軽減できます
デメリット
保温性を確保できるメリットがある反面、汗によって蒸れやすくなってしまうのがデメリット。
寝袋に加え、体を覆うものが増えてしまうので、蒸れによる不快感を覚えてしまう可能性があります。
できれば透湿性の高い素材を使用したシュラフカバーを使って、負担を軽減するようにしましょう。
また、シンプルに荷物が増えてしまうので、携行性に優れていたり重量が軽かったりと、収納しやすさも重視したものを選ぶと良いかもしれません。
シュラフカバーの選び方
ここからは、シュラフカバーを選ぶときに重視したいポイントを見ていきましょう。
レイヤー数で選ぶ
シュラフカバーのレイヤー数は、2レイヤーと3レイヤーの2種類があります。
春・夏・秋など保温性が重視しない季節に使いたいなら2レイヤー、オールシーズン使用したい、冬に暖かさを求めたいなら3レイヤーがおすすめ!
その理由とそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
持ち運びやすさを重視したいなら2レイヤー
2レイヤーは表地・防水透湿素材の2層構造で、裏地がない分かなり薄くてコンパクトなのが魅力です。
シュラフを使ったときに寝返りを打ったり、体勢を変えたりしやすい点が優れたポイント。
収納したときのサイズも小さくおさまるため、持ち運びの負担を減らしたい方に向いています。
使い勝手を追求したいなら3レイヤー
3レイヤーは寝袋単体としても使いたい方にぴったり。
表地・防水透湿素材・裏地の3層で作られているため保温性があり、耐久性も高く劣化を防いでくれます。
ただし、レイヤー数が多いほど寒さには強くなるものの、折りたたみにくく重さも増えるので注意しましょう。
サイズで選ぶ
使用している寝袋よりも、少し大きなサイズを選ぶようにしましょう。
シュラフカバーのサイズが小さいと、寝袋が潰れてダウンを圧縮し、保温効果を軽減させてしまいます。
しっかりと空気の層を生み出すためにも、なるべくワイドタイプのアイテムを使うのがおすすめです。
防水・撥水加工で選ぶ
シュラフカバーの素材に、防水・撥水加工が施されているかもチェックすることが大切です。
特に冬キャンプでは、テントの中まで結露が生じるため、水濡れに強い防水加工商品を選ぶことが必要不可欠。
また、撥水加工により濡れからシュラフを守るだけではなく、汚れてもメンテナンスがしやすい点も魅力です。
しかし、加工されることにより通常のシュラフカバーよりも価格が高くなってしまう懸念もあります。
キャンプや登山などの使用シーンに合わせて、どの程度の防水・撥水加工を求めているのか、考えてから購入するようにしましょう。
伸縮性で選ぶ
伸縮性がある素材だと寝返りが打ちやすく、快適な寝心地をサポートしてくれます。
裏地にストレッチ性があるものは、寝返りのときに摩擦が減るのでストレスなく使用可能。
なお、封筒型のシュラフカバーだと、ゆとりがあり就寝中の動きやすさが向上するのでおすすめです。
ファスナーやジッパーの仕様で選ぶ
寝袋からスムーズに出入りするために、ファスナーやジッパーの仕様も確認しておきましょう。
開け閉めすることでシュラフカバー内の温度を調整可能できますが、位置によって使い勝手が変わってきます。
内側からも開けられるダブルジッパーや、サイドファスナーが付いているタイプだと動きやすくておすすめです。
シュラフカバーのおすすめメーカー
ここでは、シュラフカバーのおすすめメーカーを3つ紹介します。
人気アウトドアメーカーからも様々なアイテムが販売されているので、チェックしてみてください。
モンベル(montbell)
1975年に創業されたアウトドア用品メーカーで、気候や風土、日本人に合った機能を備えた商品を販売しているモンベル。
独自の防水透湿素材であるブリーズドライテックを採用するとともに、保温性、通気性が優れているモデルを数多くリリースしています。
携行性にも優れた設計を施しており、荷物を軽くしたい方におすすめです。
ナンガ(NANGA)
1941年に滋賀県米原市でスタートした国産羽毛商品メーカー。
シュラフやジャケット、パンツなどの登山アパレルを中心に生産しており、ダウンの質や保温性が優れた高品質なアイテムが人気を集めています。
オールシーズン使える素材感の良さと、コストパフォーマンスを抑えた魅力的なシュラフカバーを展開しているのが魅力です。
イスカ(ISUKA)
大阪に本社があるイスカは、1979年に設立し、寝袋やシュラフの専門メーカーとして製品を開発してきました。
防水や透湿性に優れた素材を使った登山用寝袋を中心に販売し、アウトドアユーザーの快適な睡眠をサポートしています。
季節やシーンに寄り添った幅広い種類を用意しており、価格も比較的安いため自分の好みに合わせて選びやすいのが特徴です。
シュラフカバーのおすすめ人気10選
ここからは、人気のシュラフカバーを10選ピックアップして紹介します。
- ナンガ「ウォータープルーフ スリーピングバッグカバー」
- イスカ「ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー」
- バイレス「ゴアリップシュラフカバーシーム2」
- ワークマン「イナレム ギア シュラフカバー」
- オクトス「透湿防水タフシュラフカバーレギュラー」
- アライテント「Eシュラフカバー」
- モンベル「ブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー」
- ファイントラック「エバーブレススリーピングバッグカバー」
- プロモンテ「ライトウエイト3レイヤーシュラフカバー」
- ヘリテイジ「eVent ファスナー付シュラフカバー」
ナンガ「ウォータープルーフ スリーピングバッグカバー」
安心で高品質の羽毛を使った、ナンガのウォータープルーフ スリーピングバッグカバー!
防水性と透湿性に優れた2.5レイヤーのカバーで、雨や結露などによる濡れを防ぐことができます。
汗などの湿気は逃しつつ汚れも防止してくれるため、秋冬シーズンに活躍すること間違いなし。
ダブルファスナー付きで出入りがしやすく、カバー内の温度も簡単に調整もできます。
使用サイズ | 220×85cm |
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収納サイズ | 11×13cm |
重量 | 約505g |
素材 | 50dnポリエステル |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 2.5レイヤー |
加工 | 防水加工 |
イスカ「ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー」
防水・透湿機能に優れたゴアテックス素材を使用した、ゴアテックスインフィニアムシュラフカバーです。
水を弾いて浸透させず、フード部分は立体裁断により圧迫感を抑えてくれます。
サイドのファスナーは60cmまで下がるので、寝袋を出し入れしやすいのも魅力。
ドローコードがついているので、フィッティング調整ができるのも嬉しいポイントです。
使用サイズ | 209×87cm |
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収納サイズ | 22×8cm |
重量 | 約362g |
素材 | ゴアテックス |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | 防水加工 |
バイレス「ゴアリップシュラフカバーシーム2」
ゴアリップシュラフカバーシーム2は大きめサイズで、冬用寝袋のカバーとしても使えます。
30デニールのゴアテックスを使用しており、縫い目はフルシーム加工で防水性が高い点も人気の理由。
また、サイドジッパーは74cmと長めなので、開け閉めが楽にできるのも嬉しいポイント。
春から秋の登山や、夏の寝袋単体としても使用可能なので、1つ持っておくとオールシーズン活躍するでしょう。
使用サイズ | 205×88cm |
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収納サイズ | 直径10×24cm |
重量 | 約425g |
素材 | GORE-TEX 3レイヤー 30デニールナイロンリップストップ |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | 防水加工 |
ワークマン「イナレム ギア シュラフカバー」
ワークマンが販売している、イナレム生地を採用した封筒型のシュラフカバー。
内側はキルティング生地で保温性が高いため、寒い季節でも暖かく重宝できるアイテムです。
折りたたんでもサイズが大きめなので、オートキャンプや荷物が多くても問題ないアウトドアのときに使うのがおすすめ。
収納袋付きで持ち運びもしやすく、保管したときも汚れがつきにくいところもメリットといえるでしょう。
使用サイズ | 197×88cm |
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収納サイズ | 円周59×48cm |
重量 | 約900g |
素材 | ポリエステル |
形状 | 封筒型 |
レイヤー数 | 記載なし |
加工 | 記載なし |
オクトス「透湿防水タフシュラフカバーレギュラー」
特殊コーティングにより耐水圧と透湿性を実現した、透湿防水タフシュラフカバーレギュラー。
軽量でコンパクトなシュラフカバーで、シーツや非常時のビバーグとしても使えます。
ファスナーはダブルジッパー仕様かつ、上下どちらからでも開閉可能なのが魅力。
保温性も高いため、夏キャンプのシュラフとして愛用するユーザーからも高く評価されています。
使用サイズ | 220×94cm |
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収納サイズ | 18×11×5cm |
重量 | 約300g |
素材 | 15dn透湿防水マイクロリップナイロン |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 2.5レイヤー |
加工 | 防水加工 |
アライテント「Eシュラフカバー」
重量が約260gとかなり軽量で、収納サイズもコンパクトなシュラフカバーです。
透湿性の優れた高通気エントラント生地を採用しているため蒸れにくく、快適な睡眠環境をサポート。
ファスナーレスタイプで保温性もしっかりと確保してくれます。
キャンプだけでなく登山に持ち運びたい方や、体格が大きめの方におすすめのアイテムです。
使用サイズ | 215×85cm |
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収納サイズ | 26×20cm |
重量 | 約260g |
素材 | 15dnリップストップナイロン3レイヤード高通気エントラント |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | なし |
モンベル「ブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー」
人気アウトドアメーカーモンベルのシュラフカバーで、独自開発したブリーズドライテックを使用しているのが特徴。
耐水圧が高く透湿性も優れていながら、肌触りの良いモデルとして有名です。
裏地には起毛素材を採用し、保温性も確保できるため寝心地も抜群。
超耐久撥水性を備えているので、メンテナンスも簡単に行うこともできます。
使用サイズ | 225×77cm |
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収納サイズ | 直径11.5×27cm |
重量 | 約490g |
素材 | ブリーズドライテック™3レイヤー |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | 防水加工 |
ファイントラック「エバーブレススリーピングバッグカバー」
独自開発の防水透湿素材を使用した、エバーブレススリーピングバッグカバー!
ドローコード付きで温度調整もしやすく、ファスナーがないので軽量なのも優れたポイントです。
手軽で持ち運びやすく伸縮性も高いため、寝袋単体としても寝心地良く使えます。
ただし全体的に細身なサイズ感なので、寝袋が入るかどうか事前にチェックしておきましょう。
使用サイズ | 220×76cm |
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収納サイズ | 12×8.5×8.5cm |
重量 | 約220g |
素材 | ナイロン |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 2.5レイヤー |
加工 | 記載なし |
プロモンテ「ライトウエイト3レイヤーシュラフカバー」
東レと共同開発した防水透湿素材の3レイヤー生地を使用した、ライトウエイト3レイヤーシュラフカバーです。
内部まで水が侵入することなく、快適な使い心地をサポートしてくれます。
もちろん通気性も優れているため、シュラフの中が蒸れにくい点も高評価。
結露がしにくい仕様なので、悪天候や秋冬にも使いやすいでしょう。
使用サイズ | 215×85cm |
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収納サイズ | 21×8×7cm |
重量 | 約320g |
素材 | 20Dナイロンリップストップ |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | 防水加工 |
ヘリテイジ「eVent ファスナー付シュラフカバー」
耐水性、透湿性、通気性の高さが魅力の快適な軽量シュラフカバーです。
ファスナーの位置は左に傾斜しているため、右手でスムーズに動かしやすいのが魅力。
また、寝ているときに顔周りにスライダーが当たって不快に感じる心配もありません。
Mサイズに加え、SサイズとLサイズも販売しているため、携行性に応じて好みのものを選びやすいです。
使用サイズ | 220×82cm |
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収納サイズ | 記載なし |
重量 | 約330g |
素材 | 30Dナイロンリップストップ・eVent®ウインドプルーフ3レイヤー |
形状 | マミー型 |
レイヤー数 | 3レイヤー |
加工 | なし |
シュラフカバーのまとめ
- シュラフを結露や汚れから守ってくれる役割を持っている
- シュラフカバーのみを寝袋として使用することも可能
- 使用している寝袋よりも少し大きめサイズを選ぶと良い
- ダブルジッパーやサイドファスナーが付いているタイプだと動きやすい
- 春・夏・秋などは2レイヤー、オールシーズンや冬は3レイヤーがおすすめ
いざというときにあると役立つシュラフカバーは、結露を軽減させ汚れから守ってくれる優れものです。
絶対に必要なギアとはいえませんが、冬キャンプでは寒さを軽減させ保温性を高めてくれるため、あるととっても便利!
また、持ち運びやすさを重視したコンパクトで軽量なアイテムも、数多く販売されています。
この記事を参考にサイズや素材などにも注意しながら、お気に入りのものをぜひ見つけてみてください。